ITパスポート試験の受験料は7,500円(税込)です。
▼ITパスポート試験の受験料は2022年(令和4年)4月から値上げ!なぜ?
ITパスポート試験の受験料は従来は5,700円(税込)でしたが、2022年(令和4年)4月から値上がりしています。
独立行政法人情報処理機構(IPA)の発信によると、この値上げの原因は近年の印刷費・運搬費などの諸経費の高騰、会場料の値上げ、一部試験のCBT化に移行するにあたってのコストなどを鑑み適正な受験料を設定しなおした結果とされています。
ITパスポート試験の申し込みは公式HP上で完結します。
最初に必要な利用者IDの登録から、受験申込、領収書の発行までのステップを実際の流れに沿って解説していきます。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)内にあるITパスポート試験公式HPの「受験申込みページ」にアクセスし、利用者IDを登録します。
※利用者IDの詳細な登録手順はこちらをご参照ください。
(1)利用者IDは受験申込や、試験結果の確認などを行うときに必要となる個人識別IDとなります。
利用者IDを使用すると、以下のことが可能になります。
(2)最終受験日から1年経過、もしくは利用者ID登録後に受験せず1年経過した場合、利用者IDは無効となり、再登録が必要になります。
利用者ログインページにて登録した利用者IDとパスワードでログイン後、試験会場・試験日・時間帯・受験料の支払い方法を選択して、受験申し込みを行います。
(1)試験会場は全国47都道府県に設置されており、試験日や時間帯も受験会場によって異なります。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
(2)受験手数料は7,500円(税込)です。
(3)支払い方法は下記の種類があります。支払い方法及び受験の申し込み時間によって、予約可能な試験日が異なってきます。
受験手数料支払い方法 | 受験手数料支払い時間 | 予約可能試験日 |
クレジット決済 | 00 : 00 ~ 11 : 59 | 申込日の翌日 ~ 3カ月後まで |
バウチャー決済
※バウチャーとはITパスポート試験の受験手数料支払いに使用できる電子前売りチケットになります。 詳細はこちらからご確認ください。 |
12 : 00 ~ 23 : 59 | 申込日の翌々日 ~ 3カ月後まで |
コンビニ 決済
※払込期限は申込日を含めて 3日目の23:59です。 例)4月10日に申込 →払込期限は4月12日の23:59まで |
00 : 00 ~ 23 : 59 | 申込日の5日後 ~ 3カ月後まで |
(4)申込日の2日後までに実施する試験に申し込んだ場合は、申し込み後、試験日時を変更することはできません。
上記受験申し込みの完了後、受験者に「確認票発行のお知らせ」が届きます。
お知らせが届いたら、利用者IDでアクセスできる利用者メニューからダウンロードが可能です。
ダウンロードが完了したら、受験番号・受験日・会場までの案内地図を確認します。
(1)確認票には、受験の際に必要な以下の情報が記載されています。
(2)特に、試験当日は受験番号、利用者ID、確認コードを会場で入力しないと受験ができません。忘れずに確認票を印刷し、試験会場へお持ちください。
領収書も確認票と同様、利用者IDでアクセスできる利用者メニューからダウンロードが可能です。
ただし確認票とは違い、受験手数料支払い方法ごとに領収書のダウンロードには期限が設定されていますので、ご注意ください。
(1)領収書は発行されてから1年間ダウンロードが可能です。
(2)2回目以降の領収書ダウンロードを行う場合は、再発行の取り扱いとなりますのでご注意ください(領収書に再発行と記載されます)。
ITパスポート試験は受験完了後、当日中に結果が出るため即日で合否の確認が可能ですが、正式な合格発表については翌月以降に行われます。
受験当日からの流れについて、会場到着から実際の受験、合格発表確認から合格証書の受領まで解説します。
まず、試験会場にて受付を行います。受付、入場は試験時間の30分前から可能です。
受付の際、確認票および顔つきの本人確認書類の提示が必須であるため、ご注意ください。
なお、「受験番号」「利用者ID」「確認コード」の3つの番号を控えていれば確認票の代わりとして受付が可能です。
確認票を印刷できない場合や、万が一当日に紛失した場合などに備えてスマホ、もしくは紙のメモなどに控えておくと確実と言えるでしょう。
顔つきの身分証明書については有効期間内のものであり、かつ原本である必要があります(コピー不可)。
受付できなかった場合、別日程への変更ができず、受験料も返還されないため会場に向かう前に必ず確認するようにしましょう。
受付が完了し着席した後、「受験番号」「利用者ID」「確認コード」の3つを入力し自分の受験者画面にログインします。
確認事項に同意し、試験時間になると問題が表示され、試験問題に解答できるようになります。
試験終了時間になるか、回答終了ボタンを押すことで、試験が終了されその場で採点が開始します。
なお、受験開始時刻に遅れた場合であっても試験の受付は可能ですが、試験終了時間は延長できないため試験時間は短くなる点にご注意ください。
試験終了後、総合評価点、分野別評価など成績が記載されている「試験結果レポート」をダウンロードできるようになります。
結果レポートを取得するためには会場から離れた後、利用者メニューに表示される結果レポート画面からダウンロードする必要があります。
試験結果レポートでは総合点および「ストラテジ系」「テクノロジ系」「マネジメント系」それぞれでの得点がわかります。
なお、正確な合否は経産省から発表されるため、試験結果レポートで合否がわかるというわけではありません。
あくまで目安としてとらえつつ、合格基準を満たしていればおおむね合格とみなして良いでしょう。
ITパスポート試験は合格基準(総合点1,000点満点中600点以上かつ科目ごとの評点で1,000点満点中300点未満の科目がない)を満たしていれば合格とされますが、正式な合否については経済産業大臣による判定が改めておこなわれます。
正式には、受験月の翌月中旬に発表される合格発表で受験番号が記載されていれば、はじめて合格と扱われます。
合格発表の正式な日程はITパスポートの公式HPに記載されており、記載日の正午に発表されます。
資格登録に必要な場合や就職活動などにおいて使用したい場合は、念のため合格発表日以降ご自身の番号が記載されているのを確認することをおすすめします。
合格者に対しては「情報処理技術者試験合格証書」という形で経済産業大臣の名前で合格証書が送付されます。
送付される時期は合格発表の翌月(つまり、合格した試験の受験月の翌々月)の中旬で、正式な発送日はITパスポートの公式HPに記載されています。
合格証書は再交付できないため、受け取った合格証書は紛失しないよう大切に保管しましょう(※万が一紛失してしまった場合、合格証書の再発行はできませんが合格を証明する通知に関しては有料で取得可能です)。
送付先の情報や合格者の氏名・生年月日などは受験時の情報に基づいて処理されるため、変更する必要がある場合は速やかに対応するようにしましょう。
ITパスポート試験は日程変更が可能ですが、条件があります。
まず、日程を変更できる期限は試験当日の3日前までです。
それ以降の変更についてはいかなる理由があっても不可能なのでご注意ください。
再選択できる日程についてクレジット・バウチャー決済の場合およびコンビニ決済で支払いが完了している場合、最短で変更日当日の3日後から最長で3カ月後(同じ日付)までの期間から選択できます。
コンビニ決済を選択し、決済が完了していない場合については、変更可能な日程は最短で変更日当日の5日後から最長で3カ月後(同じ日付)までです。
日程変更の回数には制限がなく、有効な期間内であれば何度でも変更可能ですが、最初の申込日から1年(同じ日付)を超える日程を選択することはできません。
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