応用情報技術者試験の問題ってどんなもの? 難易度は? 過去問の入手方法は?

応用情報技術者試験の問題ってどんなもの? 難易度は? 過去問の入手方法は?

初心者が応用情報技術者試験の合格を目指すにあたり、試験でどんな問題が出題されるのか、どのように対策していけばいいのかは、非常に関心のあるところでしょう。

ここでは、受験前に知っておくべき基礎知識について紹介していきます。

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応用情報技術者試験の概要とは?

応用情報技術者試験の概要について、次の2つのトピックに分けて解説します。

  • ワンランク上のITエンジニアのスキル・知識を認定する試験
  • 2026年度は前期(2026年10月~12月)・後期(2027年2月頃~3月の2回実施予定

ワンランク上のITエンジニアのスキル・知識を認定する試験

応用情報技術者試験とはIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)運営の情報処理技術者試験のひとつで、ITエンジニアとしてのスキルや知識を認定する国家試験です。

受験対象はシステムやソフトウェアを開発するエンジニアで、試験に合格すれば情報処理に関する高度な技術と知識、業務で活用できるスキルを身につけていることが証明できるでしょう。

応用情報技術者試験はこれまで年2回(4月・10月)の指定日に実施されていましたが、2026年度(令和8年度)からはCBT方式に移行し、11月頃の『前期試験』と翌年2月頃の『後期試験』として、一定期間内に自由な日時を予約して受験する形式に大きく変わります。

また、試験科目の名称が以下の通り変更されます。

  • 午前試験 ⇒ 科目A試験
  • 午後試験 ⇒ 科目B試験

※名称は変わりますが、各試験区分で問われる出題範囲や出題形式(多肢選択式・記述式)、出題数、試験時間については、従来からの変更はありません。

試験時間や出題形式は下表のとおりです。

 科目A試験科目B試験
試験時間150分150分
出題形式多肢選択式(四肢択一)記述式
出題数80問11問
解答数80問(全問解答)5問(必須1問+選択4問解答)
配点100点満点100点満点
合格基準点60点60点

【参考】応用情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

試験の出題範囲は幅広く、情報システムの技術的分野のみならず経営戦略といった分野からも出題されます。

企業のIT戦略策定やシステム設計、要件定義といった実務に直結する知識やスキルが問われる、難易度の高い試験といえるでしょう。

2026年度の実施について

2026年7月6日にIPAより令和8年度 応用情報技術者試験の申込受付期間及び試験実施期間について発表されました。CBT方式への移行に伴い、受験申込や予約に関して以下のルールが適用されます。

  • 「科目A試験」と「科目B試験」の同時予約
    • 申込の際は、「科目A試験」と「科目B試験」を同時に予約する必要があります。ただし、それぞれの試験は同一日に連続して受験するのではなく、あらかじめ設定された実施期間の中で、それぞれ別々の日時・テストセンターを分けて予約・受験する形になります。
  • 各期(前期・後期)の申込・受験は1回のみ
    • 「前期試験」「後期試験」のそれぞれの期において、申込および受験は1回限りです。CBT方式になりますが、複数回予約し直して再受験することはできません。

【前期試験」実施スケジュール

申込受付期間2026年10月6日(火)~2026年11月7日(土)
科目A試験 実施期間2026年10月28日(水)~2026年11月10日(火)
科目B試験 実施期間2026年11月24日(火)~2026年12月6日(日)

【後期試験」実施スケジュール

申込受付期間2027年1月27日(水)~2027年2月16日(火)
科目A試験 実施期間2027年2月6日(土)~2027年2月19日(金)
科目B試験 実施期間2027年3月3日(水)~2027年3月15日(月)

    【参考】応用情報技術者試験の最新試験日程・最新情報

    詳細は「IPA 独立行政法人情報処理推進機構」のWebサイトをご覧ください。

    【2025年度まで】申し込み・試験実施は春期・秋期の年2回

    応用情報技術者試験は全国の主要都市で年2回実施されており、例年の試験申込期間や実施日程は下表のとおりです。

     春期試験秋期試験
    申込期間1月中旬~2月上旬7月中旬~8月上旬
    試験実施日4月第3日曜日10月第2日曜日
    合格発表6月下旬12月下旬
    受験手数料7,500円7,500円

