社会保険労務士試験の白書対策のポイントとは?

社会保険労務士試験では、白書対策が難しいと聞きますが、有効な対策はあるのでしょうか?
白書や統計データをすべて網羅するのは非現実的ですので、的を絞り、データだけ抽出して理解につなげるなど要領よく勉強を進めてください。


「社労士試験の白書対策が一番難しい・・・」こんな声は少なくありません。白書のページは膨大で、すべてを読み込むのはほとんど不可能です。今回は、社会保険労務士試験対策でもっとも難所といわれる白書対策についてご説明します。


一般常識対策に必要な厚生労働白書

社労士試験で一般常識対策が必要なのは、次の2科目です。

  • 労務管理その他の労働に関する一般常識
  • 社会保険に関する一般常識

労務管理や社会保険に関する一般常識を覚えればいい、という単純な話ではありません。これらの科目で問われるのは、国内における労働や雇用、社会保険に関する最新知識です。

最新知識はどこで調べるのかといえば、直近で発表された厚生労働白書や労働経済白書、統計データからです。これらは毎年更新され、試験問題もその内容を反映した新しいものになります。つまり、一般常識対策は過去問や練習問題では対応できず、最新の厚生労働白書や労働経済白書を読んで知識を養う必要があるわけです。白書を読むといってもそう簡単ではありません。

労働経済白書は約400ページ、厚生労働白書は約500ページにもおよびます。これをすべて読むのは現実的ではないでしょう。もちろん、原書を当たらずとも白書対策のテキストで切り抜ける方法もありますが、最新版のものは手に入りません、主に資格試験向けの参考書は9月頃の出版ですが、労働経済白書や厚生労働白書の発表は9~10月です。そのため、学習に使用するテキストは古い白書の内容が反映されたものになります。雇用や労働問題に関する最新の動向や情勢分析に触れたいのなら、時間がかかっても公的機関発表の最新白書を読むしかありません。


一般常識科目を捨てるのはありか?

最新のテキストも使えず、過去問でも対応できない。そんな理由で一般常識対策を最初からあきらめる受験生もいます。しかし、社会保険労務士試験はすべての科目に合格ラインが設定されており、ひとつでもラインを割れば不合格です。まったく対策なしで試験合格を目指すなら、一般常識問題のまぐれ正解に期待するしかありません。一般常識問題が出題される2科目の配点は次のとおりです。

科目択一式選択式
労務管理その他労働に関する一般常識5問(5点)1問(5点)
社会保険に関する一般常識5問(5点)1問(5点)


他の科目がどんなに高得点でも、一般常識科目の得点が不足すれば合格できません。そのため、最初からあきらめるのは望ましいといえず、自分に合う学習方法で対策をとることが大切です。


前年度白書からの出題が多い

一般常識科目の出題傾向を見ると、試験の年の前年の白書からの出題が多いようです。つまり、2019年試験では、2018年の厚生労働白書(平成30年版)からの出題が予想されます。出題範囲が広いのが難点ですが、内容自体はそれほど難解ではありません。むしろ、法体系の仕組みの理解が求められる他の科目よりはずっと簡単です。あくまで一般常識ですので、新聞報道などでよく目にする用語を覚えるだけでも対策になります。

たとえば労働白書での頻出度が高い「完全失業率」ですが、これは単純に「求職者の割合」を指します。新聞やニュースでよく聞いたり見たりする経済用語は逐一チェックしておくことをおすすめします。


統計はデータだけでも押さえておく

一般常識対策では、統計に関する情報も押さえていくことが大切です。解説や分析を読み込む時間がなければ、発表データだけでもチェックしましょう。

<主な統計と動向調査>

  • 労働力調査
  • 職業安定業務統計
  • 雇用動向調査
  • 大学等卒業予定者の就職内定状況調査
  • 新規学卒就職者の離職状況
  • 賃金構造基本統計調査
  • 賃金引上げ等の実態に関する調査
  • 民間主要企業春季賃上げ要求・妥協状況
  • 就労条件総合調査
  • 高齢者・障がい者・外国人雇用状況
  • 雇用均等基本調査
  • パートタイム労働総合実態調査
  • 労使関係に関する労働統計
  • 人口動態統計月報年計の結果

専門講座の活用

過去問での対応は難しいですが、実戦に向けた練習にはなります。出題の傾向分析はもちろん、基本用語の理解にも役立つたため、ある程度過去問や練習問題を解くことも大切です。対策として専用テキストの購入もおすすめです。最新版の白書に対応していなくても、知識習得に役立ちます。より有益な情報を収集し、日々の学習対策に落とし込むのであれば、専門の通信講座の活用がよいでしょう。対策が難しい科目ほど、プロの講師からのアドバイスが力になります。最短ルートでの合格を最優先に考えるのなら、通信講座の利用も検討してください。


まとめ

社労士試験の科目対策のなかで、もっとも難しいといわれる一般常識対策。配点が少ない割には出題範囲が広く、効率よく学習することも難しいため、敬遠されがちです。白書や統計データをすべて網羅するのは非現実的ですので、的を絞り、データだけ抽出して理解につなげるなど要領よく勉強を進めてください。

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