独学で行政書士に合格できる?効率的な勉強法は?

行政書士試験は難易度高めの法律系試験であり、専門家を輩出するための国家資格でもあります。独学でクリアするにはハードルが高いのは事実ですが、大切なのは本人の努力と勉強方法。今回は、勉強方法を確立する前にぜひとも押さえておきたいさまざまな情報をお届けします。「誰の力も借りず自力で試験に挑みたいけど、正直不安……」という方は、ぜひ参考にしてください。

行政書士試験の受験を考えているのですが、この試験はどのような人たちが受験しているのでしょうか?
また、行政書士は一般的にはどのような人が行政書士に向いているのでしょうか?
男女の比率は7:3でした。今回は、行政書士試験の受験者データをご紹介するとともに、行政書士の適性についても触れてみます。


独学で合格できるかどうかは、努力と勉強法次第

行政書士試験は、司法試験・司法書士試験と並ぶ法律系資格試験で、想像される通り試験内容は決してやさしいものではありません。しかし、後者ふたつと比べて難易度は高くなく、かつ短期間で合格できると言われています。

それらのことを踏まえると、行政書士試験は独学でも合格しやすい雰囲気があります。独学で難関の国家資格試験を突破できるかどうかは、ひとえにその人の努力や勉強法にかかっていると言ってよいでしょう。向き不向きもありますので、自分の性格と照らし合わせ、よく検討して判断することが大切です。

独学で行政書士試験合格に必要な勉強時間は、1,000時間必要

あくまで目安ですが、行政書士試験に合格するためには、最低1,000時間の勉強時間の確保が大前提と言われます。仮に1年間のスパンで合格を目指すとするなら、毎日平均2.7時間の勉強時間を確保しなければなりません。1日換算で考えると大した時間ではないかもしれませんが、仕事をしながら、毎日欠かさず3時間弱の試験勉強をこなす生活は、それなりにストイックなものとなるでしょう。

誰の力も借りず、自力で合格を勝ち取ろうとするなら、勉強時間は1,000時間では済まないかもしれません。相当の根気とやる気、モチベーションが成否を分けるポイントとなるでしょう。


行政書士の合格率

試験勉強のスタイルを決める判断要素はさまざまですが、そのひとつに行政書士試験の合格率があります。言うまでもなく、合格率が低ければ低いほど試験勉強は困難が予想され、学習方法も慎重に検討しなければなりません。行政書士試験の合格率がどの程度で推移しているか、勉強をはじめる前にぜひチェックしてください。

直近5年間の行政書士試験の合格率は次の通りです。

  • 平成30年度:15.7%
  • 平成28年度:9.95%
  • 平成27年度:13.12%
  • 平成26年度:8.27%
  • 平成25年度:10.10%

国家資格試験全般に言えることですが、合格率は10%を切るケースが多く、行政書士試験も例外ではありません。平均9%台で推移しており、単純にこのデータを見限りでは、安易な気持ちで試験を受けて合格できるレベルでないことがお分かりになるでしょう。

しかし、必ずしも「合格率=難易度」ではありません。受験者にはさまざまな方がいて、試験にかける本気度もそれぞれ異なります。継続的に学習に取り組み、かつ効率的な勉強方法で知識を吸収していけば、これらの数字はそれほどを気にする必要はないかもしれません。あくまでひとつのバロメーターとして見てください。


行政書士試験の特徴

勉強を開始する前に、その試験の情報はどれくらい確認できているでしょうか?
独学でチャレンジする場合でも、はじめに学習スタイルありきではいけません。試験科目や合格基準など、内容をきちんと把握したうえで、ベストの学習方法を選択してください。

行政書士の試験科目

行政書士試験の試験科目は大きくわけてふたつ。『法令等科目』と『一般知識等』です。『法令等科目』では、「憲法」「行政法」「民法」「商法」「基礎法学」5科目が、『一般知識』では「政治・経済・社会」「情報通信・個人情報保護」「文章理解」の3科目が出題となります。

