スタディング
資格合格パートナー「スタディング」
  • 全講座一覧
    • 中小企業診断士
    • 技術士
    • 販売士
    • 危険物取扱者
    • メンタルヘルス・マネジメント®検定
    • 司法試験・予備試験
    • 司法書士
    • 行政書士
    • 弁理士
    • ビジネス実務法務検定試験®
    • 知的財産管理技能検定®
    • 個人情報保護士
    • 社会保険労務士
    • 公認会計士
    • 税理士
    • 簿記
    • FP
    • 外務員
    • 貸金業務取扱主任者
    • 宅建士
    • マンション管理士/管理業務主任者
    • 賃貸不動産経営管理士
    • 建築士
    • ITパスポート
    • 情報セキュリティマネジメント
    • 基本情報技術者
    • 応用情報技術者
    • ITストラテジスト
    • ネットワークスペシャリスト
    • データベーススペシャリスト
    • スタディングテック
    • 公務員
    • TOEIC® TEST
    • コンサルタント養成講座
    • 登録販売者
    • 看護師国家試験
    • 保育士
  • 法人のお客様
  • お問い合わせ
スタディング 簿記講座

簿記とは何かを簡単にわかりやすく解説|基本的な仕組みから資格対策まで

簿記は企業経営に欠かせない重要な役割を担うため、身につけることで人材価値が大きく高まります。
経理担当など直接携わる仕事はもちろん、営業や企画など一見関係のない業務にも大いに生かせるスキルです。

本記事では、簿記とは何かを簡単にわかりやすく解説します。基本的な仕組みから資格対策まで紹介するので、これから簿記を学ぼうと考えている方は全体像の把握にお役立てください。
目次 Contents
  1. 簿記とは何かを簡単にわかりやすく解説
  2. 簿記の種類にはどんなものがある?
    1. 単式簿記・複式簿記とは
    2. 商業簿記・工業簿記とは
  3. 簿記の基本的な仕組みと流れ
    1. 簿記の目的は決算書の作成
    2. 仕訳・勘定科目とは
    3. 簿記の仕組みと流れ
  4. 簿記スキルを生かした仕事にはどんなものがある?
  5. 簿記の資格を取得するメリット
    1. 就職、転職に有利
    2. キャリアアップに生きる
    3. 他資格へのステップアップに役立つ
  6. 簿記の資格検定試験とは
    1. 日商簿記とは
    2. 全商簿記とは
    3. 全経簿記とは
  7. 簿記資格の難易度と必要な勉強時間
    1. 日商簿記3級の難易度・勉強時間
    2. 日商簿記2級の難易度・勉強時間
    3. 日商簿記1級の難易度・勉強時間
  8. 簿記資格の試験日程|統一試験とネット試験
    1. 統一試験の日程
    2. ネット試験(CBT試験)の日程
  9. 簿記資格の勉強方法|初心者でも独学で合格できる?
    1. 市販書籍での独学
    2. 通信・オンライン講座
    3. 通学制スクール
  10. まとめ

簿記とは何かを簡単にわかりやすく解説|基本的な仕組みから資格対策まで


スキマ時間で簿記を取る!

短期合格者の勉強法

【スタディング 簿記講座】


簿記とは何かを簡単にわかりやすく解説

簿記とは、日々のお金の動きや取引内容を一定のルールに従って記帳することです。

企業活動をすべて簿記によって記録することで、経営や財務の状況が明らかになります。

簿記の仕訳によって記録した内容は、最終的に貸借対照表と損益計算書にまとめられ、決算資料として開示されることになります。

日々の簿記の仕訳が誤っていれば、企業の経営や財務の状況が間違って報告されてしまうのです。


簿記といえば経理担当者の仕事というイメージを持つかもしれませんが、近年ではビジネスパーソンの必須スキルに位置づけられることも少なくありません。

特に管理職などにステップアップしたい方にとっては、自社や競合他社の状況を財務諸表から読み解く力は欠かせないでしょう。


ちなみに、簿記と聞いて資格試験をイメージする方は多いはずです。

実は簿記の資格には、日商簿記・全商簿記・全経簿記といった複数の種類があります。

大学生や社会人がキャリアのために取得するなら、日本商工会議所が主催する「日商簿記」を受験するのがおすすめです。


関連記事:日商簿記・全商簿記・全経簿記の違いとは?各資格の概要や難易度、合格率を紹介!


