弁理士試験合格までの①勉強時間目安と②効率のよい学習法

弁理士試験に合格するには平均してどのくら勉強時間が必要なのか。
弁理士試験は、合格率が6%程度の難関試験です。しかも、複数回のチャレンジでようやく合格できるといわれるほど。難易度の高い試験だけに、「どれくらい勉強すればよいのだろう?」と不安に思う方もいるでしょう。そこで今回は、弁理士試験合格までにどれくらい勉強すればよいのか、他資格との比較も交えながらご説明します。

弁理士試験に合格するまでに必要な時間の目安について教えて下さい。

弁理士試験に合格するために必要な勉強時間は、3,000時間程度と言われています。ただ、あくまでも一つの目安であって、実際に合格するまでにかかる時間は受験生によって全く異なります。この数値も目標に効率的に学習を進めていくことで、より合格に近づくことができるでしょう。


弁理士試験合格までに必要な勉強時間の目安は?

どんな資格試験もそうですが、勉強をはじめる前に、「合格するにはどれくらいの勉強時間が必要なのか?」の大まかな指標の把握が重要です。その情報が分からなければ、どれくらいの意気込みと学習量を持って勉強に臨めばよいのか掴みにくいからです。

では、弁理士試験は、合格するためにどのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?

通説では、弁理士試験合格に必要な勉強時間は、「3,000時間」といわれます。これは毎日平均5時間ほど勉強したとしても、約1年半かかることになります。

「3,000時間」というデータから分かるのは、相当な難易度の高さが予想されること、可能な限りの時間を捻出して勉強にあてる必要があること、高効率な学習方法を慎重に選択する必要があること、などが挙げられます。ただ時間だけこなせばよいというものでないことを念頭に置いてください。


他の資格試験との勉強時間を比較

弁理士試験は、他の関連資格や国家資格試験と比較してどの程度難しいのか? 
勉強時間に関するデータを参考に考えてみます。なお、必要勉強時間はあくまで目安であり、実際には個人差があることを踏まえてください。

・知的財産技能検定2級

知的財産管理のスペシャリストを養成するための資格です。初心者は3級からスタートするのが一般的ですが、実務スキルを問われるのは2級からとの見解が主流。同検定の勉強時間は40~50時間ほどといわれます。

・弁護士

司法試験は、法科大学院で学ぶ時間以外にも、相当な学習時間を確保しなければならないといわれます。たとえば「授業が終わってからも毎日5時間、土日は各10時間勉強」という感じで2年間を過ごし、そこでようやく一発合格可能といわれるレベルです。

・司法書士

司法書士試験は司法試験に次ぐ難関といわれる国家試験。必要な勉強時間は弁理士と同じく3,000時間。ただし、平均合格率は弁理士よりも低い3%です。

・税理士

税理士試験は11科目中5科目に合格すればよく、毎年1科目ずつ合格する方法もあります。そのためどのようなアプローチで合格を目指すのかによって1日の勉強時間が変わるともいえるでしょう。その税理士でも、合格までに2500~3,000時間は必要といわれます。

効率のよい学習法とは?

試験勉強はただ時間をこなせばよいというものではありません。勉強の方法に問題があれば、その分「無駄」を作ってしまい、貴重な時間を削ることになるでしょう。無駄を極力省いて、精度の高い学習を心がけることが重要です。

ここでは弁理士試験の3つの試験形式それぞれについての学習法を解説していきます。

■短答式試験

短答式試験で問われるのは、法律・条約の条文を理解しているか、具体的な事例において法的な判断が適切に行えるか、判例を理解しているかになります。

・条文・判例を理解する

はじめに行うべきことは、条文・判例を理解することです。

条文・判例は、丸暗記する必要はありませんが、ある程度の内容は覚えておく必要があります。各制度の手続きの流れを意識しながら、重要な条文や判例について、知識を整理していきましょう。

