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ITパスポート試験の勉強時間目安は?最短で合格する方法を徹底解説

ITパスポート試験の勉強時間目安は?最短で合格する方法を徹底解説

スキマ時間でITパスポート試験に合格する

短期合格者の勉強法

【スタディング ITパスポート試験講座】

ITパスポートとは

ITパスポート試験は、ITを正しく利用することを目的とした試験です。

セキュリティやネットワークといったITの基礎や経営戦略、マーケティング、財務や法務といった経営全般など、今後のビジネスに必要な幅広い分野の総合的な知識が問われます。

ITパスポート試験に必要な勉強時間

ITパスポート試験に合格するには、どれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

初心者の場合と、基礎知識がある人の場合に分けて詳しく解説します。

  • ITパスポート試験初心者に必要な勉強時間
  • ITパスポート試験の基礎知識がある方に必要な勉強時間

ITパスポート試験初心者に必要な勉強時間

情報処理の知識がほとんどない初学者の場合、ITパスポート試験の合格には約180時間程度の勉強時間が必要です。

1日2時間の勉強時間として計算すると、約3カ月ほどかかる計算になります。

IT系の知識が十分ではなく、初めてITパスポート試験に挑戦する場合は、可能な限り余裕を持って勉強を開始することをおすすめします。

最初はテキストや参考書を読んでも理解が難しいため、まずは用語の意味を調べることからはじめましょう。

用語がわからないままテキストや過去問に取り組んでも、なかなか理解が進まず勉強時間を浪費することになります。

まずは焦らずに、用語の意味を調べる作業を丁寧に行い、基礎知識を身につけることがその後の勉強にとって重要です。

ITパスポート試験の基礎知識がある方に必要な勉強時間

ベースとなる情報処理の知識がある場合、約100時間~150時間程度での勉強でもITパスポート試験の合格は可能だと言われています。

1日2時間勉強した場合、約1カ月半~2カ月程度でこなせる勉強時間です。

特にIT用語などに関して前提知識があると一から知識をする必要がなく、すぐに過去問演習などに取りかかれる分、勉強時間も短縮されます。

ただし、経営・会計といったストラテジ系やマネジメント系の問題はなじみが薄い分野かもしれません。

社会人の場合は普段の業務のなかで触れる機会も多いので割とすぐに知識を習得しやすい傾向にありますが、学生の場合はストラテジ系やマネジメント系の勉強に時間を割り当てましょう。

【あわせて読みたい】ITパスポート試験はどれくらいの期間の勉強時間が必要か?

ITパスポート試験の難易度とは?

ITパスポート試験の難易度は、どれくらいなのでしょうか。

合格率や合格基準をもとに詳しく解説します。

  • 合格率から見るITパスポート試験の難易度
  • 勉強時間から見るITパスポート試験の難易度
  • 合格基準から見るITパスポート試験の難易度

合格率から見るITパスポート試験の難易度

以下の表は、平成25年度(2013年度)~令和4年度(2022年度)にかけての受講者数・合格者数・合格率を示したものです。

実施年度 受験者数 合格者数 合格率
平成25年 67,326 32,064 47.6%
平成26年 71,464 34,215 47.9%
平成27年 73,185 34,696 47.4%
平成28年 77,765 37,570 48.3%
平成29年 84,235 42,432 50.4%
平成30年 95,187 49,221 51.7%
令和元年 103,812 56,323 54.3%
令和2年 131,788 77,512 58.8%
令和3年 211,145 111,241 52.7%
令和4年 231,526 119,495 51.6%

ビジネスのIT化や学校などでのIT教育が進み、ITパスポート試験の認知度も広まったことで、受講者数は年々増加しています。

また、合格率は平均50%前後です。

勉強時間から見るITパスポート試験の難易度

前述の通り、ITパスポート試験に合格するために必要な勉強時間は、初心者と基礎的な知識がある人で異なります。

情報処理の知識がほとんどない初心者であれば、180時間程度の勉強時間が必要です。

毎日2時間勉強するとしても、合格レベルに達するまで、3カ月程度はかかる計算です。

情報処理の基礎知識がすでにある人の勉強時間目安は100〜150時間程度、毎日2時間勉強するのであれば、期間は1カ月半〜2カ月程度となります。

合格基準から見るITパスポート試験の難易度

ITパスポートの合格基準は以下の通りです。全体で6割、3つの分野でそれぞれ3割以上正解していれば合格となります。

合格基準 総合評価点

600点以上/1,000点(総合評価の満点)

