FP試験の難易度はどれくらい?合格率をもとに解説

FP試験の難易度はどれくらいなのでしょうか。合格率をほかの国家資格と比較しながら、FP試験の難易度を解説します。

 

他の試験と比較したFP試験の難易度

試験の難易度は、合格率を見ることでおおよそ分かります。FP試験と他の資格試験の合格率を比較してみましょう。

資格合格率試験年参照元
司法書士5.27%2024年法務省発表
中小企業診断士18.7%2024年中小企業診断士協会発表より
簿記1級15.1%2024年11月日本商工会議所HPより
一級建築士26.6%2024年建築技術教育普及センターHPより
行政書士12.90%2024年行政書士試験研究センターHPより
税理士13.5%2024年国税庁発表
宅建18.6%2024年不動産適正取引推進機構資料より
簿記2級28.8%2024年11月日本商工会議所HPより
FP2級47.1%2024年9月
学科試験の合格率
日本FP協会発表資料より
簿記3級29.5%2024年11月日本商工会議所HPより
ITパスポート49.8%2024年合計情報処理推進機構統計資料より
介護福祉士82.8%2024年度厚生労働省発表
普通運転免許(一種)73.6%2024年警視庁「運転免許統計令和5年版」より
FP3級86.2%2024年4月〜9月
学科試験(CBT)の
合格率
日本FP協会発表資料より

資格試験はたくさんありますので、その中から抜粋した他の資格の合格率と比較したのがこの表です。

これを見ると、難関資格と呼ばれる試験は合格率が一桁台なのに対し、FP2級で47.1%、FP3級で86.2%と合格率が高いことが分かります。

したがって、FP2級は国家資格と比べると易しい試験、FP3級は資格全体の中でもかなり易しいレベルということができます。

職種から見る難易度

FPは、年金、保険、金融商品、不動産、相続、税金など、個人のお金に関することを取扱います。

保険や年金など、FP資格に関係が深い業務を仕事としている方にとっては、非常に易しい資格といえます。

試験で問われる内容は、実際の業務より簡単で、基本的な内容に限られているからです。

また、仕事として関係していなくても、自分自身の社会保険や所得税、自動車保険や医療保険など、

普段の生活に密着したテーマを多く扱うため、初めて学習する方でも馴染みやすいのが大きな特徴です。

日常生活ですぐに役立つ知識は、興味を持って勉強できるため、学習しやすい資格と言えます。

 

興味のある人はFP3級で腕試し

FP資格に興味のある方は、まず3級試験を受験してみましょう。

FP3級試験はファイナンシャル・プランナーの入り口です。試験のレベルも非常に易しいので、まずはチャレンジしてみてください。

そのうえで、もっと上を目指したくなったらFP2級へステップアップしていきましょう。

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