公務員技術士は社会的に重要
技術士は科学技術分野での最高位の国家資格であり、高度な応用能力を備えている技術者の称号となっています。
建築・上下水道・農業・電気電子・機械・総合技術監理など21の技術部門に分かれており、それぞれの分野でその知識・経験を活かすことが期待されています。
公務員は国や地方自治体などの職員として、地域のよりよい社会を実現するために社会基盤を整備し、人々の暮らしを支える重要な職業です。
そのなかには科学技術の知識・経験が求められる仕事も当然含まれており、公務員技術士は社会に欠かせない存在だといえます。
日本技術士会が平成16年6月に策定した「技術士ビジョン21」においても、「公務員技術者としての技術士」が職務を果たすことが、社会的信頼の向上につながるとされています。
公務員技術士になるメリットは?出世や転職に役立つ?
公務員が技術士の資格を取れば、公務員としての出世はもちろん、将来的な転職に役立つ可能性もあるでしょう。
公務員・会社員を問わず、技術士資格を持つ人材に対する求人は多く見られます。
令和元年分の「賃金構造基本統計調査 都道府県×職種DB」によると、技術士の平均年収は男性が約673万円、女性が約573万円です。
一方、「令和元年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者全体の平均年収は436万円となっています。
社会における技術士の需要は大きく、それが平均年収の高さにも表れているといえるでしょう。
早い段階で技術士資格を取得できれば、その後のキャリアにプラスに働くはずです。
まとめ
本記事では、公務員が技術士になるメリットや、資格取得が出世や転職に役立つのかなどを解説しました。
ポイントをまとめると、以下の通りです。
- 公務員技術士は社会的に重要な存在
- 公務員が技術士資格を取得すれば、出世や転職で有利に働く可能性が高い
- 公務員・会社員を問わず技術士資格の保有者に対する求人は多く見受けられる
- 技術士の平均年収は高く、社会における需要の大きさを表しているといえる
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