    応用情報技術者試験の申請手続きは、株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ(以下、CBTS)の公式サイトにアクセスして行います。

    CBTSとは、試験運営団体であるIPAから受験申込に関する業務を委託されている会社で、初回利用時はメールアドレスなどを登録してマイページアカウントを作成する必要があります。

    アカウントを作成したら申込期間内に申請し、受験手数料の支払いを完了させましょう。

    なお、申請期間内であれば一度申し込んだ内容を変更することも可能です。

    受験手数料は税込み7,500円で、「クレジットカード」「コンビニエンスストア/銀行ATM(Pay-easy)」で支払い可能です。

    支払い手続きを済ませると申し込みが完了し、試験日が近づくと登録した住所に受験票が発送されます。

    応用情報技術者試験の難易度は?

    応用情報技術者試験の難易度は、CCSFレベル3に設定されています。

    CCSF(共通キャリア・スキルフレームワーク)とは、高度IT人材の能力や役割といった観点で整理した育成・評価のための枠組みで、試験難易度をあらわすひとつの指標です。

    IPAが運営する情報処理技術者試験をCCSFレベル別に分類すると、下表のとおりに分けられます。

    CCSFレベル試験
    レベル1ITパスポート試験
    レベル2情報セキュリティマネジメント試験
    基本情報技術者試験
    レベル3応用情報技術者試験
    レベル4ITストラテジスト試験
    システムアーキテクト試験
    プロジェクトマネージャ試験
    ネットワークスペシャリスト試験
    データベーススペシャリスト試験
    エンベデッドシステムスペシャリスト試験
    ITサービスマネージャ試験
    システム監査技術者試験
    情報処理安全確保支援士試験

    応用情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門といわれる基本情報技術者試験よりも高レベルである一方、高度試験に区分されるレベル4の試験よりは下位の試験といえます。

    応用情報技術者試験の試験対策は「過去問題」が重要

    応用情報技術者試験の試験対策で重要な「過去問題」について、次の2つの項目に分けて解説します。

    • 過去問からの流用や類似の出題が比較的多い傾向
    • 過去問はIPAの公式サイトから入手できる

    過去問からの流用や類似の出題が比較的多い傾向

    応用情報技術者試験でよく出題されるのは過去問の流用問題・類似問題で、これは応用情報技術者試験のみならず情報処理技術者試験全体の傾向といえます。

    とくに、応用情報技術者試験の「科目A問題」は過去問から流用される傾向が顕著なので、過去問を繰り返し解くことが有効な試験対策といえるでしょう。

    確実に得点を取るためには、過去問演習に加えて頻出略語や重要単語を正確に覚えることや、意味を理解することも重要です。

    単語の意味をインプットしながら過去問題を徹底的に解いて分析することで、解答する力が効率良くアップするでしょう。

    過去問はIPAの公式サイトから入手できる

    前述したとおり過去問題は試験対策に有効活用でき、その過去問はIPAの公式サイトから無料でダウンロードできます。

    最新の試験問題から2009(平成21)年秋期までさかのぼっての過去問ダウンロードが可能で、これだけでも非常にボリュームがあるので、試験演習には充分な量といえるでしょう。

    とはいえ、試験で点数を取るには過去問題を解くだけでなく、問題を解く方法や正解に至る考え方を理解することが重要です。

    問題の解き方を効率的に学ぶならオンライン講座などの教材がおすすめです。わかりやすくまとまっているため、自分のつまづきやすいポイントもスムーズに理解できるでしょう。

    まとめ

    応用情報技術者試験の概要と難易度、過去問題の入手方法を解説しました。

    最後に本記事のポイントをおさらいしましょう。

    • 応用情報技術者試験はITエンジニアのスキルや知識を認定する試験である
    • 試験は「科目A試験」と「科目B試験」で構成されており、2026年度は前期・後期の2回実施される予定
    • 応用情報技術者試験の難易度はCCSFレベル3なので高度試験の下位にあたるが、基本情報技術者試験よりも難易度が高い
    • 試験では過去問の流用・類似の問題が出題されるため、過去問演習が試験対策として有効である
    • 過去問はIPAの公式サイトから無料でダウンロードできる

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