技術士試験の合格発表は、一次試験・二次試験ともにおよその日程が決まっています。
本記事では、各試験の合格後にやるべきことと合わせて解説します。
技術士試験の受験を予定している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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技術士一次試験の合格発表
技術士一次試験は例年以下のスケジュールで実施されており、合格発表は試験日翌年の2月下旬ごろに行われます。
受験申込書の配布開始 | 6月上旬 |
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受験申込書の受付 | 6月中旬~6月下旬 |
筆記試験 | 11月下旬 |
合格発表 | 翌年2月下旬 |
令和6年度の日程は以下の通りとなっています。
受験申込書の配布 | 令和6年6月7日(金)~6月26日(水) |
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受験申込書の受付 | 令和6年6月12日(水)~6月26日(水) |
筆記試験 | 令和6年11月24日(日) |
合格発表 | 令和7年2月 |
合格発表の方法としては、「試験に合格した者の氏名を技術士第一次試験合格者として官報で公告するとともに、本人宛てに合格証を送付する。合格発表後、受験者に成績を通知する。」とされています。
合格発表の日程が近づいてきたら、日本技術士会のホームページを確認するようにしましょう。
なお、試験問題の正答については試験終了後速やかに公表するものとされています。
合格できなかった場合は、次回に向けてどこで間違えたのか振り返っておくことが大切です。
技術士二次試験の合格発表
技術士二次試験は筆記試験と口頭試験で構成されているため、合格発表のスケジュールもそれぞれ異なります。
筆記試験
筆記試験のスケジュールは以下の通りです。
受験申込書の配布開始 | 3月下旬 |
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受験申込書の受付 | 4月初旬~4月中旬 |
筆記試験 | 7月中旬 |
筆記試験合格発表 | 10月下旬 |
令和6年度試験のスケジュールは以下の通りです。
受験申込書の配布 | 令和6年3月25日(月)~4月15日(月) |
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受験申込書の受付 | 令和6年4月1日(月)~4月15日(月) ※令和元年度技術士第一次試験再試験の合格者で、令和6年4月28日(日)をもって受験資格を満たす者は、5月8日(水)までの消印有効 |
筆記試験 | <総合技術監理部門の必須科目>令和6年7月14日(日) <総合技術監理部門を除く技術部門><総合技術監理部門の選択科目>令和6年7月15日(月・祝) |
筆記試験合格発表 | 令和6年10月下旬 |
合格発表の方法としては、「令和6年10月に合否を通知する。」「筆記試験及び口頭試験の合格発表後、受験者に成績を通知する。」とされています。
また、択一問題である総合技術監理部門必須科目の正答については、筆記試験終了後に公表するものとされています。
口頭試験
口頭試験は二次筆記試験の合格者が受験します。
例年のスケジュールは以下の通りです。
口頭試験(筆記試験合格者のみ) | 11月下旬~翌1月中旬 |
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合格発表 | 翌3月中旬 |
令和6年度試験のスケジュールは以下の通りです。
口頭試験(筆記試験合格者のみ) | 令和6年11月下旬~令和7年1月中旬のうちのあらかじめ受験者に通知する日 |
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合格発表 | 令和7年3月上旬 |
合格発表の方法としては、「試験に合格した者の氏名を技術士第二次試験合格者として官報で公告するとともに、本人宛てに合格証を送付する。筆記試験及び口頭試験の合格発表後、受験者に成績を通知する。」とされています。
筆記試験・口頭試験の両方に合格すれば、二次試験合格者として官報に掲載されます。
合格発表の時期になったら、日本技術士会のホームページをチェックしましょう。
技術士試験の合格発表後にやることは?
技術士試験の合格発表後には、次に向けたアクションを取れるようにしましょう。
ここでは、一次試験・二次試験それぞれのパターンを解説します。
一次試験の合格発表後にやるべきこと
一次試験に合格した場合、不合格だった場合にそれぞれやるべきことをご紹介します。
▼合格の場合
合格していた場合は、二次試験受験のスケジュールを検討しましょう。
一次試験に合格したことで、二次試験の受験資格の1つである「技術士補となる資格を有するもの」はクリアできます。
ただし、最低4年の実務経験も求められることから、現在の状況を踏まえてどのタイミングで受験すべきか見極めることが大切です。
それでも、二次試験の合格には600~1,200時間程度の勉強時間が必要といわれているため、早めに対策を開始するに越したことはありません。
とくに論文執筆の技術を短期間で身につけるのは難しいでしょう。
実務経験を積みながら、少しずつ練習を重ねていきましょう。

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▼不合格の場合
残念ながら不合格だった場合は、一次試験の振り返りを行いましょう。
再挑戦に向けて学習計画を立てるにあたり、苦手分野を把握しておくことは大切です。
一次試験は全科目択一式であるため、正答を見ればどこを間違えたのか把握できます。
翌年の試験で確実に合格基準を超えられるよう、学習計画を見直しましょう。
二次試験の合格発表後にやるべきこと
続いて、二次試験に合格だった場合と不合格だった場合にそれぞれやるべきことをご紹介します。
▼合格の場合
合格だった場合は、「技術士として登録する」「他部門を受験する」など今後の方針を決めましょう。
合格したからといって、必ず技術士として登録しなければならないわけではありません。
しかし、技術士として業務に従事するには登録を受ける必要があるため、キャリアや業務のために取得したなら登録しておくべきだといえます。
また、今後のキャリアを見据えて他部門を受験するという選択肢もあります。
特に、総合技術監理部門に合格すれば将来的な責任者候補として注目される可能性が高まるでしょう。
▼不合格の場合
残念ながら二次試験に不合格だった場合は、その要因によって取るべき対策が異なります。
筆記試験で不合格だった場合は、成績を確認し、特に評価の低かった項目を重点的に対策しましょう。
ただし、論文試験の改善点は自分では気づきにくいものです。
添削サービスなどを利用し、客観的なフィードバックをもらうとよいでしょう。
オンラインで学べる「スタディング技術士講座」では、個別添削指導を受けられます。
個人での対策に難しさを感じている方は、ぜひチェックしてみてください。
口頭試験で不合格だった場合は、質問に的確に答えられていなかった可能性が高いと考えられます。
回答の練習を重ねるとともに、先輩技術士に相談するなど第三者に見てもらうのがよいでしょう。
技術士試験の合格発表に関するその他の質問
最後に、技術士試験の合格発表に関するその他の質問にお答えします。
合格発表の時間は?
合格発表の時間は、公式サイトでは明言されていません。
インターネット上では、朝5時や6時に発表されているとの情報が見受けられます。
確実とはいえませんが、午前中に日本技術士会のホームページをのぞいてみるとよいでしょう。
合格者は官報に掲載される?
技術士試験では、一次試験に合格した方、および二次試験のうち筆記試験・口頭試験の両方に合格した方が官報に掲載されます。
官報とは、「国の法令や公示事項を掲載し国民に周知するための国の公報」です。
国の公報として正式に掲載されれば、合格の実感が湧いてくることでしょう。
まとめ
本記事では、技術士の合格発表について詳しく解説してきました。
ポイントをまとめると、以下の通りです。
- 技術士一次試験は11月下旬に実施され、翌年2月下旬に合格発表
- 二次試験の筆記試験は7月中旬に実施され、10月下旬に合格発表
- 二次試験の口頭試験は11月下旬~翌1月中旬に実施され、翌3月中旬に合格発表
- 合格した場合は次のアクションに向けた準備を開始し、不合格だった場合は結果を振り返る
- 二次試験に不合格だった場合は、添削講座など第三者のフィードバックを受けるのが効果的
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