令和7年(2025年)2級建築士試験「設計製図の試験」合格発表

令和7年(2025年)2級建築士試験「設計製図の試験」
合格者4,645人、合格率46.4%!

令和7年12月2日(火)に公益財団法人 建築技術教育普及センターから、令和7年 2級建築士「設計製図の試験」の合格者が発表されました。
合格された方、本当におめでとうございます。

令和7年設計製図の試験は、10,006人の受験者に対して、合格者が4,645人という結果でした(前年度の合格者は4,680人)。

また、合格率は46.4%でした。直近5年間では、一番低い合格率となりました。

令和7年 (2025年)2級建築士「設計製図の試験」試験結果について

  • 試験日:令和7年9月14日(日)
  • 実受験者数:10,006人(前年9,947人)
  • 合格者数:4,645人(前年4,680人)
  • 合格率:46.4%(前年47.0%)

総合(学科+製図)の試験結果

  • 実受験者数:20,597人(注)
  • 合格者数:4,645人
  • 合格率:22.6%

(注)今年「学科の試験」から受験した者と、過去に「学科の試験」に合格し今年免除制度を使用し「設計製図の試験」から受験した方の合計です。

※ 公益財団法人 建築技術教育普及センターの発表より

直近8年間の「設計製図の試験」結果

実受験者数(人)合格者数(人)合格率(%)総合合格率(%)
平成
30年
10,9205,99754.925.5
令和
元年
10,8845,03746.322.2
令和
2年
11,2535,97953.126.4
令和
3年
11,4505,55948.623.6
令和
4年
10,7975,67052.525.0
令和
5年
9,9884,98549.922.3
令和
6年
9,9474,68047.021.8
令和
7年
10,0064,64546.422.6

2級建築士「設計製図の試験」合格基準点について

2級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における令和7年試験の「採点のポイント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。

採点のポイント(1)設計課題の特色に応じた計画
①LDK・交流スペースの計画
(2)計画一般(敷地の有効利用、配置計画、動線計画、設備計画、各室の計画等)
(3)構造に対する理解
(4)架構計画
(5)矩計に関する知識
(6)要求図書の表現
(7)設計条件・要求図書に対する重大な不適合
①木造2階建てでないもの
②要求図書のうち図面が1面以上未完成
③図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
④面積等の不適合
⑤要求室等のうち、次のいずれかの室等が欠落又は設置階が違っているもの
1階:玄関、LDK、個室(A)
2階:交流スペース、個室(B)、吹抜け
屋外:屋外テラス
⑥著しく非常識な計画(階段の欠落等)
採点結果の区分等○採点結果については、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4段階区分とする。
ランクⅠ:「知識及び技能」※を有するもの
ランクⅡ:「知識及び技能」が不足しているもの
ランクⅢ:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクⅣ:設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
※「知識及び技能」とは、二級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。

○採点の結果、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのそれぞれの割合は、次のとおりであった。
ランクⅠ:46.4%、
ランクⅡ:3.5%、
ランクⅢ:25.0%、
ランクⅣ:25.1%
※ 構成比は、小数点以下第2位を四捨五入して表示しているため、必ずしも合計値が100 にならない場合があります。

○解答の傾向
「未完成」、「面積違反」、「主要室の欠落」、「設計条件違反(吹抜けの大きさ、LDK及び交流スペースの計画、避難経路)」に該当するものが多かった。
合 格 基 準採点結果における「ランクⅠ」を合格とする。

※公益財団法人 建築技術教育普及センターホームページ 令和7年二級建築士試験「設計製図の試験」の合否判定基準等について(令和7年12月2日)より

https://www.jaeic.or.jp/index.html