応用情報技術者試験の合格率は?出題範囲、難易度など試験の基本情報を解説

応用情報技術者試験は、高度IT人材となるために必要な知識・技能を示す試験です。

この記事では、最新の応用情報技術者試験の合格率・難易度を詳しくご紹介します。これから応用情報技術者試験合格を目指している方はぜひ参考にしてください。

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目次 Contents

応用情報技術者試験の合格率は?出題範囲、難易度など試験の基本情報を解説


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応用情報技術者試験の合格率と難易度はどのくらいですか?
応用情報技術者試験は受験者数が毎年約6万人、合格率は例年20%前後で推移しており、難易度が高めの試験といえます。



合格者に求められる知識

応用情報技術者試験に合格するためにはどのくらいの知識が求められるのでしょうか。ここでは、以下の2点をみていきましょう。

  • 高度IT人材となるために必要な知識・技能を示す試験
  • 応用情報技術者試験合格基準

試験の位置づけや合格基準点を把握することで、試験の難易度を具体的にイメージできます。

把握した試験難易度をもとに、自分が合格するのに必要なことから始めてみましょう。

それぞれの内容について詳しく解説します。


高度IT人材となるために必要な知識・技能を示す試験

応用情報技術者試験は、国家試験である情報技術者試験の試験区分の中では「レベル3」に位置付けられています。

レベル1であるITパスポート試験は、社会人全般に必要なIT知識が求められます。レベル2の基本情報技術者試験は、IT業界で働くにあたり習得すべき基礎的なIT知識が問われます。

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の1つ上のレベル3です。ITエンジニアとしてより管理者的な立場として活躍するために、必要な知識・技能が問われます。


応用情報技術者試験合格基準

応用情報技術者試験の合格基準は以下の通りです。午前試験・午後試験のどちらかでも基準点を下回った場合、合格とはなりません。

合格基準 配点

午前 60点以上/100点(満点/基準点)

午後 60点以上/100点(満点/基準点)

※各時間区分(午前・午後)の得点がすべて基準点以上の場合に合格となります。


応用情報技術者試験の合格率は直近で約20%台

下記の表は、平成27年~令和5年度にかけての受講者数・合格者数・合格率を示したものです。応用情報技術者試験は、受験率が低い傾向にあります。

実施年度 応募者数 受験者数 受験率 合格者数 合格率
平成27年春期 47,050 30,137 64.1% 5,728 19.0%
平成27年秋期 50,594 33,253 65.7% 7,791 23.4%
平成28年春期 44,102 28,229 64.0% 5,801 20.5%
平成28年秋期 52,845 35,064 66.4% 7,511 21.4%
平成29年春期 49,333 31,932 64.7% 6,443 20.2%
平成29年秋期 50,969 33,104 64.9% 7,216 21.8%
平成30年春期 49,223 30,435 61.8% 6,917 22.7%
平成30年秋期 52,219 33,932 65.0% 7,948 23.4%
平成31年春期 48,804 30,710 62.9% 6,605 21.5%
令和元年秋期 50,643 32,845 64.9% 7,555 23.0%
令和2年秋期 42,393 29,024 68.5% 6,807 23.5%
令和3年春期 41,415 26,185 63.2% 6,287 24.0%
令和3年秋期 48,270 33,513 69.4% 7,719 23.0%
令和4年春期 49,171 32,189 65.5% 7,827 24.3%
令和4年秋期 54,673 36,329 66.4% 9,516 26.2%
令和5年春期 49,498 32,340 65.3% 8,805 27.2%
令和5年秋期 56,073 37,763 67.3% 8,753 23.2%


表をみると、応用情報技術者試験の合格率は20%台で推移していることがわかります。近年はわずかながら上昇傾向にあるのが特徴です。

とはいえ、合格が簡単な試験というわけではありません。試験日まで計画的かつ効率的に対策して合格する力を身につける必要があります。


基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の比較

応用情報技術者試験の下位試験として、基本情報技術者試験があります。

ここでは、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験との違いについて比較します。

  • 応用情報技術者試験には記述式の午後試験がある
  • 応用情報技術者試験の方法はペーパー方式
  • 応用情報ではプログラミングの勉強は意味ない。出題範囲と勉強方法に注意

それぞれの内容を詳しくみていきましょう。


応用情報技術者試験には記述式の午後試験がある

応用情報技術者試験と基本情報技術者試験の大きな違いは午後試験(科目B試験)の出題形式です。

午前(科目A)試験はどちらも同じ四肢択一の多肢選択式を解答するものとなりますが、応用情報技術者試験の午後試験は記述式です。

そのため、学習して得た知識を整理してアウトプットできるよう準備しておく必要があります。

記述式では問題文からヒントを見つけ、文章にまとめる必要があるため、基本情報技術者試験よりもやや高度になります。


応用情報技術者試験はペーパー方式の筆記試験

また、試験会場のコンピューターで受験するCBT方式のITパスポート試験や基本情報技術者試験と異なり、応用情報技術者試験では試験方法がペーパー方式(PBT方式)であることも忘れてはいけません。

