応用情報技術者の午後試験は長文読解力が合否を決する!記述解答のやり方

応用情報技術者試験は午前試験と午後試験に分かれています。
合格にはどちらも基準点以上をとることが必要です。
このページでは、応用情報技術者試験の午後試験の特徴と対策、記述式解答について知っておきたいことをまとめます。

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目次



午後試験の概要

試験時間

150分

問題数、形式

11問中5問解答(必須1科目+選択4科目)、記述式

内訳

必須 問1 情報セキュリティ
ーーー以下より4科目選択して解答ーーー
問2 経営戦略
問3 プログラミング
問4 システムアーキテクチャ
問5 ネットワーク
問6 データベース
問7 組込みシステム開発
問8 情報システム開発
問9 プロジェクトマネジメント
問10 サービスマネジメント
問11 システム監査




応用情報技術者試験の鬼門は午後試験

応用情報技術者試験の午後試験の過去問を見たことはありますか?
応用情報技術者試験に合格するために、最も苦戦する人が多いのが、午後試験の対策です。

1題につき3~4ページにわたる問題文

午後試験に苦戦する理由とはなんでしょうか。それは、問題文が長いことにあります。応用情報技術者の午後試験では、必須科目の情報セキュリティ1科目に加え、選択科目から4科目解答します。情報セキュリティの1科目だけでも、試験回によりますが2000字近くの字数です。問題用紙にして34枚分です。これを必須1科目選択4科目の計5科目解くので、150分間で1520枚程度の問題用紙を読破する必要があります。


午後試験の対策方法

午後試験の有効な対策方法をご紹介します。

問題文はなぜ長いのか?

応用情報技術者試験の午後試験は、受験生の技能を問う試験になっています。例えば、情報セキュリテ分野の設問では、実際に想定される情報漏洩やサイバー攻撃に対して、どのような事象が起こっているのか、どのような対策が考えられるのかを問われます。具体的にどのような事業を行っている会社なのか、組織の体制、システムの運用などを仮定して設問が作られています。これらの設定が問題文に含まれるため、問題文が長くなるのです。

設問を先に確認する

長文問題を解くのに有効な方法の1つとして、「問題文を読む前に、どんなことを問われているのか確認する」方法があります。国語や英語の長文問題を解く際にもよく言われることです。何を問われているのかをはっきりさせてから問題文を読むことで、じっくり読むべき箇所と、流し読みをしてよい箇所を判断でき、問題文を読むスピードをコントロールできるようになります。

なお、設問を先に読む際に気をつけなければならないポイントは、「深入りしない」ことです。深入りして考えると、逆に時間をロスしてしまいます。設問は問題文を読み終わった後に必ずじっくり読む機会がありますから、初めて読む際にはさっと目を通す程度にしましょう。

キーワードに印をつける

長文を読む際には、問題文に印をつけながら読みましょう。問題文を見返す際に見逃しがなくなります。例えば問題文を一回読み終わり、設問を見た後に問題文をもう一回読むパターンや、すべての選択問題を解き終わった後に、見直しとして見返すパターンが考えられます。印をつけたりメモを残しておけば、自分がどのように考えて判断したか一瞬でわかりますから、見直しもしやすくなります。

記述形式で得点するには

応用情報技術者の午後試験は記述式の解答です。記述式と言っても、すべての問題に文章で書いて答えるわけではありません。選択問題が出題され解答欄に「ア」「ウ」など記号を書く問題や、単語を書いて答える問題もあります。

文を作って解答するべき問題の字数制限は、長くて40字前後です。100字や200字などの出題は見られません。ですので、この試験の記述で重視されているのは、使うべきキーワードを正しく使って解答できているかという点だと考えられます。

どんな記述問題にも採点条件があります。応用情報技術者試験は主催者団体から発表されている採点条件・基準はありません。しかし、よくある採点条件の例として、「文末表現(指定の文末表現が守れているか)」、「指定のキーワードの使用」、「字数」等があります。応用情報技術者試験でも、これらの条件を守ることができれば、記述式でも得点ができることが考えられます。

応用情報技術者試験では論理力や思考力を問うているわけではないため、「記述はできない、文章が書けないし」とあきらめる必要は全くありません。

字数指定。何文字書けばいいの?

