建築士を目指す際、「建築士の資格は本当に独学で取得できるの?どう勉強を進めればいいの?」と気になりますよね。
建築士試験は、資格試験のなかでも難易度が高く、ある程度の知識を持った方でも合格するには相応の勉強時間が必要です。建築に関する勉強をしたことがない方は、なおさら膨大な時間が必要になるでしょう。
今回は、建築士試験合格に必要な勉強時間や、独学で合格するための学習方法などをご紹介します。
- 建築士試験は独学で合格できる?
- 建築士試験に合格するために必要な勉強時間
- 建築士に独学で合格するための勉強法
- 建築士試験に独学で合格するコツ
- 独学が不安な方にはオンライン通信講座のスタディング
- 【合格者体験談】独学からスタディングに切り替えて合格
- 宅建もスタディングで合格することができたので、一級建築士もスタディングでチャレンジすることにしました。
- 問題演習が何処にいてもスマホで苦手分野などをピックアップして学習しやすいので、紙ベースの学習よりも、短時間かつ効率の良い学習につながると思います。
- いつでもどこでも勉強できるスタディングは私にとてもあっていたと思います。
- スタディングの効率の良い勉強法が自分にあっていたのかなと感じています。
- 資格学校に比べて拘束時間が短く、スキマ時間で効率的に勉強ができて、無事に学科試験に合格する事が出来ました。
- よくわからない、つまらないということがなく、お陰様で仕事の後で疲れていても少しだけ頑張ろうとコツコツ進められました。
- まとめ
建築士試験は独学で合格できる?
建築士試験は一般的に難関と呼ばれる資格試験のひとつです。
建築士試験合格に向けて勉強方法はさまざまありますが、できるだけお金をかけずに独学で挑戦したいという方も多いのではないでしょうか。
建築士の資格は、一級建築士と二級建築士、木造建築士の3種類があります。3つの中で一級建築士が、最も難易度が高い資格です。
一級建築士の試験は合格率が10%前後と低く、出題範囲も広いことから独学はハードルが高いです。
合格するにはしっかりとスケジュールを組んで、効率的に勉強する必要があります。
一方で二級建築士は、一級建築士に比べると合格率が高く、勉強しなければならない量がそれほど多くはないため、独学でも合格を狙える可能性は高いといえます。
建築士試験に合格するために必要な勉強時間
建築士試験の合格に必要な勉強時間は、人それぞれです。
全くの初学者を想定するのか、実務経験を積んだ方を想定するのかによっても大きく変わるはずです。
しかし、ある程度勉強時間の目安があったほうがモチベーションを維持できるという方も多いでしょう。
以下では、一級建築士と二級建築士双方について、必要な勉強時間の目安をご紹介します。
一級建築士の場合
一級建築士の勉強時間の目安は、初学者の場合1,000~1,500時間といわれています。
1年間の学習で試験に臨む場合、最低でも毎日3時間の勉強が必要です。
一方、実務経験者やある程度知識を備えた方でも、700時間~1,000時間は確保しなければなりません。
とくに、学科試験は科目数も多いため、必然的に学習に時間を割かなければならないでしょう。
一級建築士は、建築士試験のなかでもっとも難易度の高い試験です。
合格率の平均は12%ほどで、毎年9割近くの受験者が不合格となっています。そのため、ほかの試験と比べても勉強時間を多く確保する必要があります。
二級建築士の場合
二級建築士の勉強時間の目安は、初学者の場合700時間程度です。
より効率的に学習することで短縮できますが、700時間を目標にするとよいでしょう。
経験者の場合、500時間ほどの学習で合格する方もいます。
今までの知識に加えて、足りない部分を参考書や過去問で補うことが求められます。
二級建築士は、一級建築士と比べると難易度は落ちるものの、合格率は20%~25%と決して簡単な試験ではありません。
建築士に独学で合格するための勉強法
建築士試験合格のための勉強時間は二級で700時間、一級になると1,000時間以上の勉強が必要となります。
しかし、あくまでも目安であり、上記の時間勉強すれば絶対に合格できるというわけではありません。
合格するには、適切な勉強方法で効率よく進めていくことが大切です。
ここでは建築士試験に独学で合格するための勉強法を、学科試験と製図試験にわけて具体的にご紹介します。
学科試験
学科試験では、建築や関連法規などに関するさまざまな知識が求められます。
建築士試験合格のためには、テキストや問題集を使ってインプットとアウトプットを繰り返すことが大切です。
学科試験の勉強方法には、以下の3つがあります。
- インプットに時間をかけすぎず問題を解く
- 問題は何度も繰り返し復習する
- 法令集の使い方に慣れる
それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。
