
基本情報技術者試験の合格に必要な勉強時間は、IT実務経験がない初学者で約200時間、情報系出身者やIT業界で働く方で約50時間が目安です。ITパスポートに合格している方であれば、約100〜150時間が目安になります。
同じ試験なのに差が4倍になるのは、多くの受験者がつまずく科目B(アルゴリズム・プログラミング)にどれだけ時間を要するかが、人によって大きく異なるためです。科目Aは出題範囲こそ広いものの過去問の反復で得点できる一方、科目Bはプログラムの動きを追う力が必要で、未経験者はここに時間の大半を使うことになります。
この記事では、自分がどのタイプに当てはまるかを判定したうえで、社会人・大学生それぞれの時間の作り方と、1か月/3か月/6か月の具体的な週次スケジュールまで解説します。
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基本情報技術者試験の勉強時間は何時間?【早見表】
必要な勉強時間は、試験前にどれだけIT知識を持っているかで決まります。自分がどのタイプに当てはまるかを、まず次の表で確認してください。
| タイプ | 目安時間 | 想定期間(1日2時間) | 重点 |
| IT実務経験あり・情報系出身 | 約50時間 | 約1か月 | ストラテジ系・マネジメント系の補強 |
| ITパスポート合格済み | 約100〜150時間 | 約2か月 | 科目B(アルゴリズム) |
| 完全初学者(文系・IT業界外) | 約200時間 | 約3か月 | 科目Aの用語と科目Bを並行 |
いずれも目安であり、もともと情報分野に触れる機会がなかった場合は半年以上かかるケースもあります。時間だけで判断せず、早めに着手して余裕を持たせるほうが確実です。
IT経験がある人は約50時間で足りる?
IT業界での実務経験がある方や情報系の学校の出身者は、約50時間が目安です。1日2時間の学習を確保できれば、約1か月で到達できる分量です。
特にIT用語やプログラミングに関して前提知識があると、試験での大きなアドバンテージになるでしょう。
ただし、ストラテジ系やマネジメント系の問題は、情報処理の知識がある方でもなじみが薄い分野かもしれません。
また、事前知識がある受験者でも、専門的な仕事をしている場合、汎用的な基本情報技術者試験の内容をカバーできていない可能性があります。
過去問題を解いてみて理解不足を感じた場合は、テキストや参考書を読み返してみましょう。
問題に慣れていないと当日焦ってしまうこともあります。
知識がある場合でも、過去問やサンプル問題を反復して解く、模擬試験を受けて問題形式に慣れるといったことは非常に重要です。
初学者はなぜ200時間必要なのか

具体的には、文系出身の方や、IT業界以外で働いている方が当てはまります。情報処理の知識がほとんどない方の場合、基本情報技術者試験の合格には200時間程度の勉強が必要といわれています。1日2~3時間の勉強時間を確保できた場合、約2~3か月は必要となります。
200時間の内訳は、おおむね科目Aに3分の1、科目Bに3分の2です。科目Aは用語の暗記と過去問の反復で進められますが、科目Bはプログラムが1行ずつどう動くかを追う訓練が必要で、未経験者ほどここに時間がかかります。初学者の勉強時間が長くなる理由の大半は、この科目Bにあります。
IT系の知識が十分ではない方、自信がない方は、可能な限り余裕を持って勉強を始めることをおすすめします。
もともと情報系に興味を持っていなかった場合、半年以上の勉強が必要なケースもあります。
最初から基本情報技術者試験に挑戦するのはハードルが高い場合は、準備運動としてITパスポートを受験する方も多いようです。
ITパスポートで出題されるストラテジ系、マネジメント系の問題に関する知識は、基本情報技術者試験にも流用できます。
最初はテキストや参考書を読んでも理解が難しいため、用語の意味を調べながら読み進めることになります。
この作業を丁寧に行い、まず基礎知識を身につけることが、その後の勉強に大切です。
社会人が勉強時間を確保する方法
社会人の現実的なペースは、平日1.5時間×5日+土曜5時間+日曜4.5時間=週17時間です。
初学者の目安である200時間には、約12週(3か月)で到達する計算になります。後述する3か月プランと同じペースなので、そのままスケジュールに当てはめられます。
平日の1.5時間は、まとめて取る必要はありません。次のように分けても合計は同じです。
- 朝の通勤電車:20分(科目Aの一問一答)
- 昼休み:20分(間違えた問題の解き直し)
- 帰りの通勤電車:20分(科目Aの一問一答)
- 就寝前:30分(用語の暗記)
ただし、科目Bは細切れの時間に向きません。
プログラムの流れを最初から追う必要があるため、途中で中断すると再開時にまた最初から読み直すことになります。科目Bは休日のまとまった時間に寄せ、平日は科目Aの反復に充てる。この配分が、社会人がもっとも時間を無駄にしにくい形です。
忙しい社会人など、まとまった時間がとりにくい人は、たとえば科目A試験なら20問ずつ解いて見直しをするといった工夫をして、勉強時間を調整してみてください。
ただし、試験当日より前にはまとまった時間を確保し、1回分の本番試験と同じ流れで問題練習をしておけば、より安心して本番にのぞめるはずです。
大学生の勉強時間は?いつから始めればいい?
