
最終更新日:2026年10月20日/各社の受講料・コース内容は、2026年10月時点の各社公式サイトの情報をもとに作成しています。
1級建築士試験は「学科」と「設計製図」の2段階で、合格までに1,000時間以上の学習が必要ともいわれます。講座選びでは、①学科から製図まで同じ講座で対策できるか ②仕事が忙しくても続けられるか ③学科と製図をあわせた総額でいくらかかるかの3つを確認しましょう。
① 製図まで一つで完結② 忙しくても続けられる③ 総額で見た費用
1級建築士の総合合格率は約1割と難関で、学科合格後に製図試験が待っています。学科と製図で講座を分けると、費用も手間も二重にかかります。また働きながら1,000時間以上を積み上げるには、続けられる仕組みが欠かせません。
スタディングは完全オンラインで、学科対策から製図の添削指導までそろう講座です。1本5分から学べる講義とAIによる復習・計画の自動化で、通勤時間や昼休みだけでも学習を積み上げられます。受講料は学科・製図総合コースで99,000円、製図添削(全5課題)まで含めても143,000円です。
ただし、どれか一社が絶対的に優れているわけではありません。通学して対面で指導を受けたい方、合格実績の規模を重視する方には、大手資格学校が合う場合もあります。この記事では4社の強みを率直に整理したうえで、目的別の選び方をご案内します。
まず押さえる|6つの比較軸
- ①製図まで一つで完結するか:学科対策と製図対策が同じ講座に入っているか。別々に申し込むと費用も手間も増える
- ②製図の添削指導:自分の図面を講師に見てもらえるか。採点基準に沿った指導が受けられるか
- ③続けやすさ:仕事が忙しくても学習を続けられる仕組みがあるか。スキマ時間で進められるか、計画や復習をシステムに任せられるか
- ④質問サポート:わからない点を講師に質問できるか。その場で調べる仕組みがあるか
- ⑤学習形態:通学か、オンラインか。自分の生活に合った受け方ができるか
- ⑥費用(学科+製図の総額):学科と製図、添削までをあわせた総額で比較する。給付金や保証制度もあわせて確認
※下の比較表は、この6つの比較軸と同じ順番・同じ項目名で並べています。
ひと目でわかる|主要4社の比較表(1級建築士)
製図まで対策できるか、続けやすいか、総額でいくらかかるかを見比べましょう(2026年10月時点の各社公式情報)。各社名をクリックすると公式サイトが開きます。
| 比較項目 | スタディング | TAC | 日建学院 | 総合資格学院 |
|---|---|---|---|---|
| こんな人におすすめ | 仕事が忙しく、費用を抑えて学科から製図まで一つの講座で対策したい人 | 費用と指導のバランスを重視し、受講スタイルを選びたい人 | 全国の校舎に通い、通学と映像講義を組み合わせて学びたい人 | 対面指導と合格実績の規模を重視し、手厚い通学指導を受けたい人 |
| 製図まで一つで完結するか | 学科・製図総合コースで学科と製図の両方に対応 | 学科+製図のセット申込あり | 学科・製図それぞれのコースあり | 学科・製図それぞれのコースあり |
| 製図の添削指導 | あり(製図添削オプション・全5課題。手書きA2図面をスマホで撮影して提出、原則1週間程度で返却) | あり(通信でも添削指導・質問サポートあり) | あり(Webコースで通信添削、通学講座で個別指導) | あり(机間指導+添削) |
| 続けやすさ | 1本5分から視聴できる講義。AI問題復習・AI実力スコア・AI学習プランが復習と計画を自動化し、スマホでスキマ時間に学べる | Web通信なら自分のペースで受講。講義をいつでもアーカイブ視聴できるWebフォローあり | 校舎での学習管理と受講生専用ページ | 通学による学習ペースの管理 |
| 質問サポート | 講師に質問できる学習Q&Aチケット30回分が総合コースに付属/AI検索でその場で調べられる | 質問サポートあり | 校舎のライセンスアドバイザーが対応 | 対面での質問・指導 |
| 学習形態 | 完全オンライン(スマホ・PC・タブレット) | 教室/オンラインライブ/Web通信から選択 | 通学+映像講義(Webコースあり) | 対面中心 |
| 費用(学科+製図の総額) | 99,000円(学科・製図総合コース) 製図添削(全5課題)まで含めても143,000円 | 528,000円〜(Web通信の学科・製図セット) | 913,000円〜(Webコースの組み合わせ) | コースにより異なる(公式サイトで要確認) |
※価格・コース構成は変動するため、最新は各社公式サイトをご確認ください。他社の受講料は、学科と製図の主要コースを組み合わせた場合の目安です。
出典一覧(2026年10月確認):スタディング 建築士講座/TAC 1級建築士 総合学科本科生/TAC 1級建築士 設計製図本科生/日建学院 公式サイト/総合資格学院 公式サイト
目的別|4社それぞれの強み
- スタディング/学科から製図の添削指導まで、完全オンラインで一つの講座にそろう。AIが復習のタイミングや学習計画を組み立てるため、通勤時間や昼休みだけでも演習量を積み上げられます。仕事が忙しく、費用を抑えて学びたい方に。
- TAC/教室・オンラインライブ・Web通信から受講スタイルを選べ、担任制で学習をサポート。大手資格学校の本格的なカリキュラムを、比較的抑えた価格で受けたい方に。
- 日建学院/全国の校舎ネットワークで、通学と映像講義を組み合わせて学べます。設計製図の添削指導や、学科不合格時の翌年度無料再受講保証(条件あり)もあります。校舎に通って学習ペースをつくりたい方に。
- 総合資格学院/対面中心の指導と、合格実績の規模が強み。製図は机間指導と添削で手厚く見てもらえます。費用より指導の手厚さと実績を重視する方に。
教室に通って対面で指導を受けたい方、合格実績の規模を重視する方は、大手資格学校のほうが満足度が高くなることがあります。スタディングが向いているのは、まとまった学習時間を取りにくく、費用を抑えながら学科から製図まで一つの講座で対策したい方です。
スタディング建築士講座はどんな講座?
