
ITパスポート試験は「簡単」と言われることがありますが、結論から言えばそうではありません。
基礎レベルの知識を問うものではありますが、対策を怠ると合格できない試験です。
この記事ではITパスポート試験が簡単と言われる理由や難易度、合格勉強法について紹介します。
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ITパスポート試験は簡単ではない
ITパスポート試験は、時折「簡単な試験」「誰でもとれる」と言われます。
しかし、本当に誰でも簡単に合格できるかというとそんなことはありません。
初心者が対策を怠った状態で受験をしても合格できないため、取得するには入念な準備が必要です。
ITパスポート試験について簡単に説明
ITパスポート試験は、ITに関する基礎知識を証明するためのものです。AI、ビッグデータ、IoT などの新しい技術や手法、経営全般についての総合的知識が問われます。
以下の表は、ITパスポート試験について簡単にまとめたものです。
| 試験日程 | 随時実施 |
| 受験資格 | 誰でも受験可能 |
| 試験会場 | 全国47都道府県の試験会場 |
| 試験時間 | 120分 |
| 出題数 | 小問:100問 |
| 出題形式 | 四肢択一式 |
| 出題分野 | ストラテジ系(経営全般):35問程度 マネジメント系(IT管理):20問程度 テクノロジ系(IT技術):45問程度 |
| 合格基準 | 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること ▼総合評価点 600点以上/1,000点(総合評価の満点) ▼分野別評価点 ストラテジ系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点) マネジメント系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点) テクノロジ系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点) |
| 試験方式 | CBT(Computer Based Testing)方式(*2) 受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。 |
| 採点方式 | IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出します。 |
| 受験料 | 7,500円 |
| 合格発表 | 受験した月の翌月15日前後に発表 |
(*1)総合評価は92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行います。残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。
(*2)身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方のために、春期(4月)と秋期(10月)の年2回、筆記による方式の試験を実施します。
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ITパスポート試験が「簡単」と言われる理由3選
ITパスポート試験は、なぜ「簡単」と言われてしまうのでしょうか。理由は次の3つです。
- 基本的なIT知識を問われる試験だから
- IT系試験・資格の中で入門者向け立ち位置の試験だから
- IT系試験・資格の中でも合格率が高いほうだから
1つずつ見ていきましょう。
基本的なIT知識を問われる試験だから
1つ目は、基本的なIT知識を問われる試験だからです。
ITパスポート試験では、システム開発などに必要なレベルの高度な問題は出題されません。
問われるのは、あくまでもITを利用するために必要なレベルの基礎知識です。
普段からITを利用している人であれば、それほど難易度は高くないでしょう。
そのため、特にITの知識がある人からは「簡単な試験」と思われがちです。
IT系試験・資格の中で入門者向け立ち位置の試験だから
2つ目は、IT系試験や資格の中では入門者向けの立ち位置の試験だからです。
ITパスポート試験は、国家試験の情報処理技術者試験ですが、その中でも一番やさしいレベル1の試験として位置付けられています。
実際に、基本情報技術者や応用情報技術者といったほかの情報系の試験・資格と比べると初歩的です。
そのため、「簡単な試験」と感じる人もいるようです。
IT系試験・資格の中でも合格率が高いほうだから
3つ目は、IT系試験・資格の中でも合格率が高い方だからです。
ITパスポート試験の合格率は、例年平均50%前後で推移しています。これは、国家試験の中では高いほうです。
合格率から見ても、比較的合格しやすい試験であると言えます。
そのため希少性は高くなく、誰でも取得しやすい簡単な試験だと考えている人もいるのでしょう。
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【注意】ITパスポート試験に合格できなかった理由4選
「簡単」だと言われがちなITパスポート試験ですが、実際には不合格になってしまう人も少なくありません。
ITパスポート試験に合格できない4つの理由について解説します。
- ITパスポート試験を「簡単すぎる」と油断していた
- 勉強時間が不足していた
- 対策が非効率だった
- 試験方式を理解できていなかった
1つずつ解説します。
ITパスポート試験を「簡単すぎる」と油断していた
1つ目は、ITパスポート試験を「簡単すぎる」と油断していたからです。
前述の通り、ITパスポート試験は「簡単だ」と言われやすい試験です。
そのため「直前に少し勉強すればよいだろう」と考え、レベルを見誤る人も少なくありません。
しかしITパスポート試験では、あまり一般的ではないITやビジネスに関する専門用語なども多く出題されます。
そのため、対策を怠っていると不合格になってしまうのです。
勉強時間が不足していた
2つ目は、勉強時間が不足していたからです。
ITパスポート試験は、短い勉強時間で誰もが合格できるレベルの試験ではありません。
必要な勉強時間については後ほど詳しく解説しますが、初心者でもITの基礎知識がある人でも、100時間以上の勉強時間が必要とされています。
そのため、仕事や学校が忙しくて勉強時間を確保できなかった人の中には、十分な対策がとれずに不合格となってしまうことがあります。
対策が非効率だった
3つ目は、対策が非効率だったからです。
ITパスポート試験は、出題範囲が非常に広い試験です。
具体的には、以下の3つが出題範囲とされています。
- ストラテジ系(経営全般)
- マネジメント系(IT管理)
- テクノロジ系(IT技術)
上記の分野をすべて完璧に勉強しようと思った場合、相当な量の勉強時間が必要となります。限られた時間内で対策するには、重要な分野や頻出問題に絞った勉強が重要です。
もし出題範囲を網羅しようとしてもほとんど出題されない分野に時間を使ってしまい、頻出分野にたどり着けなかったというケースもあり得ます。
そのような状態で試験を受けても、合格するのは難しいでしょう。
試験方式を理解できていなかった
4つ目は、試験方式を理解できていなかったからです。
ITパスポート試験の受験方式は、CBT(Computer Based Testing)方式が採用されています。
CBT方式とはコンピューターを用いた受験方式で、コンピューターで表示された問題に対してマウスやキーボードを使用して解答します。
このCBT方式についてよく調べないまま受験すると、試験本番で戸惑ってしまい、実力を発揮できずに終わってしまう可能性があります。
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まとめ
最後に、今回のポイントをおさらいしておきましょう。
- ITパスポート試験は入門者向けの基礎的な試験で合格率が高いため「簡単」と言われがち
- 油断していたり勉強時間や対策が足りていなかったりすると合格できない
ITパスポートの試験は誰でも簡単に合格できる試験ではありませんが、きちんと対策をすれば初心者でも短期合格が目指せます。
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