
令和5年1月25日(水)に一般財団法人 行政書士試験研究センターより、令和4年度 行政書士試験実施結果の概要及び合格者が発表されました。合格された方、本当におめでとうございます。
令和4年度行政書士試験は、47,850人の受験者に対して、合格者が5,802人という結果でした(前年度の合格者は5,353人)。
また、合格率は12.13%(前年度11.18%)でした。
なお、合格された方には、一般財団法人 行政書士試験研究センターから合格証が令和5年2月10日に簡易書留郵便で発送される予定です。
令和4年度 (2022年度)行政書士試験結果について
- 試験日:令和4年11月13日(日)
- 申込者数:60,479人(前年度:61,869人)
- 受験者数:47,850人(前年度:47,870人)
- 合格者数:5,802人(前年度:5,353人)
- 合格率:12.13%(前年度:11.18%)
- 合格者平均得点:197点(前年度:198点)
- 最年長合格者:78歳
- 最年少合格者:15歳
※ 一般財団法人 行政書士試験研究センター「令和4年度行政書士試験実施結果の概要」より
平成18年度以降の行政書士試験の合格率の推移
| 年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 平成18年度 | 81,163 | 70,713 | 3,385 | 4.79% |
| 平成19年度 | 81,710 | 65,157 | 5,631 | 8.64% |
| 平成20年度 | 79,590 | 63,907 | 4,133 | 6.47% |
| 平成21年度 | 83,819 | 67,348 | 6,095 | 9.05% |
| 平成22年度 | 88,651 | 70,586 | 4,662 | 6.60% |
| 平成23年度 | 83,543 | 66,297 | 5,337 | 8.05% |
| 平成24年度 | 75,817 | 59,948 | 5,508 | 9.19% |
| 平成25年度 | 70,896 | 55,436 | 5,597 | 10.10% |
| 平成26年度 | 62,172 | 48,869 | 4,043 | 8.27% |
| 平成27年度 | 56,965 | 44,366 | 5,820 | 13.12% |
| 平成28年度 | 53,456 | 41,053 | 4,084 | 9.95% |
| 平成29年度 | 52,214 | 40,449 | 6,360 | 15.72% |
| 平成30年度 | 50,926 | 39,105 | 4,968 | 12.70% |
| 令和元年度 | 52,386 | 39,821 | 4,571 | 11.48% |
| 令和2年度 | 54,847 | 41,681 | 4,470 | 10.72% |
| 令和3年度 | 61,869 | 47,870 | 5,353 | 11.18% |
| 令和4年度 | 60,479 | 47,850 | 5,802 | 12.13% |
行政書士試験の合格基準について
行政書士試験の合格基準は、以下の3つの要件を全て満たす必要があります。
いずれか一つでも基準点を下回ると、足切りとなり不合格になります。
- 法令等科目:122点以上(244点満点中)
- 基礎知識科目:24点以上(56点満点中)
- 試験全体:180点以上(300点満点中)
※合格基準については、試験問題の難易度を評価し、補正的措置を加えられることがあります。
行政書士試験に向けた効率的な勉強法
これから行政書士試験の勉強をスタートする方へ。例年合格率に変動はあるものの、効率的に実力をつける勉強方法は従来通り、以下のポイントをおさえつつ、勉強を進めるのがよいでしょう。
まず第一に押さえておきたいこととしては、試験には合格基準(絶対評価)が設けられており、それをクリアできれば合格できるということです。
すべての科目をほとんど出題されない細かなところまで完璧に勉強しようとすると、学習範囲が膨大になってしまいます。その結果、試験までに全科目の勉強が終わらない恐れや、正確に身につけておかなければならない基本事項の学習が疎かになる場合もあります。また、すべて完璧な知識を目指してインプット学習に比重を置きすぎると、アウトプット学習の時間が不足してしまいがちです。
そのため、限られた時間のなかで合格を狙うには、満点を狙うのではなく、合格点を確保する勉強法がポイントになります。
他の法令科目は、落としてはならない基本事項で失点しないことが大切です。基本的な知識は、正確に身につけておくように注意しましょう。
また、基礎知識科目については、深入りは禁物です。試験範囲が膨大で対策しにくく、勉強しても思うように点数に反映されにくいからです。基礎知識科目は、基準点をクリアできればいいと割り切る勉強が有効です。
合格点をいかに確保するか合格戦略を立て、効率的な勉強法で合格を勝ち取りましょう。
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試験結果等の詳細は、下記の一般財団法人 行政書士試験研究センターホームページをご覧ください。
【参考】一般財団法人 行政書士試験研究センター「令和6年度行政書士試験実施結果の概要」(令和7年1月29日)
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