大学生の場合、社会人よりまとまった時間を確保しやすい一方で、授業やアルバイトで週ごとの可処分時間にばらつきが出ます。学期中は週15時間前後、長期休暇は集中という二段構えが現実的です。
夏休みなど長期休暇を使えば、1日5時間×週5日で6週間、つまり150時間前後をまとめて確保できます。初学者でもこの期間で科目Aを一通り終え、科目Bに着手するところまで進められます。
取得のタイミングは、就職活動から逆算するのが分かりやすい考え方です。3年生の夏までに合格しておけば、エントリーシートや面接で提示できます。情報系の学部であれば授業内容と重なる部分が多く、目安時間は100時間前後まで短縮できることもあります。非情報系の場合は、初学者と同じく200時間を見ておくほうが安全です。
在学中は社会人より時間を確保しやすく、受験料の負担も含めて挑戦のハードルが低い時期です。「就職してから」と先送りするより、学生のうちに取っておくほうが結果的に楽なケースが多いといえます。
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期間別・合格までの週次スケジュール(1/3/6か月)
必要な時間が分かっても、どの順番で何をやるかが決まらなければ計画は立ちません。ここでは3つの期間別に、週単位のモデルを示します。
3か月プラン(初学者の標準・週17時間)
| 期間 | 科目A | 科目B | 週あたり |
| 1〜4週 | 基本講義を通しで視聴 | 未着手 | 15時間 |
| 5〜8週 | 一問一答で反復 | 基本講義+トレースに着手 | 17時間 |
| 9〜11週 | 過去問演習 | 解法講座+問題演習 | 20時間 |
| 12週 | 直前模試・弱点補強 | 直前模試 | 15時間 |
ポイントは、科目Bを5週目から始めることです。科目Aを完璧にしてから科目Bへ、という順序にすると、科目Bの対策時間が足りなくなります。
1か月プラン(IT経験者向け・初学者には非推奨)
1日2時間×4週間で約56時間。IT実務経験があり、科目Bのプログラム読解に抵抗がない方であれば射程に入ります。初学者がこの期間で挑むと科目Bが間に合わないため、おすすめしません。
6か月プラン(社会人の標準・週8時間)
平日30分+休日3時間で週8時間。半年で約200時間に到達します。仕事が忙しい時期があっても吸収できる余裕があり、途中で止まりにくいのがこのペースの利点です。
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科目Aと科目Bで勉強時間はどう配分する?
科目A試験は90分、科目B試験は100分です。1日の勉強時間を計画するときは、問題練習にもそれだけの時間がかかることを前提に組んでください。
まず、事前知識の有無に関わらず、公開問題やサンプル問題を解くといった、問題演習は必須です。
特に科目A試験に関しては、多くの問題が過去の問題からそのまま流用されます。事前知識によっては、ひたすら過去問題を反復するだけで合格レベルに到達するかもしれません。
科目A試験、科目B試験ともに1,000点満点中の600点以上で合格です。模擬試験などで80%以上の点数を獲得できていれば合格できるラインだと考えられています。ひとまずはこのラインを目指して勉強を進めてください。
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勉強時間を短縮する3つの方法
理想は出題される問題に関する知識を網羅的に身につけておくことです。しかし、あくまで合格が目的という場合は、効率的に勉強を進めましょう。
とは言え、50時間や200時間といった時間の確保ができるのか、不安になった方もいるのではないでしょうか。
働きながら、家事をしながら、固まった時間を確保することはなかなか難しいと思います。
時間を短縮する方法は、大きく3つあります。
- ①出題範囲を絞る:満点ではなく600点を目標にし、頻出分野から固める
- ②スキマ時間を使い切る:通勤・昼休み・就寝前を科目Aの反復に充てる
- ③復習の優先順位を機械的に決める:間違えた問題をいつ解き直すかを自分で管理しない
効率的な勉強をするためには、【スキマ時間】を活用することが有用です。
通勤時間や休憩時間などのスキマ時間での学習を続けることで、思いのほか多くの時間が学習に充てられることがあります。
可能な限り多くの問題を反復して学習して、時間を有効に利用しましょう。
特に③は独学でつまずきやすいところです。
間違えた問題を「いつ・何回解き直すか」を自分で決め続けるのは負荷が高く、後回しになりがちです。
スタディングの基本情報技術者講座は、講義・問題演習・復習管理までスマホ1つで完結し、AIが復習のタイミングを提示します。科目Bについては、プログラムを1行ずつ追うトレース講座を用意しています。
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基本情報技術者試験の勉強時間に関するよくある質問
基本情報技術者試験は独学だと何時間必要ですか?
