技術士の英語表記は?各部門や技術士補の表記、関連する国際資格についても解説

技術士の英語表記は「Professional Engineer」で、略称は「P.E.」です。

この記事では、技術士関連の名称の英語表記と国際資格について解説します。

各部門や技術士補の表記も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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技術士の英語表記は?名刺の記載例も紹介

技術士の正式な英語表記について、以下2つの項目を解説します。

  • 技術士関連の英語表記
  • 技術士各部門の英語表記

順番に見ていきましょう。

技術士関連の英語表記

技術士や技術士会などの英語表記と略称は、以下の通りです。

技術士の英語表記は「Professional Engineer」で、日本の技術士であることを明確に示す場合は「

Professional Engineer, Japan」となります。

日本語英語表記略称
技術士Professional EngineerP.E.
技術士(日本国外で渡す名刺などの表記)Professional Engineer, JapanP.E.Jp
技術士補Associate Professional EngineerAs.P.E.Jp
修習技術者Engineer‐in‐TrainingE.T.Jp
公益社団法人日本技術士会The Institution of Professional Engineers, JapanIPEJ

参考:英文表記について|公益社団法人 日本技術士会

また、技術士事務所に関する英語表記の例は、以下の通りです。

日本語英語表記の例
技術士事務所・PE Office
・Professional Engineer Office
・Consulting Office
・Engineering Consulting Office
事務所代表・President
・Principal

参考:技術士に関連する英文表記|公益社団法人 日本技術士会

技術士事務所関連の英語表記は一例であり、日本技術士会が使用を推奨する表記は特にありません。

技術士各部門の英語表記

技術士の各部門にも、当然英語表記があります。

以下、省略形の表記とともに確認しておきましょう。

技術部門英語表記※かっこ内は省略形
機械部門Mechanical Engineering (Mech.)
船舶・海洋部門Marine & Ocean
航空・宇宙部門Aerospace
電気電子部門Electrical & Electronics Engineering (Elec.)
化学部門Chemistry
繊維部門Fiber & Textiles
金属部門Metals
資源工学部門Mining
建設部門 Civil Engineering (Civil)
上下水道部門Water Supply & Sewerage (Water)
衛生工学部門Environmental Engineering (Env. Eng.)
農業部門Agriculture
森林部門 Forest
水産部門Fisheries
経営工学部門Industrial Engineering (Industrial)
情報工学部門Information Engineering (Info.)
応用理学部門Applied Science (Appl. Sci.)
生物工学部門Biotechnology & Bioengineering (Bio.)
環境部門Environment
原子力・放射線部門Nuclear & Radiation (Nuc. & Rad.)
総合技術監理部門Engineering Management

技術士関連の国際的な資格は?

技術士は日本の国家資格ですが、グローバルな活躍を見据えて国際的な資格に興味があるという方もいるでしょう。

ここでは、以下2つの称号をご紹介します。

  • APECエンジニア
  • IPEA国際エンジニア

これらの称号を使えるようになれば、国際的なビジネスでも力を発揮しやすくなるでしょう。

APECエンジニア

APECエンジニア(APEC Engineer)とは、技術者の能力が一定水準以上であることを示す、APEC(アジア太平洋経済協力)加盟国共通の称号です。

登録を受けるには「エンジニアリング課程修了後7年以上の実務経験」「2年以上の重要業務の責任者経験」など7つの要件を満たし、必要書類を提出する必要があります。

登録できる専門分野は、「Civil」「Structural」「Geotechnical」「Environmental」「Mechanical」「Electrical」「Industrial」「Mining」「Chemical」「Information」「Bio」の11分野です。

IPEA国際エンジニア

IPEA国際エンジニア(International Professional Engineer /略称: IntPE(Jp))とは、国際エンジニア協定(IPEA)の加盟国や地域の技術者団体間で合意された、国際的な称号です。

技術者の国際的な活動促進を目的に創設され、登録すればIPEA加盟国・地域において技術者の能力が一定水準に達しているとみなされます。

登録を受けるには技術士として登録し、要求される7つの要件を満たす必要があります。

なお、APECエンジニアは各国政府が関与する制度であるのに対し、IPEA国際エンジニアは技術者団体の合意のみで運用され、政府は主体的に関わっていない点が特徴です。

また、APECエンジニアは11の技術分野に分かれていますが、IPEA国際エンジニアには登録における分野の区分はありません。

まとめ

本記事では、技術士の英語表記と関連する国際的な称号について解説しました。

ポイントは次の通りです。

  • 技術士の英語表記は「Professional Engineer (略称:P.E.)」
  • 技術士補や各部門にもそれぞれ英語表記がある
  • APECエンジニアは、アジア太平洋経済協力地域において技術者としての能力が認められる国際的な称号
  • IPEA国際エンジニアは、協定にもとづいて各国・地域の技術者団体間で合意された国際的な称号
  • 国際的に認められた称号があれば、技術士としての信頼性が向上してグローバルに活動しやすくなる

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