ひとことで言えば、仕事が忙しく、まとまった学習時間を確保しにくい社会人が、費用を抑えながら学科から製図まで対策するための講座です。
スタディング建築士講座(1級 学科・製図総合コース)の教材の量と受講料を紹介します。
基本講座102回・約70時間(1本5分から視聴できる講義)
年度別過去問集14年分・約1,750問(平成24年〜令和7年)
製図対策講座31回・約25時間(基本編21回・応用編10回)
99,000円(学科・製図総合コース・税込)
- 学科から製図まで一つの講座で完結(基本講座・問題演習・過去問・合格模試・製図対策講座が学科・製図総合コースにそろう)
- オンラインでも製図の添削指導を受けられる(手書きのA2図面をスマホで撮影して送るだけ。本試験の採点区分を踏まえた個別添削と「計画の要点」の記述指導が原則1週間程度で返却)
- 講師に質問できる質問サポート(学習Q&Aチケット30回分が総合コースに付属。他の受講生の質問と回答も閲覧可能)
- AIが学習を支える(AI問題復習が復習すべき問題とその日を、AI実力スコアが合格までの距離を、AI学習プランが試験日までの計画を組み立てる)
- スキマ時間で学べる(1本5分から視聴でき、倍速再生・オフライン再生にも対応)
運営:KIYOラーニング株式会社(東証グロース上場)。オンライン資格講座「スタディング」を提供しています。
こんな人に向いています
- 建築・建設の実務に就きながら、通勤時間や昼休みで学習を進めたい人
- 大手資格学校の受講料や通学時間が負担になっている人
- 学科と製図を別々の講座で申し込むのではなく、一つの講座でまとめて対策したい人
- 近くに通える校舎がない地方在住の人、育児や介護と両立しながら学びたい人
正直なところ、こんな人には向いていません
スタディングに校舎はなく、製図の指導は製図添削オプション(全5課題)による通信添削です。教室で講師が図面を見て回る机間指導は行っていません。
そのため、教室に通って講師から対面で製図の指導を受けたい方、多くの製図課題を添削してもらいながら仕上げたい方には向いていません。こうした学び方を重視する場合は、大手資格学校を選んだほうが満足度は高くなります。
逆に、まとまった学習時間は取りにくいけれど、費用を抑えながら学科から製図まで一つの講座で対策したいという方には、とても向いています。
こんな不安も、こう解消できます
- 「オンラインだと製図は自分でやるしかないのでは」→ 製図添削オプションで、講師の個別添削と記述指導を受けられる
- 「オンラインだと質問できないのでは」→ 講師に質問できる学習Q&Aチケット30回分が総合コースに付属
- 「働きながら続けられるか不安」→ 学習フローとAIが、学ぶ順番と復習を自動でナビ
- 「自分に合うか不安」→ 無料体験で講義とAI機能をそのまま試せる
よくある質問
スタディングだけで製図試験の対策もできますか?
はい。製図対策もスタディングだけでできます。学科・製図総合コースには製図対策講座(1級31回・約25時間)が含まれ、作図の工程を9つのステップに分けて学べます。さらに製図添削オプションを追加すれば、講師の個別添削も受けられます。学科はオンライン、製図は通学、と講座を分ける必要はありません。
オンラインで製図の添削指導を受けられますか?
はい。製図添削オプションで、オンラインのまま講師の個別添削を受けられます。手書きのA2図面をスマートフォンで撮影して送るだけで、本試験の採点区分(ランクⅠ〜Ⅳ)を踏まえた添削と「計画の要点」の記述指導が、原則1週間程度で返ってきます。教室に通う必要も、図面を郵送する手間もありません(1級44,000円/2級22,000円・税込、全5課題)。
わからないところは質問できますか?
はい。講師にオンラインで質問できます。学科・製図総合コースには、講師に質問できる学習Q&Aチケットが30回分付いています。他の受講生の質問と講師の回答も公開されており、同じ疑問はチケットを使わずに解消できます。学習中の疑問は、AI検索・AI説明機能でその場で調べることもできます。
受講料が安いですが、内容は大丈夫ですか?
はい。受講料は抑えていますが、学科から製図まで合格に必要な対策はそろっています。価格を抑えられているのは教室を持たずオンラインで提供しているためで、教材を削ったものではありません。1級の学科・製図総合コースには、基本講座102回(約70時間)、スマート問題集約2,400問、年度別過去問集14年分・約1,750問、合格模試、製図対策講座31回までが含まれます。
スタディング建築士講座の合格実績は?
建築士講座では、合格者数・合格率の集計と公表は行っておりません。一方で、働きながら合格された方、建築学科出身ではない初学者から合格された方、資格学校に通わずに合格された方の体験談を、1級学科・1級製図・2級学科・2級製図のそれぞれで毎年公開しています。
※記事中の教材数・講義回数は1級 学科・製図総合コースのものです。2級の内容は公式サイトをご確認ください。
