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令和3年(2021年)2級建築士試験「設計製図の試験」合格発表

令和3年(2021年)2級建築士試験「設計製図の試験」合格者5,559人、合格率48.6%!

令和3年12月2日(木)に公益財団法人 建築技術教育普及センターから、令和3年 2級建築士「設計製図の試験」の合格者が発表されました。
合格された方、本当におめでとうございます。

令和3年設計製図の試験は、11,450人の受験者に対して、合格者が5,559という結果でした(前年度の合格者は5,979人)。

また、合格率は48.6でした。直近5年間で最も合格率が低かった令和元年(2019年)46.3%からは上昇していますが、平均でみると低めといえるでしょう。

令和3年 (2021年)2級建築士「設計製図の試験」試験結果について

  • 試験日:令和3年9月12日(日)
  • 実受験者数11,450人(前年11,253人)
  • 合格者数5,559人(前年5,979人)
  • 合格率48.6%(前年53.1%)

総合(学科+製図)の試験結果

  • 実受験者数:23,513人(注)
  • 合格者数:5,559人
  • 合格率:23.6%

(注)今年「学科の試験」から受験した者と、過去に「学科の試験」に合格し今年免除制度を使用し「設計製図の試験」から受験した者の合計です。

※ 公益財団法人 建築技術教育普及センターの発表より


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直近5年間の「設計製図の試験」結果


実受験者数(人)
合格者数(人)
合格率(%)
総合合格率(%)
平成
29年
10,837 5,763 53.2 24.3
平成
30年
10,920 5,997 54.9 25.5
令和
元年
10,884 5,037 46.3 22.2
令和
2年
11,253 5,979 53.1 26.4
令和
3年
11,450 5,559 48.6 23.6

2級建築士「設計製図の試験」合格基準点について

2級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び
技能について設計図書の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における令和3年試験の「採点のポイ
ント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。

採点のポイント (1)設計課題の特色に応じた計画

  1. 診療所部分と住宅部分との相互の動線計画
  2. 防火区画等

(2)計画一般(敷地の有効利用、配置計画、動線計画、設備計画、各室の計画等)
(3)構造に対する理解

(4)断面構成に関する知識

(5)要求図書の表現

(6)設計条件・要求図書に対する重大な不適合

  1. 鉄筋コンクリート造3階建てでないもの
  2. 要求図書のうち図面が1面以上未完成
  3. 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
  4. 延べ面積が、「240 ㎡以上、300 ㎡以下」に適合していないもの
  5. 要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
    ・診療所部分:待合室、診療室、X線室、技工室
    ・住宅部分
     1階:玄関ホール
     2階:LDK
     3階:夫婦寝室、子ども室
  6. 著しく非常識な計画(階段、エレベーターの欠落等)
採点結果の区分等 〇採点結果については、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4段階区分とする。
ランクⅠ:「知識及び技能」※を有するもの

ランクⅡ:「知識及び技能」が不足しているもの

ランクⅢ:「知識及び技能」が著しく不足しているもの

ランクⅣ:設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
※「知識及び技能」とは、二級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的
な知識及び技能」をいう。

〇なお、採点の結果、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのそれぞれの割合は、次のとおりであった。

ランクⅠ:48.6%、ランクⅡ:7.7%、ランクⅢ:31.9%、ランクⅣ:11.8%

〇解答の傾向
「未完成」、「設計条件の違反(要求室の欠落、防火区画等の計画が不十分)」、「要求図書に対する不備
(部分詳細図(断面)の防水措置)」に該当するものが多かった。

合 格 基 準 採点結果における「ランクⅠ」を合格とする。

※公益財団法人 建築技術教育普及センターホームページ「令和3年二級建築士試験「設計製図の試験」の合格発表について(令和3年12月2日)より