応用情報技術者試験は過去問がカギ。まずはこれだけ試してみて

応用情報技術者試験の対策でもっとも重要なのは、過去問題をとにかくたくさん解くこと。なぜなら、応用情報技術者試験に限らず、情報処理技術者試験では、過去問題によく似た問題が多く出題される傾向があるからです。

特に午前試験では、より多くの問題パターンに慣れていることで、試験を有利に進めることができます。応用情報技術者試験の午前試験を対策する際は、以下のポイントに気をつけるとよいでしょう。

  • とにかくたくさん過去問を解く
  • 多くの問題数をこなすための勉強時間を確保する
  • 解答・解説を確認して理解する

この記事では、応用情報技術者試験の午前試験の、効率的な対策だけでなく概要や問題数などについてご説明します。

応用情報技術者試験は午前試験と午後試験に分かれていて、合格にはどちらも基準点以上をとることが必要です。まずは過去問に取り組みやすい午前試験の対策からスタートしましょう。

なお、応用情報技術者試験の過去問に関しては以下の記事を参考にしてください。

応用情報技術者試験の概要や問題数

応用情報技術者試験の概要や問題数は以下のとおりです。

試験時間150分
問題数、形式80問、四肢択一のマークシート方式
内訳問1~50 テクノロジ系
問51~60 マネジメント系
問61~80 ストラテジ系

応用情報技術者試験の午前試験は、問題数が多く80問となっているため過去問の対策が必須と言えます。

午前試験の例

応用情報技術者試験の午前試験には、用語を覚えていればサッと解けてしまう問題もあれば、問題文で情報を読み取り計算することが必要な問題もあります。

それぞれのタイプの過去問を見て、イメージをつかみましょう。

(例題)令和2年度10月試験 応用情報技術者試験 IPA公開過去問より

【用語を覚えていれば解ける問題の例】

問10 メモリの誤り検出及び訂正を行う方式のうち、2ビットの誤り検出機能と、1ビットの誤り訂正機能をもつものはどれか。

ア、奇数バリティ イ、水平バリティ ウ、チェックサム エ、ハミング符号

【計算が必要な問題の例】

問2 3台の機械A、B、Cが良品を製造する確率は、それぞれ60%、70%、80%である。機械A、B、Cが製品を一つずつ製造したとき、いずれか二つの製品が良品で残り一つが不良品になる確率は何%か。

ア、22.4 イ、36.8 ウ、45.2 エ、78.8

(例題の答え)令和2年度10月試験 応用情報技術者試験 IPA公開過去問より

問10 エ、ハミング符号
問2 ウ、45.2

応用情報技術者試験の午前試験に苦戦する理由は?

応用情報技術者試験、特に午前試験に苦戦してしまうという人は、ズバリ「過去問題を使った問題練習」の勉強量が不足しています。そう言い切れる根拠と、実際に過去問を使って午前試験対策をする方法を、ここから解説していきましょう。

応用情報技術者試験の午前試験は、過去問と似た出題が多い

応用情報技術者試験の午前試験は、およそ問題数の半数ほどが過去の試験で出題された問題と同じか、よく似た傾向の問題が出題されるといわれています。

つまり、過去問をたくさん解いて出題されるパターンに慣れていれば、それだけスムーズに解答することができるのです。

もちろん基礎となるIT知識をあらかじめ勉強していることが前提ですが、どちらかというと参考書などを読み込む時間よりも、

問題をたくさん解いてしっかり見直しをする、その反復練習によりたくさんの時間を割いたほうが、時間効率のよい勉強につながります。

過去問の反復を徹底することが午前試験突破のカギ

上記のことから、応用情報技術者試験の午前試験対策では、とにかく過去問の反復練習をたくさんこなすことが重要であることがご理解いただけたことでしょう。

知識の定着という意味でも、本番で得点する戦略という意味でも、過去問の反復が最も効率的な学習方法です。

また、応用情報技術者試験の午前試験問題は、IPAが公開している問題数が豊富であることもポイントです。積極的に活用して出題パターンを覚え込んでいきましょう。

さらに、高度試験の「午前Ⅰ試験」で出題された過去問題も、応用情報技術者試験の午前試験問題から抜粋された問題であるため、過去問の反復練習にそのまま取り入れることが可能です。

午前試験に不安がある人は、公開されている過去問をひたすら解いて、自信をつけていきましょう。

 

応用情報技術者試験の午前試験の対策方法

前述の通り、応用情報技術者試験の午前試験対策として最も効率的なのが、過去問の反復を中心とした学習方法です。具体的な学習の進め方をもう少し掘り下げてみましょう。

過去問の効果的な反復方法

過去問を学習に使う際には「無理に解かずに覚えてしまう」を意識しましょう。誰でも勉強を始めてすぐの頃は過去問に歯が立ちません。

それでもなんとか調べたり考えたりしようとすると、かなり時間がかかってしまいます。

そのため、「過去問は正解を見て解き方を覚えるものだ」と考え、過去問をスピーディに回す方が効率よく得点力を磨くことができます。

過去問の活用について詳しくはこちら

スタディングメソッド5 問題・過去問は無理に解かずに覚えてしまう
https://studying.jp/method/principle_5.html

スタディングの問題演習ツールは?

スタディング 応用情報技術者講座では、講師が応用情報技術者試験の過去問を徹底分析し、「合格のために必要な、最低限の問題・テーマ」を厳選しています。

その厳選された問題集を繰り返し、覚えてしまうことで最も効率的な学習を実現できます。過去問とわかりやすい解説を持ち歩き、いつでもどこでもスキマ時間で反復できるようにツールを用意しています。

スマート問題集/セレクト過去問集

▼実際の解答画面

スタディングの問題集は3つの【練習モード】【本番モード】【復習モード】で問題演習を行うことができます。
1回以上問題演習をすると、【復習モード】が追加され、3つのモードが揃います。

練習モード

  • 一問一答形式で構成されている
  • 一問解答すると次のページですぐに解答解説を確認することができる
  • すぐに解説が読めるため、解答力アップに繋がる

本番モード

  • 全問を制限時間内に解くことで本番試験に慣れることができる
  • 最後の実力チェックや仕上げに最適

復習モード

  • 「要復習」にチェックした問題をつけたのみ解くことができる
  • 間違えた問題、自信のない問題は復習モードを繰り返すことで克服できる
  • 問題の順番と範囲を選べる

問題・解説一覧表示

  • 問題・解説が一覧が一気に確認できる
  • WEBページで印刷すれば、紙ベースでも勉強できる

「構えて解かない」スタイルで過去問を繰り返し、存分に過去問を知識として定着させることができれば、応用情報技術者試験合格に近づくはずです。

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