ファイナンシャル・プランナー(FP)の試験はどのような内容? | |
6つの科目から学科試験と実技試験が行われます。 |
FP試験の6つの科目
FP試験は大きく6つの科目で構成されています。
この6つのテーマから、学科試験と実技試験が実施されます。
以下はFP2級の科目と主要テーマです。
科目 |
主要テーマ |
ライフプランニングと資金計画 |
社会保険、年金、住宅ローン、教育資金など個人の資金計画に関する知識 |
リスク管理 |
生命保険、損害保険の仕組みと主な商品など、リスクマネジメント全般の知識 |
金融資産運用 |
預貯金、株式、債券、投資信託など、金融商品とその運用方法全般の知識 |
タックスプランニング |
所得税、法人税、消費税などの税金に関する知識 |
不動産 |
不動産取引、建築基準法など不動産関連の法律など、住宅や宅地に関する知識 |
相続・事業承継 |
贈与・相続の法律と税金、事業承継対策などの知識 |
FP3級も科目は同じです。
2級と3級の違いは、主に法人関連のテーマが3級には含まれないということです。具体的には、法人税、法人の決算、法人の税務、事業承継、中小法人の資金計画などのテーマは3級の出題範囲に含まれません。
これを見ると分かるように、FP試験の内容は私たちの生活に密着しているテーマが多く含まれています。
実技試験はどのような内容?
実技試験では、各科目の中心となるテーマから多く出題されます。
また、毎回同じ形式の出題が多いのも特徴の一つです。
勉強の目安時間は?
学習時間は一概に何時間とはいえませんが、FP2級は3~4ヵ月で200時間、FP3級は1~2ヵ月で100時間程度を目標にしましょう。
目安時間についてはよくある質問ですが、初めてFPの分野を勉強する人と、FPに関連する仕事をしている人では、当然必要な勉強時間が異なります。
それより重要なことは、「勉強時間」より「勉強方法」の違いが大きく影響するということです。
このように、勉強方法の違いによって結果は大きく左右されてきます。