しかし、メインとなるのは『法令等科目』で、ここから46題が出題され、対する『一般知識』はその3分の1にも満たない14題に過ぎません。試験は300点満点で、得点率6割の180点を超えれば合格ラインに達します。

出題数が少ないとは言え、一般知識項目も軽視できないのは言うまでもありません。これらの内容は公務員試験でも出題されます。同試験にチャレンジしたことのある方は、行政書士試験も比較的勉強しやすいかもしれません。


行政書士試験独学のポイント

行政書士試験を独学で突破するためには、次にご紹介する対策のポイントを重視してください。

行政法と民法を重点的に

先述の通り、行政書士試験では法律系の科目に対する理解度が重視されます。法令等科目の中でも、特に配点が大きいのが、行政法と民法です。同試験では、法令等科目の満点は244点ですが、行政法(112点)、民法(76点)のふたつで189点にも上り、実に75%以上を占めます。法令等科目は122点以上の得点が最低条件のため、いかに行政法と民法で高い得点を出すかが合否のカギとなるのです。

反対を言えば、行政法と民法を徹底的に学習し、得意科目にできれば、合格が大きく近づきます。すべての勉強期間を通して、ふたつの科目は重点的に取り組んでください。

記述式対策は、とにかく問題をこなすこと

法令等科目の範囲から出題される記述式では、40字程度の文章を作成して解答しなければなりません。問題文を読解する力はもちろん、条文をどれだけ深く、正確に理解しているかが問われます。法律に触れて正しく内容を理解し、過去問を中心に問題を多く解くことが合格への近道と言えるでしょう。

肝心なことは、同じ問題を完璧に近いレベルで理解するまで、何度も解くことです。苦手分野や分からない問題をひとつでも減らせば、大きな自信につながります。

空いた時間をうまく活用する

先述の通り、行政書士試験合格のための必要勉強時間は1,000時間。独学では、他の勉強方法より質で劣る部分を量でカバーするしかありません。そのためには、空いた時間をうまく使う「スキマ勉強法」の確立が望まれるでしょう。

通勤・通学時間や何かの待ち時間、あるいは勤務中の休憩時間など、5分、10分でもスキマ時間を見つけて復習に使ったり、条文の確認に充てたりすれば、その積み重ねで大きな学習効果が期待できます。独学志向であれば、まさに「時は金なり」の姿勢で臨んでください。


独学の注意点

最後に、独学で勉強する際の注意点を3つ、挙げておきます。

次に勉強することを自分で考えなければならない

通信講座やスクールであれば、効率的に学べるカリキュラムが用意されていますが、独学だと自分自身で次にどの科目を勉強するのか、いつ問題を解くのか考えなければなりません。勉強方針を誤ってしまうと時間をかけてもなかなか得点が伸びないというリスクがあります。

参考書選びが大変

書店に行けば、行政書士試験対策の参考書や問題集がたくさん置いてありますが、それらの中からどれがベストか、自分の眼力で選ばなければならないところも独学希望者の泣き所です。参考書の種類によって、理解度や勉強のしやすさ、ペースも左右されるため、軽視できません。

モチベーションの維持

自分のペースで学習を進められる一方、下手をすれば孤立無援になるところも独学が抱えるデメリットです。独学だと、同じ目標を持つ仲間との出会いも乏しく、勉強に関する悩みを打ち明ける機会もなかなか持てません。多くの場合、勉強にはつらいことや苦しいことを伴うため、単独でそれをはね返してモチベーションを維持できるだけの気力とやる気があるかどうかが大きく問われます。


まとめ

目的は行政書士試験に合格することであり、勉強方法はその手段に過ぎません。目的達成のためには、どんなスタイルでの学習が望ましいか、さまざまな検討材料をテーブルにのせて吟味してください。独学で勉強をはじめたところ、「自分には合わない」と思ったら、柔軟に別の方法に切り替える余裕も合わせて持っておきましょう。

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