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ITパスポート試験は中学生も受験できる?試験概要と勉強法を解説

ITパスポート試験は中学生も受験できる?試験概要と勉強法を解説

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中学生はITパスポート試験を受験できる?

ITパスポートは誰もが受けられる試験です。

特定の受験資格を必要としないだけでなく、年齢制限もありません。そのため、中学生でも受験できます。

実際、過去開催されたITパスポート試験のデータを見ても、比率は高くないながらも小学生・中学生が受験していることがわかります。

ITパスポートの試験に興味がある場合、ぜひ早い段階からの挑戦も視野に入れてみると良いでしょう。

中学生はITパスポート試験に合格できる?

中学生でITパスポート試験に合格することは、十分に可能です。

過去の試験データを見ると、小学生・中学生のITパスポート試験の合格率は約30%程度となっています。

受験者全体の合格率は50%前後なので、大学生や社会人に比べると少し不利かもしれません。

しかし、入念に対策すれば、中学生でも十分に合格可能な水準の試験といえるでしょう。

中学生がITパスポートを取得するメリットとは?

ITパスポートを受験しているのは社会人の方が主ですが、中学生の内から早期にITパスポートを取得していると、さらに大きなメリットが得られます。

中学生がITパスポートを取得するメリットについて、4つ解説します。

  1. 進学に役立つ
  2. 時間の余裕がある
  3. ITリテラシーが身につく
  4. IT系の資格の中では難易度が高くない

1. 進学に役立つ

中学生からITパスポートを取得していると、進学に有利になる可能性があります。

たとえば、大学の理系の学部や、情報系の専門学校においてITパスポートの保有により入試で優遇措置を設けているところもあります。

また、中学時代からITパスポートを取得していることは、高い学習能力や目標に向けて努力できる力、将来を見据えた先見性をアピールできるでしょう。

2. 時間の余裕がある

中学生は高校生や社会人と比較すると、勉強に使える時間が確保しやすい環境といえるでしょう。

社会人になると仕事が忙しく、勉強時間の確保が大変なのは想像がつきやすいと思います。

高校生活も、普段の勉強に課外活動に大学受験にと、中学時代よりも忙しくなりがちです。

そのため、比較的自分が好きなことに時間を割きやすい中学時代はITパスポートの勉強に時間を割く絶好の機会といえるでしょう。

3. ITリテラシーが身につく

ITパスポートの勉強の中で、社会で必要とされるITの基礎知識やITリテラシーが身につけられます。「ITリテラシー」とは、ITを使うために必要な能力のことです。

これらの知識・スキルを中学生の内に身につけておくと、将来社会人になったとき有利です。

また、中学生・高校生にとっても、ITリテラシーは他人事ではありません。

たとえばSNSの利用において正しい能力を身につけておくことは、自分自身や周りの友人を守ることに直結します。

普段の生活に役立てる意味でも、中学生のうちにネットリテラシーを身につけておくと良いでしょう。

4. IT系の資格の中では難易度が高くない

ITパスポートは、IT系の資格の中で比較的易しい試験です。

ITパスポートは「情報処理技術者試験」という試験に区分され、その中でも「レベル1」という最も初歩的な試験に位置づけられます。

また、ITパスポートはよりレベルの高い試験に挑戦するための基礎学習としても重要です。将来的により上位の資格に挑戦したいのであれば、取得しておいて損はないでしょう。

【あわせて読みたい】ITパスポート試験の難易度は?合格に必要な勉強時間や勉強法を徹底解説

ITパスポート試験概要

項目 内容
試験時間 120分
出題数 小問:100問(*1)
出題形式 四肢択一式
出題分野 ストラテジ系(経営全般):35問程度

マネジメント系(IT管理):20問程度

テクノロジ系(IT技術):45問程度

合格基準 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること

総合評価点

600点以上/1,000点(総合評価の満点)

分野別評価点
ストラテジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)

試験方式 CBT(Computer Based Testing)方式(*2)

受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。

採点方式 IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出します。

(*1)総合評価は92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行います。残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。
(*2)身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方のために、春期(4月)と秋期(10月)の年2回、筆記による方式の試験を実施します。

ITパスポート試験が実際にどんな内容の試験なのか、どのくらいの難易度なのかといった詳しい内容は、以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

【あわせて読みたい】ITパスポート試験とはどんな試験?難易度・勉強時間の目安を徹底解説

中学生がITパスポート試験に合格するためのポイントは?