ただ、弁理士試験は難易度も高く、出題範囲が広いため、短期間で効率よく学習したい方は、受験予備校の講義を聴いたりするのがおすすめです。

・過去問の活用

条文・判例を理解したら、過去問を解きます。短答式試験では、過去に出題された問題が繰り返し出題されることも多く、過去問を利用することはとても重要です。

最初は解けなくて当たり前と思って、問題と解答を読むだけでも大丈夫です。できれば10年分、少なくとも5年分を、解けない問題を減らすように繰り返し解きましょう。

・バランスよく学習する

主要四科目と呼ばれている特許・実用新案法、意匠法、商標法については、出題割合が約6~7割となっていることから、これらの科目を重視して学習しましょう。

ただ、短答式試験は、各科目に合格基準が定めらており、科目ごとに一定の点数が取れないと不合格となってしまいますので、他の条約、著作権法、不正競争防止法といった科目についても対策をする必要があり、バランスよく学習する必要があります。

■論文式試験

論文式試験(必須科目)で問われるのは、具体的な事例において、妥当な結論と、結論に至る過程(考え方)を論理的に記述できるか、法律の趣旨・解釈を論理的に説明できるかになりますので、論文式試験においては、短答式試験で身に付けた知識をベースに、短時間で論理的な文章を書けるようにするトレーニングが必要になります。

・パターン学習

論文式試験では複数の採点者が採点を行うため、受験者の採点に不平等が生じないように、共通の採点基準を設けています。つまり、何を書けば得点につながるのかが予め設定してあるという事です。

何度も論文式試験に挑戦している受験生が陥ってしまうミスは、自分のもっている知識とその場の判断力と法的思考力のみで論文を書いてしまう事です。それだけで勝負してしまっては、それぞれの力を大きく伸ばさなければ合格点に到達できません。

知識をパターンに分けて整理しておき、その上で判断力や法的思考力を使って論文を解くことで、短期間で論文式試験の合格レベルに達することができます。

・「15の出題パターン」とは

~特許法・実用新案法、意匠法、商標法の3つの分野に共通する15の出題パターン~

論文式試験の問題は、概ね15のパターンに分けることができ、そのパターンに応じた答案の書き方があります。パターンに応じた書き方を身に付けることで、過去に出題された問題のほぼ全てについて、論文の解き方、答案の書き方、学習法を理解することができ、論理的な文章をスピーティーに書けるようになります。

15の出題パターンを確実に身につけることで、出題者が答えてほしいことは一体何なのかを正確に捉え、問われている問題にストレートに解答できるようになります

★弁理士試験 論文式試験対策「15の出題パターン」の詳細はこちら

■口述式試験

条文、趣旨、判例、事例に関する問題が出題されます。

例年、ホテルの部屋で試験委員2名と受験生がテーブルを挟んで座った状態で口頭試問を行います。口頭試問の出題内容は、既に短答・論文で学習してものですので、口述試験のためだけの必須知識というものはありません。

ただ、これまでの書面に書く試験とは違い、相手との会話によって回答する試験ですので、試験委員と適切なコミュニケーションが取れるかも試されます。

・口頭試問の練習

短答・論文の学習を十分に行っている受験生でも「口頭試問」となると、相手との会話によるスタイルに慣れていなかったり、現場独自の緊張感などから、苦戦する場合が多くあります。

口述試験対策としては、短答・論文で学習した内容を復習しながら、「問題を耳で聞いて理解し、短時間で解答を考え、口頭で答える」という練習が必須となります。

ただ、質問に対する回答が的外れでは意味がありませんので、質問されたことに対して、端的に回答することが求められます。弁理士試験の経験者や他の受験生に問題を出してもらい、口頭試問の練習を行いましょう。


いかに勉強時間を確保するかが大事

働きながら受験勉強に励む方が多いと思いますので、時間をうまく捻出して効率良く学習してください。そのためには、「スキマ時間」を効果的に使って、勉強時間を確保することが大切です。

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