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技術士・技術士補になるには登録が必要!新規登録や変更、登録証再交付の申請方法を解説

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技術士・技術士補になるには登録が必要

技術士は科学技術分野における最高位の国家資格で、合格するには高度な知識や技術、応用力が求められる資格です。

厳密な定義は、「法定の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」となっています。

技術士試験には一次試験と二次試験があり、技術士になるには二次試験に合格したうえで登録を受けなければなりません。

一次試験に受験資格などはないため、年齢や学歴、業務経験などに関係なく誰でも受験可能です。

一次試験に合格すると、技術士補登録をする資格が得られます。

二次試験は、一次試験に合格もしくは日本技術者教育認定機構(JABEE)が認定する教育課程を修了したうえで、実務経験がある人のみが受験可能です。

二次試験に合格すると、技術士登録をする資格が得られます。

技術士・技術士補の登録手続き

技術士試験に合格しただけで、技術士・技術士補として働けるわけではありません。

技術士・技術士補として働くには、規定の登録手続きが必要となります。

ここからは、技術士・技術士補の登録手続きについて解説します。

技術士・技術士補の新規登録

技術士として登録をするには、技術士試験の二次試験に合格するか、技術士の資格に関する特例の認定を受けなければなりません。

登録申請時は必要書類を用意し、公益社団法人日本技術士会に申請します。

技術士補として登録をするには、技術士試験の一次試験に合格するか、文部科学大臣が指定した大学その他の教育機関における課程(JABEE認定課程)を修了しなければなりません。

登録申請時は技術士と同様に、必要書類を用意し、公益社団法人日本技術士会に申請します。

また、技術士補の登録時には補助しようとする技術士(同一技術部門の技術士に限る)の氏名、事務所の名称、所在地などの明記も求められます。

▼技術士

技術士の登録手続きには、以下の書類・手数料などが必要となります。

  • 技術士登録申請書(様式第五)
  • 技術士事務所に関する証明書(登録用書類No.2)
  • 必要に応じ、同意書(登録用書類No.3/No.5)
  • 登録証発送用宛名ラベル
  • 登録免許税30,000円(30,000円分の収入印紙)
  • 登録手数料6,500円(非課税)

▼技術士補

技術士補の登録手続きには、以下の書類・手数料などが必要となります。

  • 技術士補登録申請書(様式第六又は様式第六の二)
  • 補助しようとする技術士の証明書(補登録用書類No.2)
  • 必要に応じ、勤務先の同意書(補登録用書類No.3)
  • 文部科学大臣が指定した大学その他の教育機関の教育課程を修了したことを証する書類(該当者のみ提出)
  • 登録証発送用宛名ラベル
  • 登録免許税15,000円(15,000円分の収入印紙)
  • 登録手数料6,500円(非課税)

最新の書類の様式などは、公益社団法人日本技術士会のサイトを参照してください。

技術士の登録事項変更

登録事項変更事由が発生した場合は、技術士の登録事項変更手続きをする必要があります。

登録事項変更に必要な書類・手数料などは、以下の通りです。

▼A.事務所の名称・所在地を変更

  • 登録事項変更届出書(様式第十一)、及び証明書(登録用書類No.4)
  • 登録手数料は無料

▼B.技術部門の追加

  • 登録事項変更届出書(様式第十一)、及び登録証発送用宛名ラベル、訂正前の登録証
  • 登録手数料6,500円

▼C.選択科目の追加

  • 登録事項変更届出書(様式第十一)
  • 登録手数料は無料

▼D.氏名の変更

  • 登録事項変更届出書(様式第十一)、登録証発送用宛名ラベル及び戸籍抄本(戸籍個人事項証明書)、訂正前の登録証
  • 登録手数料6,500円

複数事項の変更をする場合は、1枚の登録事項変更届出書に変更内容をすべて記載し、それぞれ必要な書類を添付する必要があります。

技術士・技術士補の登録証再交付申請

登録証の交付を受けた技術士・技術士補は、常にその登録証を保持している必要があります。

万が一登録証を汚損したり紛失したりした場合は、すぐに公益社団法人日本技術士会へ再交付申請をしなければなりません。

なお汚損による再交付申請の場合は、旧登録証を返却します。

再交付申請に必要な書類・手数料などは、以下の通りです。

  • 登録証再交付申請書(様式第十二)
  • 登録手数料6,500円(非課税)
  • 登録証発送用宛名ラベル
  • 汚損による再交付申請の場合は旧登録証

登録手数料は、銀行または郵便局の指定の口座に振り込んだのち、郵便振替払込受付証明書を申請書の貼付欄に貼って提出します。

最新の書類の様式などは、公益社団法人日本技術士会のサイトを参照してください。

技術士・技術士補の登録等証明書発行申請

建設コンサルタントの登録などに際し、技術士登録等証明書・技術士補登録等証明書が必要になった場合は、公益社団法人日本技術士会に申請して発行を受けることができます。

▼技術士

技術士登録等証明書には、以下の項目が記載されます。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 登録番号
  • 登録年月日
  • 事務所の名称及び所在地
  • 技術部門の名称
  • 選択科目の名称
  • 第二次試験合格年月

技術士登録等証明書の発行申請に必要な書類と費用は、以下の通りです。

  • 技術士登録等証明願
  • 発行手数料として1件(通)あたり400円の定額小為替証書
  • 84円の郵便切手を貼った返信用封筒

▼技術士補

技術士補登録等証明書には、以下の項目が記載されます。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 登録番号
  • 登録年月日
  • 技術部門の名称
  • 第一次試験合格年月(JABEE課程修了年月)

技術士補登録等証明書の発行申請に必要な書類と費用は、以下の通りです。

  • 技術士補登録等証明願
  • 発行手数料として1件(通)あたり400円の定額小為替証書
  • 84円の郵便切手を貼った返信用封筒

最新の書類の様式などは、公益社団法人日本技術士会のサイトを参照してください。

なお登録事項に変更がある場合は、必ず前述の登録事項変更手続きを行ってください。

まとめ

今回は、技術士・技術士補の登録について解説しました。

ポイントをおさらいすると、以下の通りです。

  • 技術士・技術士補として働くには試験合格後の登録が必要となる
  • 新規登録を申請する際は登録申請書や登録免許税などが必要となる
  • 登録事項に変更が生じた際は登録事項変更手続きをする
  • 登録証を紛失・汚損した場合は再交付申請をする

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