分野別評価点

ストラテジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)

マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)

テクノロジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)

※総合評価点が600点を超えていても、分野別評価点のいずれかが300点未満の場合は、不合格となります。

【あわせて読みたい】ITパスポート試験の難易度と合格率は?

ITパスポート試験の概要

ITパスポート試験の試験内容や出題範囲といった概要を解説します。

  • ITパスポート試験内容
  • ITパスポート試験の出題範囲

ITパスポート試験内容

項目 内容
試験時間 120分
出題数 小問:100問(*1)
出題形式 四肢択一式
出題分野 ストラテジ系(経営全般):35問程度

マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度

合格基準 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること

総合評価点

600点以上/1,000点(総合評価の満点)

分野別評価点
ストラテジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)

試験方式 CBT(Computer Based Testing)方式(*2)

受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。

採点方式 IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出します。

(*1)総合評価は92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行います。残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。
(*2)身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方のために、春期(4月)と秋期(10月)の年2回、筆記による方式の試験を実施します。


ITパスポート試験の出題範囲

ITパスポート試験の出題範囲は以下の通りです。

分野 大分類 中分類
ストラテジ系 1 企業と法務 1 企業活動
2 法務
2 経営戦略 3 経営戦略マネジメント
4 技術戦略マネジメント
5 ビジネスインダストリ
3 システム戦略 6 システム戦略
7 システム企画
マネジメント系 4 開発技術 8 システム開発技術
9 ソフトウェア開発管理技術
5 プロジェクトマネジメント 10 プロジェクトマネジメント
6 サービスマネジメント 11 サービスマネジメント
12 システム監査
テクノロジ系 7 基礎理論 13 基礎理論
14 アルゴリズムとプログラミング
8 コンピュータシステム 15 コンピュータ構成要素
16 システム構成要素
17 ソフトウェア
18 ハードウェア
9 技術要素 19 <2022年4月の試験から>

情報デザイン

<2022年3月の試験まで>

ヒューマンインタフェース

20 <2022年4月の試験から>

情報メディア

<2022年3月の試験まで>

マルチメディア

21 データベース
22 ネットワーク
23 セキュリティ

【引用】ITパスポート試験「試験内容・出題範囲」

ITパスポート資格を取得するメリット

ITパスポート試験に合格すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

以下の3つのメリットについて、詳しく解説します。

  • ITリテラシーが身につく
  • 他のIT系資格にチャレンジしやすくなる
  • 就職・転職に役立つ

ITリテラシーが身につく

ITリテラシーとは、情報技術(IT)を理解した上で、使いこなす知識やスキルのことです。

ITリテラシーは、今やあらゆる業務において役立ちます。

例えば情報システムやネットワーク、データベースなどに関する知識があれば、業務で使用する売上管理ツールや顧客管理ツールなどをより有効活用できるでしょう。

また、情報セキュリティに関する知識があれば、機密情報の漏洩やウイルスの感染を防ぎ、セキュリティ対策を向上させることができます。

これらの知識を活用して著作権や商標権の侵害を防いだり、個人情報の漏洩リスクを理解したりできれば、企業のコンプライアンス向上にも役立つでしょう。

他のIT系資格にチャレンジしやすくなる

ITパスポート試験は、情報処理技術者試験においては入門レベルの資格です。

ITパスポート試験の出題範囲を習得できれば、上位のIT系資格の勉強をする際も基礎知識として役立つでしょう。

また、上位資格の出題範囲も骨組みはITパスポート試験と同様のため、ITパスポート試験の経験があれば、試験対策がしやすいメリットもあります。

就職・転職に役立つ

現代は業界や業種を問わず、ビジネスにはITの活用が必須の時代となっています。

企業側も最低限のITの基礎知識がある人材を求めているため、最近では一般企業や省庁等の採用でも、ITパスポートが活用されています。

例えば、内定者や新入社員に対し、ITパスポートの資格取得を必須化したり、推奨したりしている企業は少なくありません。

中には取得を昇進の条件としている企業もあります。

就職・転職活動の段階で取得ができていれば、IT活用への関心や知識があるという良いアピールになるでしょう。

【あわせて読みたい】【社会人・学生別】ITパスポート取得のメリットとは?

