応用情報技術者試験に合格するための過去問活用法を徹底解説!

IT国家試験であるIPAの情報処理技術者試験。その中で、基礎から応用へと知識・スキルのステップアップをはかるエンジニアの多くがチャレンジするのが、応用情報技術者試験です。

応用情報技術者試験は情報技術について幅広く専門的な知識が問われるため、試験勉強は効率的に行う必要があります。そこで役立つのが過去問です。

この記事では応用情報技術者試験の対策で過去問を効果的に活用する方法を解説していきます。

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目次 Contents

応用情報技術者試験に合格するための過去問活用法を徹底解説!


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応用情報技術者試験ってどんな試験?

応用情報技術者試験とは、どのような試験なのでしょうか。

まずは応用情報技術者試験の受験対象者や試験日・試験時間、合格基準点などといった概要について解説します。

受験を検討している方はぜひ参考にしてください。


基本情報技術者試験と高度試験の間に位置するIT国家試験

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験を経て、さらにワンランク上のエンジニアを目指す人向けの試験です。

合格者は高度IT人材としての方向性を確立し、システム開発やIT基盤構築などの局面で高いパフォーマンスが発揮できるとされています。


実際の試験では、以下の知識やスキルが求められます。

  • 経営戦略・IT戦略の策定において経営者の方針を理解し、外部環境を正確にとらえて動向や事例を収集できる
  • 経営戦略・IT戦略の評価において、モニタリング指標に基づいた差異分析などができる
  • システムやサービスの提案討議で、提案書の一部を作成できる
  • システムの企画・要件定義、アーキテクチャの設計において、要求を整理して適用すべき技術を調査できる
  • 運用管理チーム、オペレーションチームなどのメンバーとして、サービス提供と安定稼働ができる
  • プロジェクトマネージャの下でスコープ、予算、工程、品質などの管理ができる
  • 情報システム、ネットワーク、データベース、組み込みシステムなどの設計・開発・運用・保守において、方針を理解し技術的問題を解決できる


春と秋の年2回実施。午前試験と午後試験で各60点以上が合格ライン

情報処理技術者試験は、試験の種類によって受験方式や実施時期が異なります。

応用情報技術者試験は、春期(4月)と秋期(10月)の年2回実施されます。

令和6年(2024年)春期は4月21日(日)、秋期は10月13日(日)の実施です。


試験は午前と午後の二部構成で実施されています。

試験時間と出題形式、問題数、合格基準点は以下の通りです。


▼午前

試験時間:9:30~12:00(150分)

出題形式:多肢選択式(四肢択一)

出題数:80問

解答数:80問

合格基準点:60点


▼午後

試験時間:13:00~15:30(150分)

出題形式:記述式

出題数:11問

解答数:5問

合格基準点:60点


春期試験の申込受付期間は、令和6年1月19日(金)10時~2月7日(水)17時までで、合格発表は7月上旬が予定されています。

秋期試験の申込受付期間はまだ公開されていません。


過去問の流用で出題されることが多いって本当?