ITパスポートは中学生でも十分に合格が目指せる試験です。

ITパスポート試験に合格するための重要なポイントを5つ解説します。

  1. 頻出分野に絞って勉強する
  2. インプットしたらすぐにアウトプットする
  3. メリハリをつけて学習する
  4. 模擬試験を受けて本番環境に慣れる
  5. 「合格できる」とポジティブに考える

1. 頻出分野に絞って勉強する

まず、試験範囲の中でも頻出分野に絞って勉強することが大切です。

ITパスポートの試験範囲は非常に広く、全ての内容を完全に理解しようとすると膨大な時間がかかります。

ITパスポートの合格基準を満たせるよう頻出分野に絞って対策し、細かい知識やあまり出ない範囲は思い切って捨てるのも一つの戦略です。

過去問などから傾向を掴み、頻出分野を集中攻略しましょう。

2. インプットしたらすぐにアウトプットする

インプットした知識はすぐにアウトプットし、早めに定着させることが重要です。

インプットは勉強の大前提として重要ですが、身につけた知識が得点に結びつかなければ意味がありません。

そのため、インプットしたらすぐにアウトプットの実践を行い、間違えたところをインプットし直して理解を深めるといった繰り返しが必須です。

どちらかに偏ることなく、こまめにインプットとアウトプットを繰り返すようにしましょう。

3. メリハリをつけて学習する

学習はだらだらと行うのではなく、メリハリをつけて行うのが大事です。

ITパスポートは目安として、100〜150時間の勉強時間が必要と言われています。

中学生は比較的勉強時間を取りやすいとはいえ、学校の勉強や課外活動の合間にこれだけの時間を確保するのは簡単なことではありません。

そのため、スケジュールを立てて学習のペースを決め、コツコツと進めることが重要です。

勉強するときは集中して勉強し、休むときはしっかりと休むようにしましょう。

4. 模擬試験を受けて本番環境に慣れる

模擬試験を受けて、実際の本番環境に慣れておくことも大切です。

ITパスポート試験は、試験会場でパソコンに向かって解答するCBT形式が取られます。

試験の方式や環境に慣れていないと、本番で十分に実力を発揮できないこともあるかもしれません。

対策としては、本番になるべく近い環境で模擬試験を受け、予行演習することが挙げられます。

自分の実力を確認するためにも、前もって模擬試験を受けておくのがおすすめです。

05. 「合格できる」とポジティブに考える

最後に「自分は合格できる!」と常にポジティブな気持ちを持ち続けることが大切です。

ITパスポートに限りませんが、適切な対策ができていれば合格は十分で目指せます。「これだけ勉強したのだから大丈夫」とポジティブな気持ちを持って挑みましょう。

【あわせて読みたい】ITパスポート試験に受かる気がしない!難しいと思う原因と受かる方法を伝授

まとめ

最後に、中学生のITパスポート受験についてまとめました。

  • ITパスポートは年齢制限がなく、中学生でも受験可能
  • 小中学生の受験者もおり、合格率は30%程度
  • 中学生のうちにITパスポートを取ることで、進学や日常生活で大きなメリットを得られる
  • 中学生がITパスポート試験に合格するためにはポイントを押さえた学習が必須

ITパスポートは、中学生でも十分に合格できる試験です。

中学生の間に合格するメリットも大きいので、興味のある方はぜひポイントを押さえた学習を実践し、試験に挑戦してみてください。

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