当然筆記用具が必要となりますが、もし忘れてしまった場合でも会場での筆記用具の貸し出しはありません。

試験に必要なものはあらかじめ準備しておきましょう。


応用情報ではプログラミングの勉強は意味ない。出題範囲と勉強方法に注意

基本情報技術者試験と異なり、応用情報技術者試験の出題では「プログラミング」が必須ではありません。

文系出身の方や専門外の方でプログラミングを苦手としている方は、ストラテジ系の科目やマネジメント系の科目を選択して挑むこともできます。

そういった意味では比較的学習しやすい側面もあるといえるでしょう。


難関だが難しすぎるということはない応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、IT関連の資格の中でも難易度の高い試験ですが、きちんと時間をかけて筋道立てた学習を行えれば、合格するのが難しすぎるということはありません。

自分が今もっているIT知識をしっかり見定めたうえで、自分のレベルに合った勉強方法を継続して実践することで、十分に合格を狙えます。


ここでは、大学生でも勉強を確認できるか、どのように勉強すればよいのかなどを詳しく解説します。

自分のIT知識を見極めたり現状のレベルに合った勉強方法を見つけたりする際の参考にしてみてください。


大学生や実務経験なしでも勉強時間をかければ合格の可能性あり

応用情報技術者試験は、合格率が20%台で推移している難関の国家試験です。

ただし、受験資格の制限が設けられていないため、ITの実務経験がない人や学生でも受験できます。


実際、情報処理推進機構が公表している統計情報では、受験者全体と比較して大学生のほうが高い合格率となっている実施回がいくつか存在します。

大学生でも勉強時間をかけて勉強することで、応用情報技術者試験の合格を十分に狙えるというわけです。


ただし、闇雲に勉強時間をかけて勉強すれば合格できるというわけではありません。

合格率の項目でもご紹介した通り、応用情報技術者試験の合格率は20%台と低い傾向なので、試験傾向や出題範囲などを把握したうえで、効率的に学習することが大切です。


一度、応用情報技術者試験のテキストや過去問題からどのような内容が出題されるのか確認してみましょう。

内容を確認した上で、今できることからコツコツと始めてみることで少しずつ応用情報技術者試験の取得に近づけます。


いきなり受験はちょっと待って。まずは自分のIT知識を見定めよう

応用情報技術者試験の合格を目指すにあたって大切なのが、自分の現状のIT知識を見定めることです。

もともとのITスキルや知識によって勉強方法や受験のステップが異なります。


まず前提として把握しておかなければならないのが、受験者によって前提のIT知識が異なる点です。

受験者によってはすでにIT知識を有していたり基本情報技術者試験に合格していたりする場合もあるでしょう。

一方で、IT知識が十分なレベルにない人や、応用情報技術者試験に初めて挑戦する初心者の場合、ネットなどの「応用情報技術者試験は余裕で合格できる」といった情報を鵜呑みにしてはいけません。

自分のIT知識を見定めて、合格するまでにどのくらいの期間がかかるのか、応用情報技術者試験の問題を解くだけの力が今備わっているのか、といった実力レベルを把握しておきましょう。

そのうえで、応用情報技術者の勉強をはじめるのか、あるいはITパスポート試験や基本情報技術者試験のにレベルを下げてチャレンジするのかを決めてください。


レベル別のおすすめの勉強方法に関しては後述します。ぜひ参考にしてみてください。


レベル別オススメの勉強方法

応用情報技術者試験は、自分の実力に合っていない勉強方法を実践しても合格する力は効率的に身につけられません。

たとえば、ある程度の基礎知識がある方や、すでに基本情報技術者試験に合格している人の場合、そのまま応用情報技術者試験の教材で学習を始めてよいでしょう。

テキストを勉強した後、過去問題などの問題集を解くことで効率的に実力を高められます。


一方で応用情報技術者試験の初学者やIT知識に自信がない方の場合、いきなり勉強しても内容についていけない可能性があります。

まずは、応用情報技術者試験よりランクを下げた基本情報技術者試験からチャレンジしたり、全くのゼロから学ぶ前提でITパスポート試験から基本情報技術者試験を経たりするのがおすすめです。

応用情報技術者試験にチャレンジするまでに段階を踏むことで、モチベーションを維持しつつ、基礎を高めながら試験に臨めるでしょう。

スタディングにおいても、ITパスポート試験・基本情報技術者試験・応用情報技術者試験の講座を用意しておりますので、実力にあわせて受講をご検討ください。


まとめ

この記事では、応用情報技術者試験の合格者に求められる知識や合格率について解説しました。

改めて、この記事でご紹介した内容をおさらいしましょう。

  • 応用情報技術者は高度IT人材となるために必要な知識・技能を示す試験
  • 合格基準は100点中60点以上
  • 応用情報技術者試験の合格率は直近で20%台を推移している
  • 応用情報技術者試験と基本情報技術者試験は試験範囲や試験形式が異なる
  • 応用情報技術者の難易度は高いが計画的かつ効率的に対策することで合格は狙える

応用情報技術者試験は、高度なITエンジニアとして証明できる資格です。

とはいえ、試験に合格するためにより専門的な知識が要求されるため、試験日から逆算しつつ効率的に合格するための力を身につける必要があります。


スタディングでは、応用情報技術者試験を受験される方に向けて試験講座を用意しております。

モチベーションを維持しつつ、合格に必要な力を受験者の実力にあわせて効率的に身につけられるのが特徴です。


ほかにも、ITパスポート試験・基本情報技術者試験などの講座も用意しております。

応用情報技術者を受験するまでにほかの資格で段階を踏みたい方に対しても効率的に実力を身につけることが可能です。

レベルに合わせた試験講座を用意しておりますので、ぜひ受講をご検討ください。

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