ITパスポート試験に必要な対策方法は、勉強に対してだけではありません。試験本番、普段の心構えに対しても対策をおこなっていくことが重要です。 この記事では主に勉強方法・マインドセット・試験本番の3つにわけて、各々の対策方法について解説していきます。
ITパスポート試験はどんな試験?
まずは、ITパスポート試験の概要について解説します。
試験日程 | 随時実施 |
受験資格 | 誰でも受験可能 |
試験会場 | 全国47都道府県の試験会場 |
出題分野 | ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度 テクノロジ系(IT技術):45問程度 |
試験時間 | 120分 |
受験方式 | CBT(Computer Based Testing)方式 |
受験料 | 7,500円(消費税込み) |
合格発表 | 受験した月の翌月15日前後に発表 |
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ITパスポート試験の対策方法【勉強方法編】
次に、ITパスポート試験に合格するための勉強方法について解説します。
勉強におけるの対策方法は、主に以下の4つです。
- スキマ時間を勉強に充てる
- 場所を選ばない学習方法を取り入れる
- 理解できるまで過去問を繰り返し解いてみる
- インプットだけでなくアウトプットもおこなう
スキマ時間を勉強に充てる
1つ目は、スキマ時間を勉強に充てることです。
学校や仕事で忙しい人が、毎日机に向かって勉強する時間を作るのは非常に難しいかと思います。
その場合は、通勤時間や待ち時間、昼休みなどといった数分単位の時間を勉強に使うのがおすすめです。
例えば、選択問題を数問解く、テキストを確認するといったことなら、数分間のスキマ時間でも取り組めます。
まとまった時間がとれなくてもこうしたスキマ時間を積み重ねていけば、結果として必要な勉強時間を確保できるはずです。
場所を選ばない学習方法を取り入れる
2つ目は、場所を選ばない学習方法を取り入れることです。
大きなテキストを開いたり、ノートを使って問題を解いたりする学習方法だけにとらわれていると、スキマ時間を使った勉強がしにくくなってしまいます。
スキマ時間を有効活用して勉強を進めるには、場所を選ばずに勉強できる環境を整えることが重要です。
例えば、スマホを使って動画を見聞きしたり、問題を解いたりできる教材を使ったりすれば、いつでもどんな場所でも勉強ができます。
理解できるまで過去問を繰り返し解いてみる
3つ目は、理解できるまで過去問を繰り返し解いてみることです。
過去問は、ITパスポート試験対策において非常に重要です。
ただし本番では、過去問に近い問題が出ることはあっても、完全に同じ問題が出ることはほとんどありません。
答えをただ暗記するのではなく、解き方を理解して応用ができるようにしておく必要があります。
そのため、過去問は数年分を繰り返し解き、間違えた問題はしっかり復習をして理解を深めておきましょう。
インプットだけでなくアウトプットもおこなう
4つ目は、インプットだけでなくアウトプットもおこなうことです。
ITパスポート試験の対策において、知識のインプットは重要です。
しかしどんなにインプットをしたつもりでも、試験本番で問題が解けなければ意味がありません。
合格を目指すなら、インプット後に問題を解いてアウトプットをおこないましょう。
例えば、講義を見たりテキストを読んだりしてある程度知識のインプットをしたら、早めに問題を解いてください。
ここで間違えた問題やわからなかった問題については、しっかり復習しておきましょう。
このようにインプットをしたらすぐにアウトプットをすることで、効率的に知識を定着させやすくなります。
【あわせて読みたい】ITパスポート試験の難易度は?合格に必要な勉強時間や勉強法を徹底解説
ITパスポート試験の対策方法【マインドセット編】
ITパスポート試験に合格するには、ただ勉強をするだけでなくマインドセットも必要です。
マインドセットのポイントは、以下の4つです。
- 最低限の正答率を心がける
- わからないことはその場で解決する
- 学習を習慣化する
- 常に「合格できる」と前向きに考える
最低限の正答率を心がける
1つ目は、最低限の正答率を心がけることです。
ITパスポート試験は、出題範囲が範囲が非常に広い試験です。
そのため、すべての範囲を網羅しようとしてやみくもに勉強をする人もいます。