ここまでは、応用情報技術者試験の概要についてご紹介しました。

応用情報技術者試験の試験問題は、「過去問の流用で出題されることが多い」と言われることがありますが、本当でしょうか。

ここからは、試験問題の出題内容について解説します。


とくに午前試験では過去問の流用や類似の出題が多い傾向

応用情報技術者試験に限らず、情報処理技術者試験全般に言えることですが、実際の試験では過去問に近い問題がよく出題されます。

小問形式の問題を中心に、過去問からの流用や、類似する問題の出題が多くあります。

そのため、試験対策では過去問を使った繰り返しの問題練習が非常に有効です。

過去問を使えば、試験と同じ形式の問題に挑戦できるため、効率的に対策できるでしょう。


また、試験の出題傾向をつかむためにも、過去問は有効です。

複数年分の過去問に挑戦すれば、どの分野でどのような問題が出るのかといった、おおよその出題傾向もつかめてくるでしょう。

特に午前試験では、試験当日までにどれだけ多くの過去問を解いたかによって、結果が大きく左右されると言っても過言ではありません。

得点率を少しでも上げるためには、過去問対策が非常に重要であると言えます。


午後試験の対策法やコツも、過去問題で身につける

記述式の問題が出題される午後試験では、午前試験のように過去問題がそのまま流用されることはありません。

ただし、だからといって過去問対策が不要なわけではありません。

むしろ午後試験の問題も出題範囲とパターンはある程度決まっているため、過去問を繰り返し解くうちに、傾向やコツが見えてくるでしょう。

出題範囲の内容をやみくもに暗記しようとするよりも、過去問を使って出題傾向にそった勉強をしたほうが、効率的に合格レベルの知識が身につくはずです。


また過去問に挑戦すると、分野ごとの正答率がわかるため、自分の苦手分野を把握することもできます。

苦手が把握できれば、その分野に集中した対策もとれるようになります。

本番までに苦手な分野をつぶしておけば、本番で足を引っ張られる心配がなくなり、正答率も大きく上げられるでしょう。

このように午前試験ほど直接的なメリットが大きいとは言えませんが、午後試験対策でも過去問練習が中心になることには変わりありません。


応用情報技術者試験対策での過去問題の活用方法って?

ここまでは、応用情報技術者試験の試験問題における過去問の出題傾向についてご紹介しました。

ここからは、実際の試験対策における過去問の活用方法を解説します。

これから試験対策をする予定の人は参考にしてください。


基礎知識さえあれば、午前試験はほぼ過去問だけでも対応できる?

すでに基本情報技術者試験に合格していて、IT業界でITエンジニアとして働いている人など、一定の基礎知識が身についている人であれば、過去問の練習をひたすらこなしていくだけでも試験対策ができるでしょう。

ITエンジニアとして働いている人などは、仕事が忙しくて勉強時間も限られている場合が多いため、問題演習を中心とした効率よい勉強方法が合っているかと思います。

ただし応用情報技術者試験では、基本情報技術者試験では含まれていなかった新たな分野も出題範囲となっています。

そのため過去問で間違えたところやわからなかったところを復習するには、不明点をすぐに調べて確認できる環境を作っておくことが重要です。

なおスタディングのオンライン通信講座では、スマホやタブレットを使ってスキマ時間に問題を解いたり解説を確認したりといった試験対策ができます。


初受験の場合も、惜しまずにどんどん過去問題を解いていこう

応用情報技術者試験を初めて受ける人や、初心者で十分な知識が身についているかどうかの自信がない人も、時間の許す限り積極的に過去問を解いていきましょう。

講義やテキストなどである程度インプットができたと思ったら、なるべく早めに過去問を解いて、アウトプットをするのがおすすめです。

ひたすらインプットだけを続けるよりも、インプットをしたらすぐに問題を解いてアウトプットをしたほうが、確実に知識を定着させられます。

知識が浅いうちから過去問を消費してしまうのはもったいないと思うかもしれませんが、IPAは非常に多くの過去問を公開しています。

また午前試験の対策には、応用情報技術者試験の問題をもとに構成されている高度試験の午前I試験の過去問も活用が可能です。

応用情報技術者試験に合格するには、とにかくたくさんの過去問を解いてきちんと見直しをし、問題のパターンや出題傾向の理解を深めることが重要です。


過去問は何年分ある? どこで入手できるの?

IPAの公式サイトにある過去問のページから、応用情報技術者試験の過去問のPDFファイルを入手できます。

各年度の「過去問題(問題冊子・配点割合・解答例・採点講評)」というページを開けば、15年分の過去問と解答例がダウンロードできます。

なおダウンロードにあたっての登録などは不要で、誰でも無料で利用可能です。

ただし、問題に対する解説は公開されていません。

解説を見たい人は、市販の問題集などを併用するとよいでしょう。

応用情報技術者試験の過去問を収録した問題集は、複数出版されています。

参考書を購入すると費用はかかりますが、解説を見て学ぶことができるというメリットがあります。

問題を解くだけでなく解説を読んで理解したい人は、購入しておくとよいでしょう。


まとめ

今回のポイントをおさらいしておきましょう。

  • 応用情報技術者試験は春と秋の年2回実施、午前と午後試験があり合格基準は各60点以上
  • 小問形式の午前試験では過去問の流用や類似の出題が多いため過去問対策が有効
  • 記述形式の午後試験でも過去問を繰り返し解けば出題傾向や解法のコツがつかめる
  • すでに基礎知識がある人なら過去問を解くだけでも試験対策になる
  • 初心者でも過去問を積極的に解いたほうが効率的に出題傾向や解き方を習得できる
  • 過去問はIPAのサイトで15年分が無料でダウンロードできる

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