「忙しくて勉強時間がとれない」+「試験範囲が膨大」⇒「やる気が続かない…」
「応用情報技術者試験を受けようと考え、試験対策を始めたはいいものの、なかなかやる気が続かない…。」
これは応用情報技術者試験に限った話ではありませんが、勉強を続けられない、続けられるか心配だ、と悩む人はかなり多いです。
しかし、応用情報技術者試験の1つ下のレベルである基本情報技術者試験と比較すると、この悩みを抱える方は一気に増えています。
ここでそれぞれの試験の受験率を比較します。受験率とは、試験に応募した人の中で、実際に試験を受験した人の割合です。
◎過去の受験率の目安(受験者数/応募者数:%)
・基本情報技術者試験…およそ70~73%
・応用情報技術者試験…およそ65~70%
基本情報技術者試験は、受験手数料を払って応募した人のおよそ70%以上が受験日を迎えていますが、応用情報技術者試験は、その割合が60%台まで下がります。
試験日に外せない仕事が入った、体調不良など受験をしなかった理由は様々ですが、「応募はしたけど勉強が間に合わなかったから」という理由で受験をしない選択をした人も一定数いるでしょう。
勉強を継続して行うために、ここでは、勉強が続けられない理由を考えてみます。
続かない理由で最も多く挙げられるのは、「忙しくて時間がない」ことです。
特に応用情報技術者試験はこれからITエンジニアの中堅として活躍していくようなポジションにいる人が多く目指す資格です。自らの仕事だけではなく、仕事全体のマネージメントや新人育成を任されている方もいるかもしれません。とにかく忙しい方が多いのです。
さらに、応用情報技術者試験は試験範囲がとにかく広いです。
IT系の技術要素を問われるテクノロジ分野に、経営の戦略や法務を問うストラテジ分野、そして組織管理の知識を問うマネジメント分野。
ITエンジニアの人で、技術分野の用語はよく知っているものが多かったとしても、それに加えて普段自らの仕事としていないことも勉強しなくてはなりません。特に勉強を初めてすぐの頃は勉強の到達点が見えずに、心が折れてしまいそうです。
勉強が続けられない理由は人それぞれですが、「忙しくて時間がない」うえに、「試験範囲が膨大」。そのため「やる気が続かない…」。これは多くの人にあてはまるでしょう。
勉強を続けるコツは、「習慣化」と「試験に出るところだけ勉強すること」!
忙しい人、勉強を続けるのがとにかくつらいと感じている人が勉強を続けるコツは、ずばり習慣化することです。
自分の毎日の習慣とすることができれば、勉強は苦ではなくなります。むしろ勉強をしていないとむずむずするようになります。
応用情報技術者試験の勉強を習慣化するのに、もっとも活用したいのが「スキマ時間」です。
例えば、通勤・通学の電車の中や、会社の休み時間、移動中の時間、待ち合わせの時間、食後の時間、ティータイム、家事・育児の合間、散歩の時、入浴中、寝る前など、思い出してみるとスキマ時間は結構あります。このスキマ時間に1つ用語の解説を読んだり、過去問を1問でも2問でも解くことで、忙しい人は知識の積み重ねができます。
「勉強は机に向かって行うもの」と考えてしまうとなかなか続きません。スキマ時間にニュースやSNSをチェックするように、応用情報技術者試験の知識をチェックすると勉強がはかどります。
そして、応用情報技術者試験の膨大な試験範囲を攻略するコツには、「試験に出るところを勉強する」ことがあります。
当たり前すぎるにように思われるかもしれませんが、実は、なかなか合格できない人は、試験に出ない所に時間をかけて、試験によく出るところに時間をかけていないケースが多いのです。
この原因の1つは、「テキストの先頭から順番に、丁寧に学習する」のが正しいという思い込みが強いことです。
例えば、テキストの先頭の方の内容がほとんど試験に出題されていない場合は、この部分は軽く流して、後半の試験で良く出題される所をしっかり勉強した方が効率的です。
応用情報技術者試験の合格基準は以下です。
◎応用情報技術者試験合格基準
・午前試験(四肢択一式)…100点満点中60点
・午後試験(記述式)…100点満点中60点
※午前試験、午後試験両方とも基準点以上で合格
応用情報技術者試験は100点満点を取らずとも合格できるため、試験勉強ではよく出題されるポイントをおさえることが重要です。
基準点の6割に対して、少し余裕をもって7割程度の得点ができるようになれば合格には十分ですから、テキストのすべてを丁寧に学習する必要はありません。この点を忘れないようにしてください。
スタディングは、スキマ時間を活かして勉強できるように講座やシステムが作られています。
スマートフォンやタブレット、携帯音楽プレーヤーいつでも学べることにより、少しでもスキマ時間ができた時にすぐに勉強できます。ビデオ講座は、1講座30分程度、1動画あたり5分~10分程度になっているため、細切れの時間でも受講しやすくなっています。
問題練習も、数分あれば手元のスマートフォン等で1問解くことができます。これを積み重ねることが、合格につながるのです。また、過去問を徹底的に分析し、出題される可能性が高い内容について、特に注力して学べるような教材づくりをしています。
特に応用情報技術者試験などの情報処理技術者試験では、最新の技術動向を踏まえた出題がなされます。そのため教材に収録している過去問題も、新しい年度の重要なものを中心にピックアップしています。
試験でめったに出題されない難しい論点や知識については、優先度を下げています。こういったテーマに時間をかけるよりも、良く出題される論点の方を先に学習すべきだからです。
さらに、ビデオでのインプット学習は早めに終了し、すぐに実践的な問題練習を通じて実力をアップする流れになっているため、従来のテキスト中心の学習者がやりがちだった、「試験に関係ないテーマについて、無駄に時間をかけてしまう」事が避けられるようになっています。
スタディング 動画講座イメージ |
スタディング 問題演習ツールイメージ |
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応用情報技術者試験は、受験者層に忙しい人が多く、試験範囲も広いため、けして簡単とは言えない試験です。しかし、合格できない試験というわけではありません。
試験本番まで学習を継続し、重要なポイントをしっかりおさえることができれば応用情報技術者試験に手が届きます。
学習がつらい、続けられないと感じている人は、「学習の習慣化」「試験に出るところをおさえる」この2点を意識して、勉強の計画を立ててみてください。
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