▼インプットに時間をかけすぎず問題を解く
学科試験の勉強として最初のステップとなるのが、建築士試験に必要な知識のインプットです。
テキストや動画などを活用して、合格に必要な知識を身につけると良いでしょう。
注意しなければならない点は、いきなりすべてを完璧に覚えようとしないことです。
建築士試験は試験範囲が広いため、テキストを初めから完璧に覚えようとすると、なかなか問題演習に進みません。
問題練習をすると覚えた知識がどのように問われるのかを把握できて、得点力が高まりますので、早い段階から問題に取り組んだほうが効果的です。
インプット学習をした後はすぐに該当範囲の問題練習を行うと、覚えた知識の使い方をしっかり身につけながら、勉強を進められます。
▼問題は何度も繰り返し復習する
人間は一度覚えたことでも、時間が経つと忘れてしまいます。
そのため、復習を繰り返して、記憶を定着させる必要があります。
最初はすぐに忘れてしまったとしても、復習を繰り返すとしっかりと記憶に残ります。
新しい範囲の学習を進めながらも、以前学んだ範囲を定期的に思い出すために、復習の時間を確保して何度も学習を繰り返してください。
▼法令集の使い方に慣れる
建築士試験の学科科目のひとつに、法規があります。
法規では建築基準法やその他建築関連法令に関する問題が出題され、法令集の中から該当の箇所を探して問題に答える形式です。
法令集を持ち込めるなら簡単と思われるかもしれませんが、合格するには法令集の使い方に慣れておくことが重要です。
建築基準法は複雑な部分があり、法令集があってもどこに該当箇所が書かれているのかわからなければ意味がありません。
そこで、法令集の構成を覚える必要があります。初めは慣れない法令に触れて苦手意識を抱く方が多いですが、繰り返し練習すると徐々にスピードアップと得点アップを実感できるはずです。
▼製図試験は独学で勉強するのが難しい
製図に関しては、過去に経験があるかどうかで大きな差が出ます。
一級建築士の試験対策において、二級建築士の受験経験がある場合は製図の基礎が身についている方もいます。
ただし、近年は実務で手書きすることが少ないので、あまり経験のない方も多いでしょう。
製図の経験がない方は、学科以上に独学での対策に苦労される方も多いかと思います。
製図試験対策では、まずは繰り返し図面を描く練習を行い、時間内に書ききれるようになることです。
どんなに素晴らしい解答が頭の中にあっても、最後まで描ききれないと、その時点で不合格となってしまうため、描ききれるようになることが第一ステップです。
はじめのうちは過去の標準回答例などを参考に、トレースで練習するのがおすすめです。
練習を重ねながら早く描ける手順を見つけていってください。
図面を描けるようになった後も、下記のように学習しなければならないことは多くあります。
- 課題内容から問われていることを正しく把握できるようになる
- エスキス(設計)のトレーニング
- 計画の要点と呼ばれる文章でのプレゼンテーションの書き方の特訓 など
学科試験日から製図試験までの期間は2カ月半ほどしかないため、学習を進めるためのスケジュール管理も大切です。
建築士試験に独学で合格するコツ
難易度の高い建築士試験でも、正しい手順や方法で学習すれば独学で合格可能です。
以下では、独学で合格するための学習方法をご紹介します。
長期的なスケジュールを立てる
まず、試験日から逆算してどの段階でどこまでの学習を完了させるか、長期的なスケジュールを立てましょう。
一級建築士の学科試験は、例年7月の第4日曜日に行われます。
例えば半年で学科の科目を一通り学習すると決めた場合は、月単位や週単位、1日単位で学習内容や取り組む問題を細分化して決めていくことが大切です。
あらかじめ長期的なスケジュールを立てておくことで、迷うことなく学習を進められます。
テキストや過去問を繰り返し解く
難易度の高い試験に臨む際、参考書や過去問を一度だけ解いた後に別のものに手を付ける方がいます。
しかし、いろんな参考書や問題集を手当たり次第に取り組むのは、あまりおすすめできません。
とくに建築士のような難易度の高い試験は、一度問題を解いただけで「その問題が問いたかったこと」や「受験者に求める点」などは理解できません。
同じ問題集を何度も繰り返し解き、同じ参考書の解説を読み込むことで徐々に納得できるはずです。
参考書を何冊も購入するのではなく、同じものを何周もすることを意識してください。
苦手科目を作らない
建築士の学科試験は総得点のみでなく各科目にも合格基準点が設けられています。
そのため、総得点が基準を満たしていたとしても、何かひとつの科目が基準に届いていなければ合格できません。
すべての科目を網羅して必要な情報をインプットするのはもちろんのこと、それぞれの科目でしっかり得点を獲得できるように繰り返し問題を解くといったトレーニングが必要です。