簿記の種類にはどんなものがある?

ここでは、簿記の種類を見ていきましょう。


単式簿記・複式簿記とは

最初に押さえておきたいのが、単式簿記と複式簿記です。


単式簿記では、シンプルにお金の流れを記録します。

家計簿やお小遣い帳のように、簡単な明細とお金の出入りだけを記録すればよいため、大きな労力はかかりません。


一方複式簿記では、1つの取引を2つの側面から捉えるのが特徴です。

例えば、商品を仕入れて現金を支払った場合は「商品の仕入」と「現金の支払い」という2つの側面から取引を記録します。

少し複雑に聞こえますが、取引を2つの側面から捉えることで、財産の状況など単式簿記ではカバーできない側面を把握できるようになります。

「簿記」といえば複式簿記のことを指すのが一般的です。


関連記事:簿記にはどんな種類がある?記帳方法や分野、検定試験の違いを解説!


商業簿記・工業簿記とは

次に押さえておきたいのが、商業簿記と工業簿記です。どちらも複式簿記にあたります。


商業簿記は、商品を仕入れて販売する企業の活動を記録するのに使われます。

一方、工業簿記は自社で製品を製造し、販売する企業の活動を記録するのが特徴です。

自社で製造する際には、原材料費や人件費をもとにした原価計算などが必要になるため、同じ簿記でも扱う内容は大きく異なります。

日商簿記では、3級は商業簿記のみ、2級と1級は商業簿記・工業簿記の両方が出題範囲となっています。


関連記事:日商簿記各級(初級・3級・2級・1級)の違いは?試験の概要や日程、合格率を紹介!


簿記の基本的な仕組みと流れ

続いて、簿記の基本的な仕組みと流れを以下3つのポイントで見ていきましょう。

  • 簿記の目的は決算書の作成
  • 仕訳・勘定科目とは
  • 簿記の仕組みと流れ


簿記の目的は決算書の作成

簿記は日々の取引を仕訳帳に記録するところから始まりますが、最終的な目標は決算書の作成です。

企業の活動を適切に記録し、貸借対照表や損益計算書といった財務諸表に正確な数値を載せることがゴールとなります。


貸借対照表は資産・負債・純資産という3つのグループから成り、資産は負債と純資産の合計額と一致します。

損益計算書は収益・費用という2つのグループから成り、その差額として算出されるのが当期純利益です。

日々の取引の仕訳に使用する勘定科目は、資産・負債・純資産・収益・費用という5つのグループのいずれかに分類されます。

それらの取引記録が最終的に貸借対照表・損益計算書に集約され、決算資料となります。


関連記事:簿記の貸借対照表とは|損益計算書との違いや書き方、問題の解き方を解説


仕訳・勘定科目とは

仕訳とは、日々の取引の記録のことです。

例えば、現金1,000円を支払って商品を仕入れた場合、仕訳は以下の通りとなります。

借方 貸方
仕入 1,000 現金 1,000

このとき使用する「仕入」や「現金」といった名称が勘定科目です。

適切な勘定科目を使って取引を記録することで、第三者でも内容が理解できる仕訳帳となります。

なお、簿記で使う帳簿の左側を借方、右側を貸方と呼びます。

慣れるまでは左右を間違えてしまうことも多いため、ひらがなを用いて「かりかた」の「り」は左に払うから左側、「かしかた」の「し」は右に払うから右側といった覚え方が有名です。


簿記の仕組みと流れ

日々の仕訳から決算書ができあがるまでの仕組みや流れも押さえておきましょう。

大まかなステップは以下の通りです。

  1. 日々の取引を仕訳帳に記録する
  2. 勘定科目ごとに集計を残高試算表に記入する
  3. 決算整理仕訳を行う
  4. 貸借対照表・損益計算書を作成する


もっとも重要なのが、日々の取引を正確に仕訳帳に記録することです。

仕訳が正しければ、あとは集計するだけで決算資料は完成に近づきます。

ただし、貸借対照表・損益計算書を作成するには、期末特有の決算整理仕訳という作業も必要です。

例えば、経年劣化による資産の価値減少を減価償却費として計上したり、取引先から債権が回収できないリスクに備えて貸倒引当金を設定したりといった調整を期末に行ないます。

それらを精算表という資料上にすべてまとめ、集計することで貸借対照表・損益計算書が完成します。


簿記スキルを生かした仕事にはどんなものがある?

