証券外務員試験は大学生で合格できる?難易度と取得メリット教えます

証券外務員試験は大学生も合格を目指せる資格です。

この記事では証券外務員試験を大学生が取得するメリットや試験の難易度について解説していきます。
目次 Contents

証券外務員試験は大学生で合格できる?難易度と取得メリット教えます


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証券外務員試験は大学生でも合格できる?

証券外務員試験は証券外務員として必要な資格を入手するための試験のことで、大学生でも十分に合格を目指せます。

合格を目指せる理由や取得するメリット、試験の概要や合格するためのポイントに関しては後述しますので、ぜひ参考にしてみてください。


大学生が証券外務員を取得するメリット

大学生が証券外務員を取得するメリットは、以下の通りです。

  • 金融業界への就職に有利になることがある
  • 難易度がそこまで高くない
  • 受験資格の制限が無い

資格を取得するメリットまで把握しておくと、証券外務員の資格が本当に自分に合っているか判断しやすくなります。

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。


金融業界への就職に有利になることがある

証券外務員を取得することで金融業界への就職に有利になる可能性があります。

証券外務員は、金融業界で必須ともいえる資格であるためです。


たとえば、金融業界で金融商品を取り扱う場合、証券外務員の資格を有していなければ仕事すらできません。

一方で資格を持っていれば、企業に従事した後で経験を積んだり更なる知識を身につけたりすることでキャリアアップも狙えます。


また、証券外務員の資格は金融業界以外に証券会社での就職にも役立つのもメリットです。

証券会社は「証券を取り扱う仕事」となるため、証券外務員の試験で得た知識を存分に活かせます。


将来的に金融業界・証券会社などでの勤務をお考えの方におすすめの資格といえるでしょう。


難易度がそこまで高くない

証券外務員の試験は難易度が特別高いというわけではありません。

二種で50〜80時間程度、一種で80〜100時間程度の勉強時間を目安に合格を狙えます。


例えば50時間の場合、1日1〜2時間の勉強を約1〜1カ月半続けると目安の勉強時間に到達します。

100時間であれば、1日1〜2時間の勉強を約3カ月継続したら到達可能です。


とはいえ、勉強時間は受験する方によって異なるため、あくまで参考程度に留めておきましょう。

また、証券外務員の合格率の推移については以下の表をご覧ください。


▼証券外務員二種試験

年度 受験者数 合格者数 合格率
2023年度 3,833名 2,516名 65.6%
2022年度 2,413名 1,700名 70.5%
2021年度 2,846名 2,006名 70.5%

【参考】外務員資格試験


▼証券外務員一種試験

年度 受験者数 合格者数 合格率
2023年度 5,886名 4,199名 71.3%
2022年度 4,533名 3,198名 70.5%
2021年度 4,690名 3,365名 71.7%

【参考】外務員資格試験


表をみると、証券外務員の合格率は60〜70%程度であることがわかります。


ただし、合格率が高いからといって誰でも簡単に合格できるというわけではありません。

試験に合格するためには、勉強期間まで計画的かつ効率的に対策する必要があります。


具体的なポイントに関しては後述するので、ぜひ参考にしてみてください。


受験資格の制限が無い

証券外務員の試験には、一種も二種も受験資格の制限がありません。

そのため、年齢や学歴に関係なく誰でもチャレンジできます。


資格によって「業界への継続年数」が定められている場合がありますが、証券外務員は大学生でも問題なく受験できるため、積極的に挑戦したい資格といえるでしょう。


【あわせて読みたい】外務員(証券外務員)とは?仕事・試験の内容や合格率について解説


証券外務員取得は将来役に立つ?

「証券外務員の資格は将来役に立つの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

証券外務員資格は、以下の観点から将来役に立つ資格といえます。

  • 金融業界で働ける
  • 金融業界で働く予定が無くても将来の資産運用に役立つ知識を得られる

証券外務員の資格を取得することで金融業界で働けます。

資格取得で学んだ知識を活かしつつ、仕事に従事できるでしょう。


また、金融業界で働かない場合でも、将来の資産運用に役立つ知識を得られるのもメリットです。

お金に対しての知識を身につけることで、より自分に合った資産運用を実践しやすくなるでしょう。

難易度も高い試験ではないため、ぜひ積極的に挑戦してみてください。


証券外務員試験概要

証券外務員試験は、具体的にどのように実施されるのでしょうか。

以下の表は、証券外務員試験の概要を詳しくまとめたものです。

一種外務員資格試験 二種外務員資格試験
出題科目 〔法令・諸規則〕

・金融商品取引法及び関係法令
・金融商品の勧誘・販売に関係する法律
・協会定款・諸規則
・取引所定款・諸規則

〔商品業務〕
・株式業務
・債券業務
・投資信託及び投資法人に関する業務
・付随業務
・デリバティブ取引(一種外務員資格試験のみ)

〔関連科目〕
・証券市場の基礎知識
・株式会社法概論
・経済・金融・財政の常識
・財務諸表と企業分析
・証券税制
・セールス業務

出題範囲 ①上記出題科目についての実務的、専門的知識

②コンプライアンスに関する基本的かつ重要な事項

①上記出題科目についての基礎的知識

(二種外務員の職務の範囲外である信用取引及びデリバティブ取引についても、その基礎的知識について「株式業務」、「債券業務」など各関連の科目に含めて出題します。)
②同左

外務員資格試験において、本協会が外務員に求めるべきと考える知識につきましては、外務員必携の目次を参照してください。

外務員必携の目次はこちら

・外務員必携は、法令・諸規則などの制定・改廃などを踏まえて、本協会において必要に応じて改訂します。

・外務員資格試験の問題は、直近の法令・諸規則などに基づいた内容で出題します。

出題形式 〇✕方式及び五肢選択方式(語句選択方式、計算問題)

解答の方法はPCへの入力方式

問題数 合計100問

(〇✕方式70問、五肢選択方式30問)

合計70問

(〇✕方式50問、五肢選択方式20問)

〇✕方式の問題は1問2点、五肢選択方式の問題は1問10点(五肢択二は各5点)。
試験時間 2時間40分 2時間
合否判定基準 440点満点の7割(308点)以上得点した者を合格者とします。 300点満点の7割(210点)以上得点した者を合格者とします。

【引用】日本証券業協会 外務員資格試験


また、こちらのページでは証券外務員試験の具体的な難易度をご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。


【あわせて読みたい】証券外務員試験の難易度はどのくらい?合格するための勉強方法を解説


証券外務員に合格するには?

証券外務員試験は難易度が高いわけではありません。

ただし、試験日まで以下のポイントをおさえて計画的に対策を実践する必要があります。

  • 正しい勉強方法を知ること
  • 通学中や待ち時間などスキマ時間を学習に充てること

闇雲に勉強しても試験に合格する力は身につきません。

自分の実力を把握しつつ、参考書や問題集を活用して効率よく解ける問題を増やすことが大切です。


また、通学途中や待ち時間など1日のスキマ時間も有効活用してみましょう。

コツコツと勉強を継続することで証券外務員に合格する力が身につきます。


まとめ

この記事では、証券外務員の資格は大学生でも取得を狙えるのか解説しました。

改めて、この記事でご紹介した内容をおさらいしましょう。

  • 証券外務員は大学生でも十分に取得を狙える
  • 取得することで金融業界への就職で役立つ
  • 試験の勉強は参考書や問題集を使用し、スキマ時間を活かして実践することが大切

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