子育て中に何か勉強しようと思うのですが、おすすめの講座はありますか? | |
FP講座がおすすめです。FPは、保険やローン、税金など生活に身近な学習テーマが多く、将来に役立つ内容という意識があれば、忙しい中でも進んで勉強しようという気持ちになるのではないでしょうか。
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FPは、子育てしながらでも学習しやすい
FPは、主婦との相性がよい資格として知られています。保険やローン、税金など生活に身近な学習テーマが多く、お金の管理を任されることも多い主婦が学んで損はありません。生活と関わりがある分、興味も持ちやすいため、育児や家事に追われる中でも学習しやすい内容といえるのです。
子育て中の主婦がFPの試験勉強に取り組むことで、教育ローンや学資保険について考える機会を得られます。子どもの教育にとって必要なローンや保険を選ぶプロセスは、なるべく早い段階で始めたいもの。ローンや保険商品はどの金融機関のものを選べばよいのか、知識がないと判断も難しいでしょう。将来に役立つ内容という意識があれば、忙しい中でも進んで勉強しようという気持ちになるのではないでしょうか。
FP資格は、個人や家族の生活に役立つだけでなく、再就職などにも生かせます。育児期間中に時間をみつけて取得しておけば、社会復帰もスムーズに進むでしょう。
FP試験について
FP入門者であれば、まずは3級資格の取得からスタートとなります。3級は基本的にどなたでも受検できますが、2級は、実務経験、3級資格、AFP認定研修の修了などのうちいずれかの要件を満たさなければ受検できません。
試験の内容
FP学科試験の出題科目は、2級・3級ともに次の6科目です。
1. ライフプランニングと資金計画:主に社会保険や年金について
2. リスク管理:主に保険について
3. 金融資産運用:投資信託や株式など金融商品の資産運用について
4. タックスプランニング:主に所得税・法人税・消費税について
5. 不動産:不動産の取引や関係法令など
6. 相続・事業承継:贈与や相続財産の評価など
社会保険や年金、税金、保険商品、相続、贈与など、いずれも個人の生活や人生設計に必要な知識を問う内容です。自分たちと関わりが深いテーマだけに、興味を持って学習できます。
私たちは普段、これらの知識が必要で大事であることを認識しながら、税金の申告や保険選びなどを専門家に任せる傾向にあります。FPの知識に触れることで、自分の頭で考えられるようになり、物事を見分ける目も養われるのです。
合格率
FP3級の合格率(日本FP協会主催試験)は、学科で70~80%、実技で80~90%です。3級は入門者レベルであり基礎問題がほとんどですので、比較的合格しやすい傾向にあります。
FP2級では、合格率も若干厳しくなります。日本FP協会主催のデータでは、学科40~50%、実技で50~60%。2級は実務で通用するスキルが問われるだけに難易度も高めです。また、実務で定評のあるAFP資格と同等レベルであるため、合格を果たすには3級より長い学習スパンを設けて取り組む必要があるでしょう。
おすすめはオンライン講座
どの資格試験でもそうですが、合否は勉強方法がカギを握るといっても過言ではありません。FP3級の合格率だけみれば「独学でも一発合格できる」と思ってしまいがちですが、それも十分時間を確保し必要な学習をしたうえでの話。育児や家事をしながらの勉強に迫られる主婦であれば、有効な学習方法を見つけて取り入れるスタンスが重要です。
おすすめは、スキマ時間などを使って学習できるオンライン講座です。この学習方法であれば、スマホひとつで講義の受講やテキストの通読も可能。時間や場所にとらわれる必要がないため、勉強の自由度が高いところもメリットです。忙しい育児ママにとって最適の勉強方法といえるでしょう。
資格の勉強を始めるにしても、育児に支障を与えない範囲であることが大前提です。効率性や自由度の高さ、ストレスフリーな点を考えれば、オンライン講座はその条件にもっとも近いといえるのではないでしょうか。
参考サイト:
https://www.jafp.or.jp/exam/subjects_03/
https://www.fincy.jp/income/a_134
https://www.mochimi55.com/entry/2017/09/14/200000