勉強時間の活用方法

受験者の皆様の中には、少ない時間を駆使し、学習を進められている方も多くいらっしゃるでしょう。今回は、少ない時間でも効率よく学習できる勉強方法をご紹介していきます。


勉強時間が少ないです。どのように学習を進めれば良いでしょうか?

これをすれば即解決!と言った方法は、残念ながら存在しません。少ない時間で地道に「何とかしていく」しか方法がありませんので、参考になりそうな手段をいくつかご紹介します。


少ない時間を活用した勉強方法!

勉強時間の問題は深刻です。ITパスポート試験の場合、通学しながらとか仕事をしながら勉強されている方がほとんどですので、皆さん、悩まれているところです。そして、この点は、残念ながら、「これをやれば即解決」という絶対的な方法は存在しません。少ない時間の中で「何とかする」ほかありません。そこで、少ない時間の中で何とか実力をつけていく手段として考えられるものを、いくつかご紹介しましょう。

1.「こまぎれ」の時間の活用

 合格に必要な力をつけるためには、ある程度の勉強時間は絶対に必要です。まとまった時間をとるのが困難であれば、移動中の時間とか、昼休み等、それらの時間を勉強にあてるしかありません。たとえば、30分時間があれば、問題を5~7問、多ければ10問解くことも可能です。それを毎日続ければ、1カ月で150問~300問、3カ月で450問~900問解くことが可能になります。このように、1日30分でも、結構バカにできないのです。

 また、学校に通いながら、あるいは、仕事をしながら勉強されている方の宿命ですが、ある程度、睡眠時間を削ったり、休みの日はフルに勉強にあてるくらいの覚悟は必要でしょう。他の方よりも少ない勉強時間で合格を目指すわけですから、やりたいことを我慢することも当然必要になってきます。

 具体的には、たとえば、昼休み等に30分だけ学習することを目標にする。それができなければ夜帰宅して寝る前にやるようにして、1日必ず30分は学習するようにする。そして、休みの日はまとまった時間を学習にあてるというのはどうでしょうか。かなり結果は違ってくると思いますよ。

2.学習範囲の限定

 次に考えられるのは、勉強する範囲をあらかじめ限定してしまうというものです。ITパスポート試験で問われる知識は多岐にわたっており、全部こなそうとすると相当な量になります。

 時間があれば全部まんべんなくやって頂きたいところですが、時間がない中で全部やるとなると、重要項目に割く時間がどうしても不足してしまい、対策が中途半端になってしまう危険性があります。そこで、得点に直結しやすい項目に勉強範囲を限定し、そうでないところは、余裕があればやることにするのです。

3.「繰り返し」を意識する

 人間の記憶は、反復することによって定着します。たとえば、自分の名前や住所を間違える人はいませんが、それは、生まれながらにインプットされているわけではなく、何度も繰り返し書いたり言ったりした結果、「記憶」として定着しているのです。試験対策もそれと同じです。知識は、繰り返さないと定着しません。そこで、問題集でもテキストでも、とにかく、繰り返すことを意識して欲しいのです。最初はあやふやだった知識も、2回・3回と繰り返し接するうち、不思議と定着してくるものです。

 上記のような方法を実践するには、かなりのエネルギーを必要とするでしょう。しかし、実践していくうちに、必ず実力がついてきます。これまで解けなかった問題が解けるようになったりします。それがやる気につながり、もっと頑張れるようになります。まず、1カ月、頑張って実践してみて下さい。少しづつ成果が出てくるはずですよ。



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