基本情報技術者試験の試験方式「CBT試験」とは?特徴を解説

基本情報技術者試験は、2020年秋期試験以降CBT方式で実施されています。

この記事ではCBT方式がどのような試験方式なのか、受験方法や特徴について解説します。

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CBT(Computer Based Testing)方式とは?

CBT(Computer Based Testing)方式とは、コンピュータを用いた受験方式のことです。

受験者は、コンピュータで表示された問題に対し、マウスやキーボードを使用して解答していきます。

CBT方式の試験は、自宅で受験するわけではなく、全国に設置された試験会場にあるコンピュータを使用します。

なお、基本情報技術者試験の下位試験となるITパスポート試験では、平成23年11月からCBT方式の受験を実施しています。

CBT方式のメリットは、試験日程や会場について受験生が自身の都合に合わせて選択できることです。受験へのハードルが下がり、受験の機会が格段に増えたといえるでしょう。

CBT方式の特徴

ITパスポート試験のCBT方式試験は、試験主催者のIPA(情報処理推進機構)が疑似体験用ソフトウェアを公開しています。CBT方式の試験を体験したことがない方は、参考にご覧ください。

IPA(情報処理推進機構)のCBT疑似体験ソフトウェアはこちら(外部ページ)

参考:IPA(情報処理推進機構)https://www.ipa.go.jp/

その他の試験方式

CBT方式の試験の他に、下記の試験方式があります。

方式内容
PBT方式(Paper Based Testing)問題・答案用紙を紙に印刷し、配布して実施する試験方式。
試験会場に出向き、筆記用具を使用して解答するオーソドックスな筆記方式です。
CBT方式(Computer Based Testing)コンピュータを使用して実施する試験方式。
試験会場に出向き、用意されたコンピュータを使用し、マウスやキーボードを用いて解答します。
IBT方式(Internet Based Testing)
※WBT方式(Web Based Testing)とも呼びます
コンピュータを使用して実施する点はCBT方式と同じです。
IBT方式は、自宅で受験することができ、試験によってはタブレットPCやスマートフォンにも対応しているものもあります。

IBT方式の試験は、主催側は受験場所や試験会場の確保をする必要がなく、受験側も自宅で受験できるといった大きなメリットがありますが、

一方で本人確認やカンニングなどの不正防止が難しいといったデメリットもあります。

IBT方式の試験を導入している資格試験もあるため、前述のデメリットが解消されれば、基本情報技術者試験を始めとした情報処理技術者試験でも、近いうちにIBT方式の導入があるのかもしれませんね。

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