技術士の資格は名刺にどう表記する?英語で書く場合の例も紹介!

技術士資格を取ったら、周囲に有資格者であることを認識してもらうため名刺に記載することが大切です。

本記事では、技術士資格を名刺にどう表記すればよいのか、英語で書く場合の書き方も含めて解説します。

技術士資格を取ろうとしている方、取ったばかりの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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技術士の資格は名刺にどう表記する?

技術士資格の表示に関して、技術士法では以下のように規定されています。

技術士は、その業務に関して技術士の名称を表示するときは、その登録を受けた技術部門を明示してするものとし、登録を受けていない技術部門を表示してはならない。

出典:技術士の名称表示の場合の義務(技術士法第46条)

そのため、「技術士(機械部門)」といったように技術士のどの技術部門の登録を受けているのか明記しなければなりません。

例えば、「技術士」とだけ記載していたり、正式な部門名ではない表記をしていたりする場合、不適切な表示となるため注意しましょう。

英語の名刺に技術士資格を記載する場合は?

ビジネスのグローバル化が進む昨今では、英語の名刺を作成する機会も多いでしょう。

日本技術士会のサイトでは、技術士資格の英語表記を以下の通り規定しています。

和文英語表記
技術士Professional Engineer(略称: P.E.)
諸外国の技術者資格との混同を避けるため、日本の技術士であることを明確に示す場合(日本国外で渡す名刺等):Professional Engineer, Japan〔略称: P.E.Jp〕

出典:技術士に関連する英文表記

上記の表記に加え、かっこ書きで部門名を記載します。

例えば、情報工学部門であれば「P.E.Jp (Information Engineering)」となります。

各技術部門の英語表記およびその省略形は、以下の通りです。

技術部門英語表記※かっこ内は省略形
機械部門Mechanical Engineering (Mech.)
船舶・海洋部門Marine & Ocean
航空・宇宙部門Aerospace
電気電子部門Electrical & Electronics Engineering (Elec.)
化学部門Chemistry
繊維部門Fiber & Textiles
金属部門Metals
資源工学部門Mining
建設部門 Civil Engineering (Civil)
上下水道部門Water Supply & Sewerage (Water)
衛生工学部門Environmental Engineering (Env. Eng.)
農業部門Agriculture
森林部門 Forest
水産部門Fisheries
経営工学部門Industrial Engineering (Industrial)
情報工学部門Information Engineering (Info.)
応用理学部門Applied Science (Appl. Sci.)
生物工学部門Biotechnology & Bioengineering (Bio.)
環境部門Environment
原子力・放射線部門Nuclear & Radiation (Nuc. & Rad.)
総合技術監理部門Engineering Management

正しい表記・スペルになっているか、入念にチェックしたうえで名刺を作成しましょう。

まとめ

この記事では、技術士資格を名刺に記載する際の方法について解説しました。

改めて、この記事でご紹介した内容をおさらいしましょう。

  • 技術士資格について名刺に記載する際は、技術部門まで表記が必要
  • 「技術士(機械部門)」のように記載する必要がある
  • 英語表記は「Professional Engineer(略称: P.E.)」であり、日本語同様に部門名も必要

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