文系でもITパスポートに合格できる?おすすめな理由と合格法教えます

文系でもITパスポートに合格できる?おすすめな理由と合格法教えます

文系の方の中には、「ITパスポートを取得したいけれど、文系でも合格できるの?」と不安な方もいるのではないでしょうか?

ITパスポートは、IT系資格の中では難易度が低く、勉強法を間違わなければ文系の方も無理なく取得できる資格です。

この記事では、ITパスポート取得が文系の方におすすめな理由や試験難易度、合格するための方法について解説します。

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ITパスポート試験は文系でも合格できる?

結論からお伝えすると、ITパスポート試験は文系でも十分合格できます。

ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

現代社会において「IT力」はもはや必須ですが、「IT」という言葉を聞くと「理系向け」「文系には無理」という印象を持つ方もいるのではないでしょうか。

実際は大丈夫なのでご安心ください。ITパスポート試験が文系の方におすすめな理由を、これから解説していきます。

ITパスポートが文系におすすめな理由

ITパスポート試験が文系におすすめな理由は、主に4点あります。

  • 文系理系関係なくIT知識が必須だから
  • IT以外にもビジネススキルアップにつながる知識が得られるから
  • 事務職などの就職・転職でアピールできるから
  • IT系の上位資格にチャレンジしやすくなるから

ひとつずつ解説していきます。

文系理系関係なくIT知識が必須だから

1つ目の理由は、文系理系関係なくITに関する知識やスキルが必須だからです。

私たちにとってITはもはや日常の一部であり、ITが無ければ生活が成り立たないと言っても過言ではありません。

仕事面でもITの高度化は年々加速し、企業は「IT力」を持った人材を求めています。

ITパスポートを取得していればITの基礎知識があると企業に証明でき、他者との差別化を図る一つの手段になるでしょう。

IT以外にもビジネススキルアップにつながる知識が得られるから

2つ目の理由は、IT以外にもビジネススキルアップにつながる知識が得られるからです。

ITパスポート試験では、以下の表にあるように「ストラテジ系(経営全般)」「マネジメント系(IT管理)」「テクノロジ系(IT技術)」の3分野が出題されます。

ストラテジ系企業と法務
経営戦略
システム戦略
マネジメント系開発技術
プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
テクノロジ系基礎理論
コンピュータシステム
技術要素

ITパスポート試験の出題範囲は多岐に渡り、試験対策によってビジネスのスキルアップにつながる知識を得られるメリットがあります。

ITパスポート試験に合格すれば、国家資格を取得できるだけでなく、ビジネススキルの向上にもつながるでしょう。

事務職などの就職・転職でアピールできるから

3つめの理由は、事務職などの就職・転職でアピールできるからです。

ITパスポートの資格を持っていれば、企業側に自分のことを以下のような人材としてアピールでき、就職・転職で有利になることが期待できます。

  • 企業にとって致命傷になりかねない機密情報漏洩や個人情報流出に対するリスク感度が高く、安心して業務を任せられる
  • ITに関する知識だけでなく、会計、財務、経営などに関しても一定の知識を兼ね備え、ITを活用した業務改善を行える
  • パソコンの初歩的な操作、ITの基礎知識を体系的に習得していることから、顧客や社内の情報システム部門などと円滑なコミュニケーションが取れる

実際に、ITパスポート試験は一部の学校にてカリキュラムの一環として、企業では採用や社内教育にて活用されています。

詳細は下記のリンクをご参照ください。

【参考】【ITパスポート試験】活用事例【ITパスポート試験】企業の声

IT系の上位資格にチャレンジしやすくなるから

4つ目の理由は、IT系の上位資格にチャレンジしやすくなるからです。

ITパスポート試験は、情報処理技術者試験の試験区分の中で最も難易度が低い「レベル1」に相当します。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している、IT系国家試験のなかでも入門的な資格です。

ITパスポート試験の勉強で得た基礎知識は、より難易度の高いIT系資格へチャレンジする際に役立つことでしょう。

ITパスポート試験の難易度は高くない

ITパスポート試験の難易度は、情報処理技術者試験の試験区分の中でもっともやさしい「レベル1」に相当するため、高くはありません。

ITパスポート試験の合格率は、おおむね50%程度です。

実施年度受験者数合格者数合格率
平成25年(2013年)67,32632,06447.6%
平成26年(2014年)71,46434,21547.9%
平成27年(2015年)73,18534,69647.4%
平成28年(2016年)77,76537,57048.3%
平成29年(2017年)84,23542,43250.4%
平成30年(2018年)95,18749,22151.7%
令和元年(2019年)103,81256,32354.3%
令和2年(2020年)131,78877,51258.8%
令和3年(2021年)211,145111,24152.7%
令和4年(2022年)231,526119,49551.6%
令和5年(2023年)265,040133,29250.3%
令和6年(2024年)※204,675101,90449.8%
※令和6年度(2024年度)は、令和6年4月~令和7年1月の数値です。

合格までに必要な勉強時間の目安は、情報処理の知識を持っている人の場合で約100時間〜150時間程度、情報処理の知識がほとんどない人であれば約180時間程度必要です。

1日2時間の勉強を3カ月継続すれば国家資格が取得できる点は、とても大きな魅力といえるでしょう。

ITパスポート試験の概要について知ろう

試験日程随時実施
受験資格誰でも受験可能
試験会場全国47都道府県の試験会場
試験時間120分
出題数小問:100問
出題形式四肢択一式
出題分野ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度
合格基準総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること

