
シラバスとは、ITパスポート試験の出題範囲・出題内容を定めた資料のことです。 2024年10月以降の試験では、新しいシラバス「Ver.6.3」で試験が実施されています。
この記事では、シラバスVer.6.3の変更点について解説します。
シラバスとは?最新バージョンはいくつ?
シラバスとは、ITパスポート試験の出題範囲・出題内容を定めた資料のことです。主催団体であるIPAが、ホームページ上で公開しています。
2024年9月の試験までは「シラバスVer.6.2」から出題されていましたが、2024年10月以降の試験では「シラバスVer.6.3」より出題されています。
ITパスポート試験では、世の中の技術動向や環境変化を踏まえ、随時シラバスの改訂が行われています。
自分の試験日に合ったシラバスで学習を進めましょう!
シラバスVer.6.3で何が変わったの?
ITパスポート試験のシラバスが2024年10月より「Ver.6.3」に改訂されました。大きな変更点は、下記のとおりです。
- 新しいキーワードの追加
- DXを推進するために必要な知識(デザイン、データ活用、ビジネス変革、AIなど)
- 「環境関連法」「インボイス」「NFT」など、時勢に即したトピックが追加
受験を検討されている方は、事前に変更ポイントを確認し、対策をしておきましょう!
「ITパスポート試験 シラバス」Ver. 6.3で変更されたポイント
今回のITパスポート試験シラバスの変更は、試験全体にわたる改訂です。
主な目的は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進できる人材を幅広く育成することにあります。
試験内容は現代の技術やビジネスのトレンドに即したもので、試験を通じて、最新の技術やビジネスの知識を学び、実際の業務に役立てるスキルを身につけることができるようになります。
情報処理推進機構(以降IPA)より発表されているポイントとなる変更箇所は、以下の通りです。
テクノロジ分野
出題範囲の名称変更
- DX推進におけるUX/UIデザインの重要性を考慮し、「7 ヒューマンインタフェース」が「7 ユーザーインタフェース」に変更されました。
- 最新の技術やビジネス変革の動向に対応するために、以下、出題範囲の中分類の名称が変更されました。
- 「8 マルチメディア」→「8 情報メディア」
- 「22 企業活動」の中の小分類「2 OR・IE」→「2 業務分析・データ利活用」
ストラテジ分野
DX推進に必要な知識の追加
ビジネス変革、デザイン、データ利活用、AI(生成AIを含む)の知識が追加されました。
特に、数理・データサイエンス・AIの知識が詳細に加えられ、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI 教育強化拠点コンソーシアム」のモデルカリキュラムが反映されています。
JISの改正に対応した用語の変更
JIS Q 27001:2023の改訂に合わせて、情報セキュリティ管理分野の用語が更新されました。
まとめ
こちらで紹介した箇所は大きな変更、追加があった箇所になりますが、その他の項目でも、新しいキーワードが多数追加されています。
受験を考えている方は、ぜひ最新のシラバスVer.6.3に目を通してみてください。
シラバスは以下のサイトより確認できます。
【参考】IPA(情報処理推進機構)「ITパスポート試験 試験内容・出題範囲
スマホで学べる「スタディング ITパスポート試験講座」は、Ver.6.2からVer.6.3へののシラバス改訂について、無料お試し講座内のセミナー「押さえておきたい シラバス6.3変更点」で詳細に解説しています。
新しい出題範囲や重要なポイントを把握し、効果的な学習プランを立てるためにぜひチェックしてみてください!