簿記のスキルを専門的に活かせる仕事としては、企業の経理部門や会計事務所、税理士事務所などが挙げられます。

いずれも簿記で身につく経理・会計のスキルを使う場面が多いため、学んだ知識を活かしながら実務経験を積むことが可能です。

ただし上記のような専門職でなくても、前述の通り簿記のスキルはビジネス全般に活かせます。

例えば、営業担当者なら自社や競合他社、取引先の経営状況を決算資料から見極め、より的確な判断やよりよい提案ができるようになるでしょう。

就職・転職市場においても、ビジネスパーソンの必須スキルである簿記を身につけていることは、プラスに働きます。


関連記事:簿記の資格が役に立つ仕事とは?3級・2級・1級それぞれの仕事内容を解説


簿記の資格を取得するメリット

簿記の資格は企業の人事部や採用担当者から高く評価される傾向にあるため、資格を取得することで就職や転職などのキャリアアップに役立ちます。

特に日商簿記検定試験は、年間約50万人が受験する日本最大級の資格試験です。

受験者数の多さからも、簿記スキルに対する社会的なニーズの高さがうかがえます。

ここでは、簿記資格を取得する具体的なメリットとして、以下の3点を紹介します。

  • 就職、転職に有利
  • キャリアアップに活きる
  • 他資格へのステップアップに役立つ


就職、転職に有利

企業活動は、利益を生み出すことによって成立しています。

そのため、お金の動きを把握する力を必須のビジネススキルと捉え、簿記資格を重視する企業は少なくありません。

簿記・会計の知識をアピールすることで、満足のいく就職・転職につながる可能性は高いでしょう。


キャリアアップに生きる

キャリアアップには、企業の現状を正確に読み解く力と経営管理能力が欠かせません。

簿記を学習することで、経理業務に必要な知識をはじめ、財務諸表を読み解く力、企業の財務状況を理解する力、さらには経営管理・経営分析をする力が身につけられます。

そのため、企業の経理・会計担当者はもちろん、営業担当者や管理部門担当者からのニーズも高まっています。

簿記の資格はさまざまな形でキャリアアップにつながる可能性が高いでしょう。

また、企業によっては、簿記資格の取得により手当が支給される場合もあります。


関連記事:簿記資格取得のメリットとは?資格の取り方や難易度、独学が可能なのかも解説


他資格へのステップアップに役立つ

簿記の知識は、税理士や公認会計士といったさらに難易度の高い資格を目指すうえでの基礎となります。

難関資格へのステップアップにつながる点も、簿記資格取得のメリットです。

また会計資格だけでなく、中小企業診断士試験においても簿記の知識は必要とされます。

簿記の基礎知識を身につけることで、診断士を受験する際にアドバンテージが得られます。


簿記の資格検定試験とは

簿記の資格検定試験を受ければ、簿記の能力を客観的に測ることが可能です。

簿記の代表的な資格は日商簿記・全商簿記・全経簿記の3種類ですが、大学生や社会人がキャリアアップのために受験するなら「日商簿記」がおすすめです。

以下、各試験の主催団体や受験者層、級などを見ていきましょう。



日商簿記とは

日本商工会議所が主催する「日商簿記」は、企業の採用担当者にも広く認知されており、大学生や社会人などがキャリアアップを目的として受験しています。

日商簿記には「原価計算初級・初級・3級・2級・1級」という5つの試験がありますが、履歴書に書けるのは3級からとされています。

日商簿記3級は、簿記初心者の方でもしっかり学習すれば十分合格できるため、3級から挑戦するのがおすすめです。

また、日商簿記1級を取得することで税理士の受験資格が得られます。


全商簿記とは

全国商業高等学校協会が主催する「全商簿記」は、商業高校に通う高校生が主な受験者層となっています。

商業高校の卒業後に経理職としての就職を狙う場合や、推薦入試を受ける場合などに取得します。

一般の方も受験可能ではありますが、世間的な認知度はあまり高くないため、キャリアには生かしにくいでしょう。

全商簿記には「3級・2級・1級」という3つの試験があります。


全経簿記とは

全国経理教育協会が主催する「全経簿記」は、経理や会計の専門学校に通う学生が主な受験者層となっています。

一般の方も受験可能ではありますが、全商簿記同様に認知度があまり高くないため、キャリアには活かしにくいでしょう。

全経簿記には「基礎簿記会計・3級・2級・1級・上級」という5つの級があり、上級を取得することで税理士の受験資格が得られます。