▼総合評価点
600点以上/1,000点(総合評価の満点)

▼分野別評価点
ストラテジ系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
試験方式CBT(Computer Based Testing)方式(*2)
受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。
採点方式IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出します。
受験料7,500円
合格発表受験した月の翌月15日前後に発表

(*1)総合評価は92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行います。残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。
(*2)身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方のために、春期(4月)と秋期(10月)の年2回、筆記による方式の試験を実施します。

ITパスポート試験の詳細については、以下の記事を参考にしてください。

【あわせて読みたい】ITパスポート試験とはどんな試験?難易度・勉強時間の目安を徹底解説

文系がITパスポートに合格するには

文系の人がITパスポート試験に合格するには、主に5つのポイントがあります。

  • 時間や場所を選ばない勉強法で学習すること
  • 対策を怠らないこと
  • 学習は頻出分野に絞ること
  • 何度も過去問を解いて解き方を理解すること
  • 合格できると信じて学習を続けること

以下で詳しく見ていきましょう。

時間や場所を選ばない勉強法で学習する

1つ目のポイントは、時間や場所を選ばない勉強法で学習することです。

仕事や学業、家事などで忙しい方が、毎日まとまった勉強時間を確保するのは難しいことといえます。

少ない時間で効率よく学習するためには、ちょっとしたスキマ時間を有効活用できるよう、スマホやタブレットなどでいつでもどこでも勉強できる教材を選ぶのがおすすめです。

スマホやタブレットであれば参考書や問題集を持ち歩く必要もなく、ちょっとした休憩時間や通勤・通学時間などにも勉強を進められます。

対策を怠らないこと

2つ目のポイントは、対策を怠らないことです。

ITパスポート試験に落ちる原因として「簡単だと思って対策を怠った」というものがあります。

難易度が高くないとはいえ、ITパスポート試験では幅広い知識が問われます。

「それなりに勉強すれば合格できるだろう」と気を抜かず、入念な対策を取るようにしましょう。

学習は頻出分野に絞ること

3つ目のポイントは、学習は頻出分野に絞ることです。

ITパスポート試験の出題範囲は幅広いため、すべての範囲を勉強しようとすると非効率になってしまいます。

そのため、得点につながる頻出分野に絞って集中的に勉強するのがおすすめです。

もちろん独学で合格を目指すこともできますが、試験の出題傾向や頻出箇所を分析した上でカリキュラムが構成されているオンライン講座などを利用すれば、より効率的に合格を目指せるようになるでしょう。

何度も過去問を解いて解き方を理解すること

4つ目のポイントは、何度も過去問を解いて解き方を理解することです。

いくら本や参考書で知識をインプットしても、実際の問題を解かないことには合格が難しくなります。

「習うより慣れろ」で、ある程度の基本知識をインプットした後は、過去問を繰り返し解くのがおすすめです。

重要なのは答えを覚えるのではなく、解き方を理解して応用できるようになることです。

解き方を理解して応用がきく状態にしておけば、たとえ問題文の内容が異なっていても正解に辿り着けるはずです。

合格できると信じて学習を続けること

5つ目のポイントは、合格できると信じて学習を続けることです。

どの試験にもいえることですが、試験対策に重要なのがモチベーションの維持です。

たとえ試験に合格できる実力があったとしても、途中で諦めた瞬間に合格の可能性はゼロになってしまいます。

「これだけ学習しているのだから合格できる」と自分を信じて、諦めることなく学習を続けましょう。

【あわせて読みたい】ITパスポート試験の勉強方法とは?合格するためのおすすめ勉強法を解説

スタンディング ITパスポート試験講座で学び、文系からITパスポート試験に合格した方の体験談を一部紹介します。

K.Eさん(2021年合格)

市販のテキストだけでは理解できなかったので、スタディングの講座を取りました。文系の私にも理解できるような、わかりやすい講座でした。授業ひとつひとつの時間も短めに区切ってあるので、隙間時間に勉強を進めることができました。

通勤時間中は、確認テストや横断復習を活用しました。間違えた問題や復習したい問題にチェックを付けることができるので反復して取り組むことができました。

スタディングを利用して良かったです。ありがとうございました。

YSさん(2021年合格)

私は学生の頃は算数や数学が超苦手で試験では常に赤点のバリバリの文系でした。仕事において、特に業務の効率化にはITの知識が必須であることはわかっていたものの、理数系でないことに気後れして勉強していませんでした。


ところがある日スタディングの事をネットで知り、初心者でも安価に効率よくITを学ぶことができることがわかったので一念発起しITパスポートの講座を受講しました。講義は丁寧だし、スマホとPCの両方で勉強ができるのでスキマ時間を有効活用できるので、非常に効率がよく勉強ができ、見事に合格することができました。


純文系の中年サラリーマンを合格に導いてくれたことに感謝しています。

まとめ

最後に、今回の重要なポイントをおさらいしておきましょう。

  • ITパスポート試験は、文系でも合格可能な国家試験
  • 試験勉強を通して、ITの基本知識の習得やスキルアップなど様々なメリットが得られる
  • ITパスポート試験の難易度は高くないが、対策を怠ると合格できない
  • 合格に必要な勉強時間目安は、初学者で約180時間程度

ITパスポート試験は独学でも合格を目指せますが、より効率的に合格を目指すのであればスタディング ITパスポート試験講座がおすすめです。

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