ITパスポート試験に最短の勉強時間で合格するには?

ITパスポート試験に最短で合格するには、勉強方法にいくつかのコツがあります。

下記のコツについて、詳しく解説します。

  • スキマ時間を有効活用する
  • 過去問を繰り返し解く
  • インプットとアウトプットを繰り返す

スキマ時間を有効活用する

まずはスキマ時間を有効活用することです。

忙しい学生や社会人が、毎日まとまった時間を勉強に使うのは難しいでしょう。

しかし、待ち時間や通勤時間、昼休みなどといったスキマ時間でも、勉強はできます。

例えば、選択問題を解いたり、テキストを確認したりといった勉強であれば、いつでもどこでも、数分間のスキマ時間でもできるはずです。

スタディングの「ITパスポート試験講座」では、スマホを使って、いつでもどこでも動画を見たり、問題を解いたりできます。

スキマ時間を有効活用して、こうした勉強を少しずつ進めていけば、忙しい人でも、着実に知識を身につけられるでしょう。

過去問を繰り返し解く

次に、過去問を繰り返し解くことです。

過去問を解くことは、ITパスポート試験の勉強において非常に有効な対策です。

試験の出題方式に慣れておくためにも、過去問には繰り返し挑戦しておくとよいでしょう。

時間を計りながら、過去問を解くようにすれば、本番に近い練習ができます。

また、間違った問題はしっかり復習をしましょう。

本番では、過去問に近い問題が出ることはあっても、まったく同じ問題が出るわけではありません。

どんな問題でも応用できるように、過去問を繰り返し解いて、理解することが重要です。

スタディングの「ITパスポート試験講座」では、【練習モード】【本番モード】【復習モード】という3つのモードで過去問にチャレンジできます。

また、過去問を解いたあとは「全受講者の平均」と自分の解答率を比較できるため、今の自分がどのくらいのレベルにいるのかを知ることもできます。

インプットとアウトプットを繰り返す

最後は、インプットとアウトプットを繰り返すことです。

知識のインプットは重要ですが、インプットだけをしていても、本当に実力が身についているのかはわかりません。

また、どれだけインプットをしたつもりでも、試験本番で問題が解けなければ意味がありません。

試験合格を目指すのであれば、インプットとアウトプットを繰り返すのが重要です。

例えば、講義やテキストなどである程度インプットができたと思ったら、なるべく早めに練習問題などを解いて、アウトプットをしましょう。

間違えた問題やわからなかった問題があれば、必ず該当する部分を復習しましょう。

これをくり返して、知識を定着させていくことが、合格には必要不可欠です。

また、一度正解できても試験までに忘れてしまう可能性もあるため、問題は時間を置いて繰り返し解くようにしましょう。

スタディングの「ITパスポート試験講座」では、動画と問題集に交互に取り組むことによって、効率よくインプットとアウトプットを繰り返すことができます。

【あわせて読みたい】スタディング ITパスポート講座 1カ月学習例

まとめ

今回のポイントをおさらいしておきましょう。

  • ITパスポート試験の勉強時間は初心者で約180時間、基礎知識がある人で約100~150時間
  • ITパスポート試験は合格率50%前後とそれほど難易度の高い資格ではない
  • 合格するとITリテラシーが身につく、就職・転職に役立つといったメリットがある
  • 試験勉強はスキマ時間の勉強やインプットとアウトプットの繰り返し、過去問の活用が重要

ITパスポートの試験対策には、スキマ時間や練習問題を使って効率的に学べる「スタディング ITパスポート試験講座」のオンライン講座がおすすめです。

興味のある方は、ぜひ資料をご請求ください。