主催者団体のIPAより、明確な午後試験の採点基準や細かい配点は発表されていません。しかし解答例は発表されているため、そこからある程度の目安を考えることはできます。

以下は、令和元年秋期試験で出題された記述問題の、制限字数と解答例の字数を比較したものです。

科目

問題

設問で指定された字数

解答例の字数

1情報セキュリティ

設問11

20字以内

16

設問12

20字以内

18

設問22

20字以内(2つ解答)

16字、11

2経営戦略

設問31

40字以内

33

設問32

25字以内

22

設問42

30字以内

22

3プログラミング

設問4

20字以内

13

4システムアーキテクチャ

設問12

15字以内

9

設問22

30字以内(2つ解答)

16字、25

設問3

30字以内

25

5ネットワーク

設問12

25字以内

22

設問41

20字以内

15

6データベース

設問31

30字以内

18

設問32

30字以内

23

7組込みシステム開発

設問32

20字以内

13

設問33

20字以内

16

8情報システム開発

設問21

40字以内

32字、39字(2例あり)

9プロジェクトマネジメント

設問11

40字以内

31

設問13

35字以内

31

設問14

35字以内

29

10サービスマネジメント

設問12

40字以内

29

設問14

25字以内

21

設問21

25字以内

20

11システム監査

設問5

20字以内

20

設問6

20字以内

18

制限字数が2030字の設問では、解答例の字数はほとんど制限字数マイナス5字以内の範囲におさまっています。20字指定であれば、1520字が、30字指定であれば2530字が目安になりそうです。

制限字数が40字の設問では、かなりばらつきがあります。およそ89割の字数で解答できればよさそうです。自分で作った解答の字数を数えて、もし極端に字数が少ないようであれば、必要なキーワードが入れられていないというサインになります。うまく制限字数もヒントにしていきましょう。

解答に句読点は入れるべき?

午後試験の過去問を解いてみると、みなさん「あれ?」と思うのが、句読点に関するルールです。文末に句点(「。」)は入れるべきなのか、それとも入れないべきか、問題文に指定があればそれに従えば問題ありませんが、過去問を見ると問題文では特に指定されていない…。

応用情報技術者の解答例を見ると、句読点のつけ方に一定のルールがあることがわかります。

まず読点(「、」)については、使用した解答例が多くあります。

文末の句点(「。」)については、「~から」「~ため」「~こと」「~とき」など、名詞(体言)が文末にある場合は、句点が使われていません。対して、「~する」「~させた」「~なる」「~行う」などの動詞で文末が終わる場合に、句点が使われます。これを基準にして、使い分けるのがもっとも確実です。

しかし、句読点は試験の本質的な内容とは関係のない要素ですから、たとえば「。」がないから減点されるなどのペナルティは無いものと思われます。気にしすぎる必要はありません。

※上記は202012月時点での、公開されている問題・解答から分析・考察したものです。主催者であるIPAの公式見解は一切含まれません

※試験要綱・試験当日の説明で指定があった場合はそれに従ってください。



過去問の活用例

応用情報技術者試験の午後試験対策をするうえで、過去問を解くことが大事なのは言うまでもありません。特に、長文問題かつ記述式ですから、実際に時間を計って解答を書いてみることが、マークシート方式の試験よりも重要になります。

そして長文・記述解答に慣れることが必須です。慣れるためには、やはり数をこなすことが一番です。ここで数をこなすと考えると、違う年度のものをたくさん解くべきだろうと考えがちですが、慣れるだけなら同じ年度の同じ問題を、複数回繰り返すだけでも効果があります。

スタディングの午後試験対策講座では、問題演習をする前に、ぜひ知っておきたいポイントを講義でまとめています。午後試験を解くコツは?どんなポイントに注目して読むべきか?科目ごとの特徴は?

講義で説明を聞き解く際のポイントを知ったうえで、講師の厳選したセレクト過去問に挑み、演習を積むことができます。

正しい対策をして、午後試験に恐れず挑めるようにしましょう!

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