ITパスポートは大学生におすすめの資格
ITパスポートは、大学生におすすめの資格です。
難易度が決して高くなく、入念に対策すれば十分に合格が目指せます。
就職やキャリア形成、スキルアップの足掛かりとして、費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。
大学生がITパスポートを取得するメリット
大学生がITパスポートを取得するメリットは数多くあります。
ここでは具体的なメリットについて、詳しく見ていきましょう。
- 就活時の履歴書に書ける
- ITの基礎知識があることをアピールできる
- 社会人に必要な幅広い知識が身につく
- 他のIT系資格にチャレンジしやすくなる
1. 就活時の履歴書に書ける
ITパスポートは就活時の履歴書に書けるため、選考において有利になる可能性があります。
ITパスポートを取得していることで証明できるのは、ITの基本知識だけではありません。
将来のキャリア形成に向けて必要な知識・スキル取得に早い段階から取り組む姿勢や継続性、忍耐力も加点要素となりうるでしょう。
なお、記載時は「ITパスポート試験」と正式名称で記載する点にご注意ください(「ITパスポート」「iパス」などは略称です)。
【あわせて読みたい】ITパスポートは履歴書に書くと有利?書くメリット・正しい書き方も紹介
2. ITの基礎知識があることをアピールできる
ITパスポートを取得すれば、ITの基礎知識が身についていることを証明できます。
学生の内から社会人として研修を受ける前から必要なレベルの知識が身についているということは選考において有利に扱われる可能性が高いと言えるでしょう。
現代社会でどのようなキャリアを形成するにも、ITの基礎的な知識・スキルを身につけることは必須です。
そのスキルを学生の内に取得していることを証明できるのは、就活において有利にはたらくでしょう。
3. 社会人に必要な幅広い知識が身につく
ITパスポートの取得により、社会人に必要なスキル・知識が身につきます。
ITパスポートの試験範囲は主にIT分野ですが、加えて経営戦略や企業コンプライアンスなどの幅広い範囲の学習が必要です。
これらの知識を大学生のうちから身につけていれば、就活だけでなく今後の社会人生活でも役立つでしょう。
4. 他のIT系資格にチャレンジしやすくなる
ITパスポートは、他のIT系資格の足掛かりとしても有効です。
ITパスポート試験自体は初歩的なレベルですが、よりハイレベルな試験と基礎的な部分は共通します。
そのため、ITパスポート試験の学習の中で築いた知識の土台は、より上位の試験合格を目指すきっかけとして有効です。
大学生はITパスポート試験に合格できる?
大学生でもITパスポート試験に合格することは可能です。
実際、毎年一定数の大学生が受験し、合格しています。
実施団体のIPAが公表している情報によると、全受験者のうち学生の割合は約20%程度で、そのうち約半数が大学生です。
つまり、全受験者のうち10%程度が大学生であることがわかります。
その中で、大学生の試験合格率は30〜40%程度です。
社会人の合格率は50%程度なのでやや不利である点は否めませんが、決して狭き門ではありません。
計画的に学習を積み重ねて行けば、試験に合格するための知識は十分身につけられるでしょう。
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文系大学生でもITパスポート試験に合格できる?
ITパスポート試験は文系大学生でも十分に合格が狙える試験です。
IT系の資格なので「文系学生には難しい」と思われがちですが、実際はそのようなことはありません。
ITパスポート試験は情報処理技術者試験のカテゴリの中で4つ設定されているレベルのうち、最も低いレベル1に分類される試験です。
試験結果を見ても文系大卒の社会人が多く合格しているだけでなく、小学生・中学生の受験者からも合格者が出ています。
理系・文系は関係なく、入念に対策すれば合格可能です。
【あわせて読みたい】ITパスポート試験は中学生も受験できる?試験概要と勉強法を解説
【あわせて読みたい】ITパスポート試験は高校生で合格可能?難易度と取得メリットを徹底解説
ITパスポート試験概要
項目 | 内容 |
試験時間 | 120分 |
出題数 | 小問:100問(*1) |
出題形式 | 四肢択一式 |
出題分野 | ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度 |
合格基準 | 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること
総合評価点 600点以上/1,000点(総合評価の満点)
分野別評価点 |
試験方式 | CBT(Computer Based Testing)方式(*2)
受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。 |
採点方式 | IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出します。 |
(*1)総合評価は92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行います。残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。
(*2)身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方のために、春期(4月)と秋期(10月)の年2回、筆記による方式の試験を実施します。
試験概要についての詳細は下記の記事で解説していますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。
【あわせて読みたい】ITパスポート試験とはどんな試験?難易度・勉強時間の目安を徹底解説
大学生がITパスポートを取得するために必要なこと
大学生がITパスポートを資格するためには、頻出分野に絞った効率よい学習が必要です。
試験範囲が非常に広く、全てを網羅するのは時間がかかるため、得点に結びつきやすい頻出分野から集中的に攻略しましょう。
また、より効率良く勉強時間を確保するために、スキマ時間の活用も必須です。
通学時間や講義の合間の休憩時間なども活用しながら、コツコツと積み重ねていきましょう。
学習がある程度進んだあとは、本番に近い環境で模擬試験を受けておくことも重要です。
試験本番で緊張したり、操作に手間取ったりしないように予行演習をしておきましょう。
ITパスポート試験短期合格のためのスケジュールの立て方や、知識が定着する効率的な学習方法については下記の記事で解説していますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。
【あわせて読みたい】ITパスポート試験の勉強方法とは?合格するためのおすすめ勉強法を解説
まとめ
この記事では、大学生のITパスポート取得について解説しました。
- 大学時代にITパスポートを取得すると就職やキャリア形成で有利にはたらく
- 大学生の合格率は30~40%程度と決して難関ではない試験
- 出題範囲はITの基礎分野であり、文系学生でも十分に合格を目指すことが可能
- 忙しい学生生活の中で試験に短期合格するには効率的な学習が必須
ITパスポート試験は、大学生でも十分合格可能な試験です。資格取得のメリットも大きいため、ぜひ合格に向けて取り組んでみてください。
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