令和3年12月2日(木)に公益財団法人 建築技術教育普及センターから、令和3年 2級建築士「設計製図の試験」の合格者が発表されました。
合格された方、本当におめでとうございます。
令和3年設計製図の試験は、11,450人の受験者に対して、合格者が5,559人という結果でした(前年度の合格者は5,979人)。
また、合格率は48.6%でした。直近5年間で最も合格率が低かった令和元年(2019年)46.3%からは上昇していますが、平均でみると低めといえるでしょう。
(注)今年「学科の試験」から受験した者と、過去に「学科の試験」に合格し今年免除制度を使用し「設計製図の試験」から受験した者の合計です。
※ 公益財団法人 建築技術教育普及センターの発表より
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年 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) | 総合合格率(%) |
平成 29年 |
10,837 | 5,763 | 53.2 | 24.3 |
平成 30年 |
10,920 | 5,997 | 54.9 | 25.5 |
令和 元年 |
10,884 | 5,037 | 46.3 | 22.2 |
令和 2年 |
11,253 | 5,979 | 53.1 | 26.4 |
令和 3年 |
11,450 | 5,559 | 48.6 | 23.6 |
2級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び
技能について設計図書の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における令和3年試験の「採点のポイ
ント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。
採点のポイント | (1)設計課題の特色に応じた計画
(3)構造に対する理解 (4)断面構成に関する知識 (5)要求図書の表現 (6)設計条件・要求図書に対する重大な不適合
|
採点結果の区分等 | 〇採点結果については、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4段階区分とする。 ランクⅠ:「知識及び技能」※を有するもの ランクⅡ:「知識及び技能」が不足しているもの ランクⅢ:「知識及び技能」が著しく不足しているもの ランクⅣ:設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの ※「知識及び技能」とは、二級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的 な知識及び技能」をいう。 〇なお、採点の結果、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのそれぞれの割合は、次のとおりであった。 ランクⅠ:48.6%、ランクⅡ:7.7%、ランクⅢ:31.9%、ランクⅣ:11.8% 〇解答の傾向 「未完成」、「設計条件の違反(要求室の欠落、防火区画等の計画が不十分)」、「要求図書に対する不備 (部分詳細図(断面)の防水措置)」に該当するものが多かった。 |
合 格 基 準 | 採点結果における「ランクⅠ」を合格とする。 |
※公益財団法人 建築技術教育普及センターホームページ「令和3年二級建築士試験「設計製図の試験」の合格発表について(令和3年12月2日)より