令和4年12月26日(月)に公益財団法人 建築技術教育普及センターから、令和4年 1級建築士「設計製図の試験」の合格者が発表されました。
合格された方、本当におめでとうございます。
令和4年設計製図の試験は、10,509 人の受験者に対して、合格者が3,473人という結果でした(前年度の合格者は3,765人)。
また、合格率は33.0%でした。直近5年間で最も低い合格率となりました。
(注)今年「学科の試験」から受験した者と、「設計製図の試験」から受験した者の合計です。
※ 公益財団法人 建築技術教育普及センターの発表より
年 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) | 総合合格率(%) |
平成 27年 |
9,308 | 3,774 | 40.5 | 12.4 |
平成 28年 |
8,653 | 3,673 | 42.4 | 12.0 |
平成 29年 |
8,931 | 3,365 | 37.7 | 10.8 |
平成 30年 |
9,251 | 3,827 | 41.4 | 12.5 |
令和 元年 |
10,151 |
3,571 | 35.2 | 12.0 |
令和 2年 |
11,035 | 3,796 | 34.4 | 10.6 |
令和 3年 |
10,499 | 3,765 | 35.9 | 9.9 |
令和 4年 |
10,509 | 3,473 | 33.0 | 9.9 |
1級建築士を目指すなら!スタディング建築士講座!
忙しい方でも続けやすい、試験対策に特化した最小限の学習を極めたオンライン講座です。
1級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計
する知識及び技能について設計図書等の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における令和3年試験の「採点のポイント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。
採点のポイント | (1)空間構成 ①建築物の配置・構造計画、②ゾーニング・動線計画、 ③要求室等の計画、④建築物の立体構成等 (2)建築計画 ①貸事務室の収益性、可変性、快適性等に配慮した計画 ②シェアオフィスの収益性、快適性及び多様な働き方に対応可能な計画 ③省エネルギー及び二酸化炭素排出量削減に配慮した計画 (3)構造計画 ①地盤条件や経済性を踏まえた基礎構造の計画 ②無柱空間や耐震性等に配慮した構造計画 (4)設備計画 ①空調方式、設備スペース及び設備シャフトの計画 ②貸事務室の排煙計画 ※ 設計条件・要求図面等に対する重大な不適合 ①「要求図面のうち1面以上欠けるもの」、「面積表が完成されていないもの」又は「計画の要点等が完成されていないもの」 ②図面相互の重大な不整合(上下階の不整合、階段の欠落等) ③次の要求室・施設等のいずれかが計画されていないもの
|
|
採点結果の区分等 | ○採点結果については、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4段階区分とする。
ランクⅠ:「知識及び技能」*を有するもの ランクⅡ:「知識及び技能」が不足しているもの ランクⅢ:「知識及び技能」が著しく不足しているもの ランクⅣ:設計条件及び要求図書に対する重大な不適合に該当するもの *「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本 的かつ総括的な知識及び技能」をいう。 ○なお、採点の結果、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのそれぞれの割合は、次のとおりであった。 ランクⅠ:33.0%、ランクⅡ:6.1%、ランクⅢ:32.4%、ランクⅣ:28.5% ○受験者の答案の解答状況 ランクⅢ及びランクⅣに該当するものが多く、具体的には以下のようなものを挙げる ことができる。 ・設計条件に関する基礎的な不適合:「要求している主要な室等の床面積の不適合」、 「階段の不成立」、「地盤条件や経済性を踏まえた基礎の構造不適格」 ・法令への重大な不適合:「道路高さ制限」、「避難経路」等 |
|
合 格 基 準 | 採点結果における「ランクⅠ」を合格とする。 |
※公益財団法人 建築技術教育普及センターホームページ「令和4年1級建築士試験「設計製図の試験」の合格発表について(令和4年12月26日)より
お得に受講できる
10%クーポン付き