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令和4年(2022年)2級建築士試験「設計製図の試験」合格発表

令和4年12月1日(木)に公益財団法人 建築技術教育普及センターから、令和3年 2級建築士「設計製図の試験」の合格者が発表されました。
合格された方、本当におめでとうございます。

令和3年設計製図の試験は、10,797の受験者に対して、合格者が5,670という結果でした(前年度の合格者は5,559人)。

また、合格率は52.5%でした。直近5年間でみると平均的な数値となっておます。

令和4年 (2022年)2級建築士「設計製図の試験」試験結果について

  • 試験日:令和3年9月11日(日)
  • 実受験者数:10,797人(前年11,450人)
  • 合格者数:5,670人(前年5,559人)
  • 合格率:52.5%(前年48.6%)

総合(学科+製図)の試験結果

  • 実受験者数:22,694人(注)
  • 合格者数:5,670人
  • 合格率:25.0%

(注)今年「学科の試験」から受験した者と、過去に「学科の試験」に合格し今年免除制度を使用し「設計製図の試験」から受験した方の合計です。

※ 公益財団法人 建築技術教育普及センターの発表より

直近5年間の「設計製図の試験」結果


実受験者数(人)
合格者数(人)
合格率(%)
総合合格率(%)
平成
29年
10,837 5,763 53.2 24.3
平成
30年
10,920 5,997 54.9 25.5
令和
元年
10,884 5,037 46.3 22.2
令和
2年
11,253 5,979 53.1 26.4
令和
3年
11,450 5,559 48.6 23.6
令和
4年
10,797 5,670 52.5 25.0

2級建築士「設計製図の試験」合格基準点について

2級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び
技能について設計図書の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における令和4年試験の「採点のポイ
ント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。

採点のポイント (1)設計課題の特色に応じた計画
・乳児室、ほふく室及び保育室の計画

(2)計画一般(敷地の有効利用、配置計画、動線計画、設備計画、各室の計画等)
(3)構造に対する理解
(4)架構計画

(5)矩計に関する知識

(6)要求図書の表現

(7)設計条件・要求図書に対する重大な不適合

  1. 木造2階建てでないもの
  2. 要求図書のうち図面が1面以上未完成
  3. 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
  4. 延べ面積が、「200 ㎡以上、250 ㎡以下」に適合していないもの
  5. 要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
    1階:玄関ホール、乳児室(0歳児用)、ほふく室(1歳児用)、保育室(2歳児用)、事務室
    2階:相談室、休憩室
  6. 著しく非常識な計画(階段の欠落等)
採点結果の区分等 〇採点結果については、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4段階区分とする。
ランクⅠ:「知識及び技能」※を有するもの

ランクⅡ:「知識及び技能」が不足しているもの

ランクⅢ:「知識及び技能」が著しく不足しているもの

ランクⅣ:設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
※「知識及び技能」とは、二級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的
な知識及び技能」をいう。
〇なお、採点の結果、ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのそれぞれの割合は、次のとおりであった。

ランクⅠ:52.5%、ランクⅡ:7.7%、ランクⅢ:30.7%、ランクⅣ:9.1%

〇解答の傾向「未完成」、「設計条件の違反(延べ面積が不適当なもの、乳児室、ほふく室又は保育室の床面積が不
足しているもの)」、「要求図書の違反(東側立面図ではない)」、「架構計画が不適切」に該当するも
のが多かった。

合 格 基 準 採点結果における「ランクⅠ」を合格とする。

※公益財団法人 建築技術教育普及センターホームページ「令和4年二級建築士試験 「設計製図の試験」の合格発表について (令和4年12月1日)より

https://www.jaeic.or.jp/index.html