苦手科目がある方は、克服できるように集中的に勉強して対策しましょう。
本番と同じスケジュールで練習する
問題演習を中心にインプットとアウトプットを繰り返した後は、本番さながらのスケジュールで問題を解いてみるのもおすすめです。
本番同様のスケジュールで取り組むと、自身の体力や時間配分などの現状を把握できます。
やってみた結果、問題を解くのに時間がかかり、時間内に解き終わらなかったときは、時間内に解く練習を改めてしなければいけません。
試験本番を迎えるための準備として、本番どおりの時間配分で問題を解く練習もしましょう。
独学が不安な方にはオンライン通信講座のスタディング
建築士試験は独学での対策も可能な一方で、決して簡単ではないため、不安を感じているのであればオンライン通信講座の利用がおすすめです。
スタディングの建築士講座ではスマホやタブレットなどを活用した学習スタイルで、より効率的に合格を目指せます。
オンライン通信講座のスタディングの特徴は以下の3点です。
- 効率よく合格を目指せる
- スキマ時間を最大限に活用できる
- クイズ感覚で気楽に学習できる
それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。
効率よく合格を目指せる
スタディングではわかりやすい動画教材や音声教材を導入しています。
テキストの文章ではわかりにくい内容も、図表などを駆使したスライドを使いながら解説しているため、短時間でもより効率的に建築士試験に必要な知識のインプットができます。
また、スタディングが独自に過去問題の出題傾向などを分析して、最短で合格するためのカリキュラムを組んでいます。
そのため、時間を無駄にすることなく、確実に合格を目指すことができるという点もポイントです。
AI学習プラン機能により、合格までのスケジュールを自分で考える必要がありません。
知識を定着させるための反復学習ツールなども用意されています。
WEBテキストには「暗記ツール」機能が搭載されており、オンにすると重要な語句などが穴埋め形式になります。
タップすればすぐに解答が見られるので、繰り返し学習して知識の定着が期待できます。
スキマ時間を最大限に活用できる
スキマ時間を最大限に活用できるという点もポイントのひとつ。
スタディングの動画・音声講義やWEBテキストはPCのみでなくタブレットやスマホなど、あらゆる端末で閲覧可能です。
そのため、いつでもどこでも勉強できるようになっています。
通学や通勤の移動中や休憩時間、ちょっとした空き時間などでも、スマホさえあればすぐに勉強時間にできます。
スキマ時間をうまく活用すれば、建築士試験合格に一気に近づけるでしょう。
二級建築士試験では700時間、一級建築士試験では1000時間以上の勉強時間が必要とされています。
合格に向けた勉強時間を確保するためにも、スキマ時間の活用は欠かせません。
クイズ感覚で気楽に学習できる
スマホやタブレットを使って学習することができるため、クイズ感覚で気楽に挑戦できるという点もポイントです。
勉強というとどうしても机に向かってノートや問題集を広げるイメージがあります。
しかし、スタディングではスマホだけで完結できます。
勉強に対して苦手意識を抱いている場合、なかなか気持ちを切り替えて机に向かえない方もいるのではないでしょうか。
そこで、スタディングならリラックスした状態でもスマホを開けばいつでもすぐに勉強ができ、モチベーションの維持にも役立ちます。
机に向かって勉強するのが苦手な方やモチベーションが維持できない方には、スタディングの建築士講座がおすすめです。
【合格者体験談】独学からスタディングに切り替えて合格
宅建もスタディングで合格することができたので、一級建築士もスタディングでチャレンジすることにしました。受験勉強で工夫したことは、一日少しの時間でも勉強にあたるようにしました。
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問題演習が何処にいてもスマホで苦手分野などをピックアップして学習しやすいので、紙ベースの学習よりも、短時間かつ効率の良い学習につながると思います。会社では資格の取得は必須ではないですが、将来的に構造設計一級建築士の取得を目指しているので、通過点として一級建築士は受験しました。 今年の学習は2月ぐらいから学習を始めましたが、平日は仕事で学習出来る時間がまったくなく休日メインでの学習となりました。短い学習時間の中で効果的に学習するには演習量も大事ですが、応用に効かせられるための理解度も重要だと思います。単なる暗記科目ではない分野に関してはある程度理解した上で瞬時に問題を見て解答まで辿り着けるように繰り返し問題を解いていたのが、合格に繋がったと実感してます。 スタディングではテキストもカラーや図が豊富に使われており、自身の業務分野以外の科目も試験を解くのに十分な理解度を得るのに役立ちました。また、問題演習が何処にいてもスマホで苦手分野などをピックアップして学習しやすいので、紙ベースの学習よりも、短時間かつ効率の良い学習につながると思います。