しかし完璧を目指して手を広げすぎると、よく出題される重要な分野ではなく、ほとんど出題されないような分野にまで時間を使うことになってしまいます。
ITパスポート試験は、満点をとらなくても合格できる試験です。
すべての問題で完璧な正解を目指すのではなく、最低限の正答率を目指しましょう。
なお、ITパスポート試験の合格基準は以下の通りです。
合格基準 | 総合評価点
600点以上/1,000点(総合評価の満点) 分野別評価点 ストラテジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) テクノロジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) ※総合評価点が600点を超えていても、分野別評価点のいずれかが300点未満の場合は、不合格となります。 |
上記の通り、ITパスポート試験は全体で6割、3つの分野でそれぞれ3割以上正解していれば合格できます。
まずはこの基準を確実に突破できるようになりましょう。
わからないことはその場で解決する
2つ目は、わからないことはその場で解決することです。
ITパスポート試験の勉強をしていてわからないことが出てきたら、必ずその場で調べて解決しましょう。
わからない部分の調査は、決して後回しにしてはいけません。
後回しにしてしまうと思い出すのにも時間がかかりますし、知識が定着しづらくなり、効率的な学習がしにくくなってしまいます。
学習を習慣化する
3つ目は、学習を習慣化することです。
学習をモチベーション任せにしていると、気が向いたときだけ勉強する形になってしまい、試験日までに十分な勉強ができない可能性が高まります。
ただ、試験対策の勉強をしている期間中、ずっとモチベーションを維持し続けるのも難しいでしょう。
十分な学習量を得るには、モチベーションにかかわらず、毎日学習する習慣をつけることが必要不可欠です。
例えば「数分空き時間ができたら問題を1問解いてみる」「寝る前に1本動画を見る」など、生活の一部に勉強を取り入れてしまいましょう。
常に「合格できる」と前向きに考える
4つ目は、常に「合格できる」と前向きに考えることです。
初めて触れる内容を学習しているのですから、「本当に合格できるのかな」「無理なんじゃないかな」と不安を感じるのは当然です。
ただ、そんなときも常に「合格できるに違いない」とポジティブに考えて乗り切り、学習を続けましょう。
【あわせて読みたい】合格できるマインドセット
ITパスポート試験の対策方法【試験本番編】
ITパスポート試験の本番当日でも、合格のためにできる対策があります。
試験本番の対策は、主に以下の2つです。
- 持ち物は余裕をもって準備しておく
- 捨て問は勇気をもって飛ばす
持ち物は余裕をもって準備しておく
1つ目は、持ち物は余裕をもって準備しておくことです。
どんな試験でも、必要な持ち物が必ずあります。
持ち物は、試験当日にあわてて準備をすると忘れ物をしたり、見つからずに準備に時間がかかったりしがちです。
最悪の場合、遅刻や試験を受けられなくなる原因にもなってしまいます。
そのため必要な持ち物は事前に確認して、余裕をもって準備をしておきましょう。
あらかじめ持ち物リストを作っておいて、忘れ物がないかチェックをしながら最終確認をするとよいでしょう。
捨て問は勇気をもって飛ばす
2つ目は、捨て問は勇気をもって飛ばすことです。
ITパスポート試験では、著しく正答率の低い「捨て問」が出題されることがあります。
1〜2分考えてもわからない問題や、解くのに時間がかかりそうな問題にぶつかった場合は、優先順位を下げて一旦飛ばしましょう。
そういった問題は、あとから見直せるように印をつけておいて、すべて解いたあとに時間があれば再挑戦すればよいのです。
試験には制限時間があります。
一つの問題に時間を使いすぎて、解ける問題を解く時間まで消費してしまわないように気をつけましょう。
【あわせて読みたい】合否を分ける「捨て問」の考え方
まとめ
最後に、今回のポイントをおさらいしておきましょう。
- 試験勉強ではスキマ時間を使い、過去問を繰り返し解いてインプット・アウトプットをする
- 試験本番の日では余裕をもって持ち物を準備し、捨て問は飛ばす
- 最低限の正答率を心がけ、学習習慣をつけて、わからないことはすぐ調べる
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