簿記資格の難易度と必要な勉強時間

簿記のスキルを証明するには、資格を取得するのが理想です。

就職・転職などキャリアアップにつなげやすい「日商簿記」の3級・2級・1級について、その難易度や必要な勉強時間の目安を紹介します。


日商簿記3級の難易度・勉強時間

日商簿記3級のレベルは、基本的な商業簿記を修得し、小規模企業の経理業務において適切な処理ができる程度とされています。

これから簿記を学ぶという方は、まずは日商簿記3級を目指すとよいでしょう。

日商簿記3級試験の概要は、以下の通りです。

受験資格 誰でも受験可能
出題科目 商業簿記
試験時間 60分
検定料 3,300円(税込)※
合格基準 70%以上
合格率の目安 40~50%前後
試験日程・受験方式 年3回(6月・11月・2月)の統一試験、またはネット試験

※ネット試験にインターネットで申し込む場合は別途事務手数料(税込)が発生する場合があります


日商簿記3級の合格に必要な勉強時間は、講座などを利用して効率的に勉強するという前提で50~100時間程度とされています。

日商簿記3級は、筆記による従来の統一試験に加え、パソコンを使って行なわれるネット試験が2020年12月より導入されています。

テストセンターに空きがあればいつでも受験可能なため、早めに資格を取得したい方におすすめです。


関連記事:簿記3級とは|試験の概要や合格率の推移、勉強方法をまとめて解説


日商簿記2級の難易度・勉強時間

日商簿記2級のレベルは、高度な商業簿記・工業簿記を修得し、財務諸表から経営状況などを読み取れる程度とされています。

商業簿記に加えて工業簿記が出題範囲となっているため、自社製品の製造を想定した原価計算などのスキルが問われます。

日商簿記2級試験の概要は、以下の通りです。

受験資格 誰でも受験可能
出題科目 商業簿記・工業簿記
試験時間 90分
検定料 5,500円(税込)※
合格基準 70%以上
合格率の目安 15~30%前後
試験日程・受験方式 年3回(2月・6月・11月)の統一試験、またはネット試験

※ネット試験にインターネットで申し込む場合は別途事務手数料550円(税込)が発生


日商簿記2級の合格に必要な勉強時間は、「3級レベルの知識を備えている」「講座などを利用して効率的に勉強する」という前提で100~200時間程度とされています。

合格率は15~30%前後と3級よりも下がりますが、しっかり対策をすれば十分合格できるレベルです。

日商簿記2級にも、3級同様ネット試験が導入されています。

年3回の統一試験を待つ必要がないため、ネット試験を受けることで資格取得を早められるでしょう。


関連記事:簿記2級とは|試験の概要や合格率の推移、勉強方法をまとめて解説


日商簿記1級の難易度・勉強時間

日商簿記1級のレベルは、きわめて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や関連法規を踏まえて経営管理・経営分析ができる程度とされています。

会計学や原価計算が独立した科目として出題されることからも、専門性の高さがうかがえます。

日商簿記1級試験の概要は、以下の通りです。

受験資格 誰でも受験可能
出題科目 商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算
試験時間 商業簿記・会計学:90分、工業簿記・原価計算:90分
検定料 8,800円(税込)
合格基準 70%以上、かつ1科目ごとの得点が40%以上
合格率の目安 10%前後
試験日程・受験方式 年2回(6月・11月)の統一試験


日商簿記1級の合格に必要な勉強時間は、「2級レベルの知識を備えている」「講座などを利用して効率的に勉強する」という前提で400~600時間程度とされています。

合格率も10%前後ときわめて低く、独学での合格は困難な試験です。

日商簿記1級は統一試験のみの実施となっているため、年2回のチャンスを逃さないよう計画的に学習を進める必要があります。


関連記事:日商簿記1級の難易度や必要な勉強時間は?取得するメリットや科目別攻略法も紹介


簿記資格の試験日程|統一試験とネット試験

ここでは、受験者数の多い日商簿記3級・2級・1級に絞って資格試験の日程を紹介します。

もともと筆記による統一試験のみの実施でしたが、新型コロナ感染症の影響によって試験が中止となったことなどから、2020年12月より3級・2級にはネット試験が導入されました。

