応用情報技術者試験は、ITを活用したシステムやソフトウェアなどを開発する人材となるために必要な知識・技能を示す試験です。応用情報技術者は、基本戦略立案またはITソリューション・製品・サービスを実現する業務につき、以下のような役割を果たします。
(1) 需要者(企業経営、社会システム)が直面する課題に対して、情報技術を活用した戦略を立案する。
(2) システムの設計・開発を行い、又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また、その安定的な運用サービスを実現する。
引用:情報処理推進機構(IPA)
ITエンジニアとしての技術力はもちろん、プロジェクトの戦略を立案・管理する応用力を身につけ、中心的なメンバとして活躍することを目指します。
応用情報技術者試験は、これまで年2回(4月・10月)の指定日に実施されていましたが、2026年度(令和8年度)からはCBT方式に移行し、11月頃の『前期試験』と翌年2月頃の『後期試験』として、一定期間内に自由な日時を予約して受験する形式に大きく変わります。
※試験日程・試験会場についての詳細は以下をご確認ください。
応用情報技術者試験の、従来の「午前試験」「午後試験」は、それぞれ「科目A試験」「科目B試験」という名称に変更されます。名称は変わりますが、各試験区分で問われる出題範囲や出題形式(多肢選択式・記述式)、出題数、試験時間については、従来からの変更はありません。
科目A試験と科目B試験、両試験ともに試験時間は150分です。また、科目A試験と科目B試験では、出題形式が異なります。
| 区分 | 形式 | 試験範囲 |
| 科目A試験 | 四肢択一式 | テクノロジ系、ストラテジ系、マネジメント系から出題。 |
| 科目B試験 | 記述解答 | 必須問題を1問(「情報セキュリティ」)と、選択問題4問の計5問を解答。 |
応用情報技術者試験は、国家試験である情報技術者試験の試験区分の中では「レベル3」に位置付けられています。
レベル1であるITパスポート試験は、社会人全般に必要なIT知識が求められます。レベル2の基本情報技術者試験は、IT業界で働くにあたり習得すべき基礎的なIT知識が問われます。応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の1つ上のレベル3です。ITエンジニアとしてより管理者的な立場として活躍するために、必要な知識・技能が問われます。
| 受験申込方法 | 未定(2025年度までは【個人申込みのみ】原則インターネットでの申込み) |
| 試験日程・試験会場 | 前期(2026年11月)・後期(2027年2月)に開催。 |
| 受験資格 | 受験資格は無し。誰でも受験が可能。 |
| 出題形式 | 科目A試験:問題80問(四肢択一)テクノロジ系50問、マネジメント系10問、ストラテジ系20問 科目B試験:全11問のうち、1問必須、4問選択の計5問を解答。(記述式) |
| 試験形式 | CBT方式試験 |
| 受験料(税込み) | 未定(2025年度までは7,500円) |
| 試験時間 | 科目A試験 150分 科目B試験 150分 |
| 合格基準 | 科目A試験・科目B試験それぞれ100点満点中、60点以上。 |
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業界、業種問わず、応用情報技術者試験取得にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
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IT技術者としての応用力が身につく!応用情報技術者試験の学習を通じて、情報処理分野のみならず、ビジネスパーソンとして必要な知識を体系的に身につけることができます。システムエンジニアやプログラマーには高い専門スキルが求められますが、昨今では、それに加えてビジネスの理解が求められるようになっています。応用情報技術者試験の学習を通じて、ITスキルのみならずビジネス全体を描けるようにレベルアップを図りましょう。 |
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IT系の業種への就職が有利に!IT系の業界や関連職種は大変人気です。応用情報技術者試験に合格していれば、一定の知識があることを証明できるので就職・転職に有利です。さらに、採用する会社からみると、有資格者がたくさんいると、営業上のアドバンテージが出ることがあるので、同じ採用するなら有資格者が優先されることが十分考えられます。また、これからIT業界を目指す方にとっては、情報処理分野に興味があり、一定の勉強をしてきたアピールにもなります。 応用情報技術者試験に合格していることで、採用の可能性が高まるでしょう。 |
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昇格手当・資格手当などの収入アップ!企業によっては、応用情報技術者試験を取得することによって、合格者に資格手当を支給する場合があります。 資格手当は、試験学習において、大きなモチベーションにもつながります!応用情報技術者試験を受験される場合は、資格手当について、勤めている会社へ確認してみてはいかがでしょうか。 |