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いつでもどこでも勉強できるスタディングは私にとてもあっていたと思います。仕事と家事、育児を日々忙しくこなす中で、資格を取得することは諦めかけていましたが、年齢を重ねるにつれ、今しかない!と思うようになり、勉強を始めました。 机に向かってノートを広げて勉強する時間はなかったので、通勤時間や昼休み、子どもの寝かしつけをしながらなど、スキマ時間はとにかくアプリを開いて、一問でも多く解くことを心がけました。一年前から取り組み始めて中だるみ期もありましたが、最後まで諦めない!をモットーになんとか合格することができました。 いつでもどこでも勉強できるスタディングは私にとてもあっていたと思います。
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スタディングの効率の良い勉強法が自分にあっていたのかなと感じています。前年度資格学校に通っていましたが結果に繋がらずモチベーションも下がっていましたが、自分のため、家族のためと気持ちを入れ替えモチベーションを保つことが出来ました。 仕事の合間や家事をしながらスタディングで動画を視聴し勉強をしていました。
スタディングの問題復習をメインに勉強していましたが、過去問10年分も並行して勉強し過去問はほぼ覚えている状態で受験しました。法規に関しては法令集に頼らず解答できるよう、しっかりと暗記したことで時間内に解答出来たと感じています。
今回は産後1ヶ月での受験となり正直難しいだろうと感じていましたが、なんとか合格でき本当に良かったです。資格学校に通ったり、独学をしてみたりと7回も受験しましたが今回やっと学科に合格することができました。スタディングの効率の良い勉強法が自分にあっていたのかなと感じています。
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資格学校に比べて拘束時間が短く、スキマ時間で効率的に勉強ができて、無事に学科試験に合格する事が出来ました。学科は過去に合格しましたが、製図で不合格になったため、学科からの再挑戦でした。 資格学校に比べて拘束時間が短く、スキマ時間で効率的に勉強ができて、無事に学科試験に合格する事が出来ました。
特にAI復習問題は忘れた頃に的確に復習が出来て、知識を定着する事が出来ました。
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よくわからない、つまらないということがなく、お陰様で仕事の後で疲れていても少しだけ頑張ろうとコツコツ進められました。自身のスキルアップと取引先への信頼強化に繋がると考えて一級建築士を目指しました。 3回目のチャレンジでしたが、スタディングの映像講義を体験して勉強のハードルが低くなったと感じています。講師の先生が点数を取るための学習ポイントを噛み砕いて丁寧に教えてくれ「そんなに難しくないでしょ。大丈夫。」と言いながらの解説は自分と相性がよく腹落ちできる内容でした。 また、法規では法文の解釈でわからないところを質問すると丁寧に教えていただきしっかりと理解することが出来ました。よくわからない、つまらないということがなく、お陰様で仕事の後で疲れていても少しだけ頑張ろうとコツコツ進められました。そして継続して進めていくうちに気づけば合格が見えるレベルまで到達出来ていました。 スタディングを選んでよかったと同時に本当に感謝しています。越野先生ありがとうございます。大変お世話になりました。
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まとめ
ここでは建築士試験に独学で合格するための方法などについて詳しくご紹介しました。最後に重要なポイントを振り返ります。
- 二級建築士試験は独学でも合格を目指せるが、一級建築士は難易度が高い
- 合格に必要な勉強時間目安は一級建築士が1000時間以上、二級建築士は700時間以上
- 建築士試験は学科試験と製図試験にわけられる
- 学科試験は全科目にそれぞれ合格基準点があるため苦手科目は作れない
- 製図試験は未経験者が独学で勉強するのは難しい
建築士は難関試験のひとつであり、簡単に合格できるわけではありません。特に一級建築士試験は合格率が低く、独学での合格は困難です。
しかし、オンライン講座などをうまく活用できれば確実に合格に近づけます。
独学のように試験勉強にお金はかけたくないけど、講座を利用して効率よく学習を進めたい方にはスタディングの建築士講座がおすすめです。
無料でお試しもできますのでぜひチェックしてみてください。