ネット試験とは、テストセンターに設置されたパソコンを使ってインターネット上で受ける試験です。

テストセンターにさえ空きがあればいつでも受験可能なため、年3回の試験日程を待つ必要がなく、十分な対策ができたタイミングで受けることが可能です。

また、受験後すぐに合否がわかる点も大きなメリットだといえます。


関連記事:日商簿記検定(3級・2級・1級)の概要と筆記試験・ネット試験の違い


以下、日商簿記の統一試験・ネット試験それぞれの日程について、さらに詳しく紹介します。


統一試験の日程

日商簿記3級・2級の統一試験は年に3回、1級は年に2回実施されます。

対象級 試験日 受験申込開始時期 合格発表
1~3級 6月第2日曜日 4月下旬頃~ 6月下旬~7月下旬
1~3級 11月第3日曜日 10月初旬頃~ 12月上旬~1月下旬
2~3級 2月第4日曜日 1月初旬頃~ 3月上旬~3月下旬


申し込みの期間や方法、合格発表のタイミングは商工会議所によって異なるため、受験予定の商工会議所に確認しましょう。


関連記事:日商簿記1級・2級・3級の申し込み方法や期間は?統一試験・ネット試験の2パターンで解説


ネット試験(CBT試験)の日程

一方、ネット試験(CBT試験)の日程は以下の通りです。

対象級 試験日・受験申込時期 合格発表
2~3級 テストセンターの空き状況にあわせて随時実施 試験終了後、即時判定

※商工会議所が定める認定会場(テストセンター)で試験が実施されます。
※各会場のスケジュールは、CBTS受験者専用サイトから確認できます。
※日商簿記1級のネット試験は実施されていません。


ネット試験(CBT試験)には年4回の施行休止期間が設けられており、2024年度は以下の通りとなっています。

  • 2024年4月1日(月)~4月13日(土)
  • 2024年6月3日(月)~6月12日(水)
  • 2024年11月11日(月)~11月20日(水)
  • 2025年2月17日(月)~2月26日(水)

上記期間は受験ができないため注意しましょう。


関連記事:日商簿記のネット試験(CBT方式)とは?統一試験との違いや合格率、対策方法を解説


簿記資格の勉強方法|初心者でも独学で合格できる?

