ファイナンシャルプランナー(FP)試験の難易度は? | |
FP2級は国家資格の中では易しいレベルです。FP3級は資格全体の中で、最も易しいレベルです。 |
他の試験と比較したFP試験の難易度
試験の難易度は、合格率を見ることでおおよそ分かります。ここでは、FP試験と他の資格試験の合格率を比較してみましょう。
資格 |
合格率 |
試験(年) |
参照元 |
司法書士 |
3.2% |
2019年 |
法務省発表 |
中小企業診断士 |
7.8% |
2020年 |
中小企業診断士協会発表より |
簿記1級 |
7.9% |
2021年2月 |
日本商工会議所HPより |
一級建築士 |
10.6% |
2021年 |
建築技術教育普及センターHPより |
行政書士 |
11.5% |
2019年 |
行政書士試験研究センターHPより |
税理士 |
15.5% |
2020年 |
国税庁発表 |
宅建 |
16.8% |
2020年 |
不動産適正取引推進機構資料より |
簿記2級 |
24.0% |
2021年6月 |
日本商工会議所HPより |
FP2級 |
50.56% |
2021年9月学科試験の合格率 |
日本FP協会発表資料より |
簿記3級 |
28.9% |
2021年6月 |
日本商工会議所HPより |
ITパスポート |
54.3% |
2019年合計 |
情報処理推進機構統計資料より |
介護福祉士 |
57.9% |
28年 |
厚生労働省発表 |
普通運転免許(一種) |
73.6% |
2020年 |
警視庁「運転免許統計令和2年版」より |
FP3級 | 87.9% | 2021年1月学科試験の合格率 | 日本FP協会発表資料より |
資格試験はたくさんありますので、その中から抜粋した他の資格の合格率と比較したのが上の表です。
これを見ると、難関資格と呼ばれる試験は合格率が一桁台なのに対し、FP2級で44.0%、FP3級で87.9%と合格率が高いことが分かります。
したがって、FP2級は国家資格と比べると易しい試験、FP3級は資格全体の中でもかなり易しいレベルということができます。
職種から見る難易度
FPは、年金、保険、金融商品、不動産、相続、税金など、個人のお金に関することを取扱います。したがって、保険や年金など、FP資格に関係が深い業務を仕事としている方にとっては、非常に易しい資格といえます。試験で問われる内容は、実際の業務より簡単で、基本的な内容に限られているからです。
また、仕事として関係していなくても、自分自身の社会保険や所得税、自動車保険や医療保険など、普段の生活に密着したテーマを多く扱うため、初めて学習する方でも馴染みやすいのが大きな特徴です。
日常生活ですぐに役立つ知識は、興味を持って勉強できるため、学習しやすい資格と言えます。
興味のある人はFP3級で腕試し
FP資格に興味のある方は、まず3級試験を受験してみましょう。
FP3級試験はファイナンシャル・プランナーの入り口です。試験のレベルも非常に易しいので、まずはチャレンジしてみてください。
そのうえで、もっと上を目指したくなったらFP2級へステップアップしていきましょう。