社会保険労務士の試験制度

まずはざっくり試験制度を知ろう。


目次


社会保険労務士の試験制度

試験日程

社会保険労務士試験は、選択式試験と択一式試験によって、年に一度、8月下旬に行われます。

受験手続・出願 例年4月中旬~5月下旬
試験日 例年8月 第4週目の日曜日
合格発表 例年11月中旬


最新の詳しい試験日程を見る


試験当日の持ち物・スケジュール・注意点



受験料

15,000円

令和3年度(2021年度)の社会保険労務士試験より、前年度までの受験料9,000円から6千円引き上げられ、15,000円となることが2021年1月29日の官報で発表されました。


受験案内・願書の入手方法


受験資格

社会保険労務士試験を受験するためには、次のいずれかの受験資格が必要です。下記以外にも社会保険労務士の受験資格がございますので、必ず受験資格の有無をご確認ください。※受験資格の一部抜粋となります。受験資格に関しての詳細は、「全国社会保険労務士会連合会試験センター」まで直接お問い合わせください。

学歴 ・4年制大学で在学中の者を含む一般教養科目の学習の終わった方
・大学(短期大学を除く)において62単位以上を修得した方
・短期大学または高等専門学校(高専)を卒業した方
資格 ・司法試験第1次試験に合格した方
・行政書士となる資格をお持ちの方
職歴 ・国家公務員または地方公務員として行政事務に従事した期間が通算して3年以上になる方
・社会保険労務士または弁護士業務の補助の事務に従事した期間が通算して3年以上になる方
・国または地方公務員として労働社会保険諸法令に関する事務に従事した期間が通算して3年以上になる方
・労働組合の職員又は法人等若しくは事業(但しこのうち特別な判断を要しない単純な事務は除く)に従事した期間が通算して3年以上になる方


受験資格を詳しく見る


社会保険労務士試験の試験科目

出題科目は、「労働関係科目」と「社会保険関係科目」の2つに大きく分けることができます。試験科目が多く、出題範囲が広いため、いかに効率よく学習するかが短期合格のカギといえます。

試験科目 選択式 計8科目(配点) 択一式 計7科目(配点)
労働基準法及び労働安全衛生法 1問(5点) 10問(10点)
労働者災害補償保険法 1問(5点) 10問(10点)
雇用保険法 1問(5点) 10問(10点)
労務管理その他の労働に関する一般常識 1問(5点)
10問(10点)
社会保険に関する一般常識 1問(5点)
健康保険法 1問(5点) 10問(10点)
厚生年金保健法 1問(5点) 10問(10点)
国民年金法 1問(5点) 10問(10点)
合計 8問(40点) 70問(70点)

注1)択一式試験の「労働者災害補償保険法」及び「雇用保険法」は、それぞれ問題10問のうち、3問が「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」から出題されます。

注2)選択式試験の「労働者災害補償保険法」及び「雇用保険法」は、「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」からの出題はありません。


各科目の学習方法について詳しく知る



社会保険労務士試験の合格基準

試験形式は「選択式」と「択一式」があり、いずれもマークシート形式です。選択式試験及び択一式試験のいずれも合格基準点以上の得点で合格となります。※合格基準点については、各年度毎の試験問題に難易度の差が生じることから、試験の水準を一定に保つため、各年度において、総得点及び各科目の平均点及び得点分布等の試験結果を総合的に勘案して補正が行われることがあります。

■「選択式」試験の合格基準

選択式試験は、各問題の文章中に5つの空欄があり、選択肢の中から適切な語句を選択する試験形式となります。全8問の出題となり、配点は、各問5点とし、1科目5点満点、合計40点満点です。

令和2年度(2020年度)の合格基準点:総得点25点以上かつ各科目3点以上(ただし、労務管理その他の労働に関する一般常識、社会保険に関する一般常識及び健康保険法は2点以上)

■「択一式」試験の合格基準

択一式試験は、問題に対する解答を5つの選択肢から1つ選ぶ「五肢択一式」の試験形式となります。配点は、各問1点とし、1科目10点満点、合計70点満点です。

令和2年度(2020年度)の合格基準点:総得点44点以上かつ各科目4点以上


社会保険労務士試験の難易度は?受験者数・合格者数・合格率

平成19年度(2007年度)以降の合格率は、高い年で10.6%、低い年では2.6%です。ここ3年ほどは、6.3%、6.6%、6.4%と難易度は安定しております。合格率は1桁%と確かに難関資格ではありますが、他方で、1年内という短期間で合格される方もいます。

受験者数 合格者数 合格率
平成19年度 45,221人 4,801人 10.6%
平成20年度 47,568人 3,574人 7.5%
平成21年度 52,983人 4,019人 7.6%
平成22年度 55,445人 4,790人 8.6%
平成23年度 53,392人 3,855人 7.2%
平成24年度 51,960人 3,650人 7.0%
平成25年度 49,292人 2,666人 5.4%
平成26年度 44,546人 4,156人 9.3%
平成27年度 40,712人 1,051人 2.6%
平成28年度 39,972人 1,770人 4.4%
平成29年度 38,685人 2,613人 6.8%
平成30年度 38,427人 2,413人 6.3%
令和元年度 38,428人 2,525人 6.6%
令和2年度 34,845人 2,237人 6.4%


社労士の難易度の理由は?


難易度を行政書士・宅建士と比べると?





社会保険労務士に短期間で合格するポイント

非常に試験範囲が広い社会保険労務士は、短期間で合格する人と、なかなか合格できない人と個人差の大きい試験です。できるだけ短期間で合格するにはどんな学習が有効か理解しておきましょう。

1.各科目をバランスよく学習する

社会保険労務士試験は、各科目ごとに合格基準点があるため、捨て科目や苦手科目をつくることはできません。1科目でも合格基準点に満たないものがあれば、合計得点に関係なく不合格となってしまいます。すべての科目を満遍なく得点できるようになることがポイントです。

2.出題を意識した学習をする

学習をスタートしたばかりの頃はテキストや参考書を読む時間が問題を解く時間よりも多くなりがちですが、短期合格のポイントはアウトプットまでの時間を短くすることです。知識を得たらすぐに問題集や過去問題を使って問題演習を行い、知識をアウトプットさせましょう。ついさっき読んだテキストの内容が、本試験では実際にどのように出題されているかを知ることにより、試験の練習になるだけでなくその後の知識の吸収をアップさせることができます。

3.効率的な学習方法・学習ツールを使う

社会保険労務士試験は試験範囲が膨大のため、全ての内容をノートにまとめたりすることは非現実的です。学習を便利にする手段やツールはなんでも使って、効率的に学習をすることを意識してください。

4.やめないで学習を続ける

最も重要なのは始めた勉強をやめないことです。世の中には様々な学習の方法があります。参考書を使った独学や、資格予備校に通学すること、オンライン講座を受講すること…。その中から自分に合った、学びやすくわかりやすく続けやすいツールを見つけ、それを一時の休息があったとしても、試験まで完走することが重要です。

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