簿記の資格を取得するには、以下3つのいずれかの方法をとるのが一般的です。

  • 市販書籍での独学
  • 通信・オンライン講座
  • 通学制スクール

日商簿記でいえば、日々の学習時間を確保しながら計画的に学習を進められる方なら、3級・2級は独学で合格できる可能性があります。

ただし、仕訳や勘定科目など簿記特有の用語や仕組みを覚える必要があるため、簡単ではありません。

3級試験の合格率が40~50%前後となっていることからも、約半数の受験者は不合格になっていることがわかります。

また、1級試験は出題内容がきわめて高度かつ幅広いため、独学での合格は困難だといえるでしょう。


関連記事:日商簿記1級・2級・3級は独学で合格可能?それぞれの目安勉強時間や勉強法も解説


以下、3つの勉強方法についてそれぞれメリット・デメリットを解説します。


市販書籍での独学

市販書籍で独学する場合は、書店などで販売されているテキストを使って学習を進めます。

講座やスクールを利用する場合と比べて費用が安い点や、自分のペースで進められる点はメリットだといえるでしょう。

一方で、テキスト選びが難しい点や、内容をうまく理解できない場合に自力で解決しなければならない点はデメリットです。


通信・オンライン講座

通信講座やオンライン講座を利用すれば、通学制のスクールよりも費用を抑えながら、本格的な学習が可能です。

効率よく学べるようカリキュラムが組まれているため、学習の進め方に迷うこともないでしょう。

オンラインで受講できる講座なら、スマートフォンを使ってスキマ時間に学習することも可能です。

市販書籍と比べれば費用は高くなりますが、効率的に合格を目指したい方にはおすすめです。


通学制スクール

通学制のスクールは、授業のスケジュールが決まっているため学習ペースを維持しやすい点や、わからない点を質問できる点がメリットです。

個人での学習に不安を感じている方は、受講を検討してみてもよいでしょう。

ただし受講費用が高い点や、通学に手間・時間がかかる点はデメリットだといえます。

無理なく受講を続けられそうか、慎重に検討したうえで選択しましょう。


まとめ

本記事では、簿記とは何かについてさまざまな観点で紹介しました。

ポイントをまとめると以下の通りです。

  • 簿記とは、日々のお金の動きや取引内容を一定のルールに従って記帳すること
  • 単式簿記と複式簿記があるが、一般的には複式簿記を指すことが多い
  • 簿記の資格を取得することで、就職や転職で有利になる可能性が高い
  • 簿記の資格は複数あるが、キャリアに活かすなら日商簿記がおすすめ
  • 勉強方法は、独学や通信・オンライン講座、通学制スクールなどが挙げられる

これから簿記を学ぶのであれば、日商簿記の資格取得を目指すのがおすすめです。


簿記の実践的な知識が身につくほか、認知度の高い資格であるため就職や転職などのキャリアアップに活かせます。

オンラインで学べる「スタディング簿記講座」なら、スキマ時間で効率よく日商簿記試験の合格を目指せます。

無料登録をぜひお試しください。

いますぐ無料でお試しできます

スタディングは、いますぐ無料で簿記1級・2級・3級すべての講座の
動画/音声講座、スマート問題集、学習システムなどを体験できます

無料動画講座 簿記1級

簿記3級・2級コース体験

3級・2級 短期合格ガイダンス
3級・2級 基本講座/スマート問題集
3級・2級 実戦力UPテスト、検定対策模試も公開中!

無料ガイダンス 簿記1級

簿記1級コース体験

1級 短期合格ガイダンス
1級 基本講座/スマート問題集
トレーニング、実力テスト、解答力UP講義、
検定対策答練
も商会・工原各1講座 無料体験できます!

無料講座と無料セミナーを試してみる

簿記とは? 関連記事

  • 簿記とは何かを簡単にわかりやすく解説|基本的な仕組みから資格対策まで
  • 簿記資格取得のメリットとは?資格の取り方や難易度、独学が可能なのかも解説
  • 簿記の歴史について
  • 簿記の貸借対照表とは|損益計算書との違いや書き方、問題の解き方を解説
  • 日商簿記・全商簿記・全経簿記の違いとは?
  • 日商簿記1級と公認会計士の違いは?学習範囲や難易度を比較解説
  • 簿記の種類を知ろう~単式・複式・商業・工業~
  • 仕訳とは?基本ルールや代表的な勘定科目一覧を紹介
  • AI時代になっても経済社会のインフラである簿記は不可欠!
  • 簿記の知識で決算書・財務諸表を読めるようになりたい!
  • システムエンジニアの方に簿記学習の勧め
  • 大学生におすすめの資格は?TOEIC・簿記・FPなど難易度別に解説
  • 簿記を英語で身につけるメリットは?基本用語の英語表記や関連資格も
  • 簿記の勘定科目を一覧表で紹介!簿記3級・2級で出題される科目一覧もチェック
  • 簿記の精算表とは?作成の流れやコツ、3級レベルの実践問題を紹介!
  • 「簿記」の意味とは?言葉の意味、学ぶ意味などを解説
記事一覧へ

検定試験 関連記事

  • 2023年度(令和5年度)簿記検定試験のスケジュール
  • 日商簿記検定 筆記試験とネット試験のちがい
  • 日商簿記1級の難易度や必要な勉強時間は?取得するメリットや科目別攻略法も紹介
  • 簿記2級とは|試験の概要や合格率の推移、勉強方法をまとめて解説
  • 簿記3級とは|試験の概要や合格率の推移、勉強方法をまとめて解説
  • 日商簿記2級試験ではどんな問題が出る?実戦問題例つきで解説
  • 【実践問題つき】日商簿記3級の過去問はどんな内容?
  • 日商簿記3級・2級に出る仕訳問題の例を解答・解説つきで紹介
  • 簿記3級・2級頻出の基礎用語一覧|初心者向けにわかりやすく解説
  • 日商簿記のネット試験(CBT方式)とは?統一試験との違いや対策方法
  • 日商簿記3・2級ネット試験(CBT方式)の心構え~申込・準備・当日~
  • 日商簿記3級で出題が予想される問題構成とは【統一試験・ネット試験共通】
  • 簿記の合格率・難易度はどれくらい?
  • 簿記検定合格までに必要な勉強時間はどれくらい?
  • 簿記検定ではどんな電卓を使えば良い?
  • 簿記検定試験の申込方法は?
  • 簿記検定試験はどこで受ける?
  • 簿記検定の試験当日には何を準備すればいい?
  • 日商簿記の合格証書はいつどうやって届く?
記事一覧へ