独学の場合も目安は変わらず、初学者で約200時間、IT経験者で約50時間です。
ただし独学では、つまずいた箇所を調べる時間や、復習の計画を立てる時間が上乗せされるため、実際には2〜3割多く見ておくと安全です。
1か月で合格できますか?
IT実務経験がある方であれば可能です。
1日2時間×4週間で約56時間となり、経験者の目安である50時間に届きます。
初学者の場合は科目Bの対策が間に合わないため、3か月以上を推奨します。
ITパスポートに合格していれば勉強時間は減りますか?
減ります。
ストラテジ系・マネジメント系の知識がそのまま活かせるため、目安は約100〜150時間です。
ただし科目B(アルゴリズム)はITパスポートに含まれないため、ここには初学者と同等の時間が必要です。
科目Bだけで何時間くらい必要ですか?
プログラミング未経験の場合、200時間のうち3分の2にあたる130時間前後が目安です。
プログラムの流れを1行ずつ追う練習に時間がかかるため、科目Aより長く見積もってください。
1日30分の勉強でも合格できますか?
可能ですが、期間は長くなります。
1日30分では週3.5時間となり、200時間に到達するまで約1年かかります。平
日30分+休日3時間の週8時間であれば、約6か月が目安です。
勉強時間が足りないと感じたらどうすればいいですか?
学習範囲を絞ることと、復習の管理を仕組みに任せることの2つが有効です。
特に間違えた問題の復習タイミングを自分で管理しない仕組みにすると、同じ時間でも定着率が変わります。
スタディングを利用して基本情報技術者試験を合格した人の声
休憩時間の長さで科目AとBを使い分けました

大豆さん
2026年度 合格
学習時間の確保については仕事の休憩時間を利用しました。10分などの短い時間ならA問題を中心に、昼休憩などの長い時間ならB問題を中心に勉強するようにしていました。
細切れの時間には科目A、まとまった時間には科目Bという使い分けは、社会人が限られた時間で進めるうえで理にかなった方法です。
スキマ時間の繰り返し学習のおかげで、何とか合格点まで持って行けたかなと感じてます。

sinoさん
2025年度 合格
IT分野とは無縁の職業に就いてますが、社会人としての基礎スキルと捉え、基本情報技術者試験にチャレンジしました。
これまで、ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、G検定と受験してきましたが、基本情報技術者は少しレベルが違うぞと思い、スタディングさんを申し込みました。
仕事をしながらの勉強ですので、とにかくスキマ時間を活用できるのが素晴らしいです。
出勤前、昼食後、帰りの電車、寝る前など、思い立った時にすぐ問題を解くことを心がけました。
ただ、問題を解けるレベルになるまでの、インプットの時間は、なかなか根気のいる時期だったかなと思います。
問題集を回せるようになってからは、とにかく間違えたところを潰すことに徹しました。
完璧までは行かないまでも、手応えとして8割は硬いだろうというレベルにし、受験しました。
当日の問題は、初見のものも多かったですが、スキマ時間の繰り返し学習のおかげで、何とか合格点まで持って行けたかなと感じてます。
繰り返しますが、スキマ時間の有効活用が重要で、そのためにはスタディングさんのコンテンツ、復習のしやすさ、この辺りが秀逸だったなと感じてます。
まとめ
基本情報技術者試験の勉強時間は、初学者で約200時間、IT経験者で約50時間が目安です。
差を生むのは科目Bであり、ここにどれだけ時間を割けるかが合否を分けます。
まずは自分の事前知識からタイプを判定し、3か月なら週17時間、6か月なら週8時間という逆算でスケジュールに落としてください。いずれも目安であり、確保した時間が合格を保証するわけではありません。
時間の総量より、間違えた問題を放置せずに潰し切れているかを基準に進捗を判断することをおすすめします。
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