簿記資格と勉強法 関連記事

  • 簿記検定 合格メソッド|スタディング 簿記講座
  • 簿記3級と2級どちらから始めるべき?|はじめての簿記検定
  • 簿記初級・3級・2級・1級の違いについて
  • 簿記1級の過去問は無料でダウンロードできる?活用方法や注意点を解説
  • 簿記3級ネット試験のサンプル問題は?必要な対策とあわせて解説
  • 簿記1級 科目別攻略法
  • 簿記は会計系資格の第一歩!
  • 簿記1級と税理士の簿記論の難易度比較 どちらが難しいの?
  • 日商簿記1級・2級・3級は独学で合格可能?それぞれの目安勉強時間や勉強法も解説
  • 数学が苦手でも簿記2級は取れる!
  • 日商簿記2級の独学合格は難しい?
  • 簿記3級飛ばしや同時受験で2級は合格できる?
  • 簿記は子育て中に取れる!再就職に効く資格取得
記事一覧へ

コスパ満足度 96.6%
スタディングを今すぐ無料でお試し!

無料体験コンテンツ

  • 動画講義から問題演習までをセットで体験!
  • ガイダンス動画で検定攻略法を習得!
  • 各級の模擬試験も利用できる!(1回分)
さらに
スタディングの最新学習ツールも
体験可能!
無料お試ししてみる 無料お試しはこちら無料お試しはこちら無料お試しはこちら無料お試しはこちら無料お試しはこちら無料お試しはこちら
お申込み後すぐに試せる!
自動契約・更新はありません
お得な10%OFFクーポン付
  • スタディング 簿記講座TOPに戻る
▲
講座一覧
  • 中小企業診断士
  • 技術士
  • 販売士
  • 危険物取扱者
  • メンタルヘルス・マネジメント®検定
  • 司法試験・予備試験
  • 司法書士
  • 行政書士
  • 弁理士
  • ビジネス実務法務検定試験®
  • 知的財産管理技能検定®
  • 個人情報保護士
  • 社会保険労務士
  • 公認会計士
  • 税理士
  • 簿記
  • FP
  • 外務員
  • 貸金業務取扱主任者
  • 宅建士
  • マンション管理士/管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 建築士
  • ITパスポート
  • 情報セキュリティマネジメント
  • 基本情報技術者
  • 応用情報技術者
  • ITストラテジスト
  • ネットワークスペシャリスト
  • データベーススペシャリスト
  • スタディングテック
  • 公務員
  • TOEIC® TEST
  • コンサルタント養成講座
  • 登録販売者
  • 看護師国家試験
  • 保育士
スタディングについて
  • 運営会社
  • IR情報
  • 採用情報
  • お知らせ・ニュース
  • メディア掲載
  • キャンペーン一覧
  • 学習Q&A
コラム
  • 資格取得 お役立ち情報
  • もっと知りたい診断士
  • もっと知りたい税理士
  • もっと知りたい司法試験・予備試験
  • もっと知りたい司法書士
  • もっと知りたいFP(ファイナンシャル・プランナー)
資格情報メディア
  • 資格取得エクスプレス
ご利用ガイド
  • ご購入方法について
  • ご利用環境について
  • お問い合わせ
パートナー募集
  • アフィリエイトプログラム
ソーシャルネットワークアカウント
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • YouTube
法人のお客様へ
  • スタディング法人導入のご案内
  • 社員教育をカンタンに。クラウド型eラーニング「エアコース」
転職をお考えの方へ
  • 資格を活かす転職 スタディングキャリア
アプリダウンロード
appstoreスタディング公式アプリ
googleplayスタディング公式アプリ

※このアプリでは購入したコースが利用可能です。コースはウェブサイトよりご購入ください。

©KIYO Learning Co., Ltd.
  • トップページ
  • 法律に基づく表示
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー
  • サイトマップ
  • 表示 :
  • PC
  • スマートフォン
  • スタディング公式Facebook
  • スタディング公式X
  • スタディング公式LINE
  • スタディング公式YouTube