基本情報技術者試験の主催者団体であるIPA(情報処理推進機構)より、令和3年度の基本情報技術者試験もCBT方式で実施されることが発表されました。
発表された令和3年度の試験実施期間は以下になります。
令和3年度上期
2021年5月1日(土)~2021年6月27日(日)
令和3年度下期
2021年10月~2022年1月頃
※2020年12月8日時点での予定であり、今後変更となる可能性もあります。
特別措置試験について身体が不自由等の理由でCBT方式の受験が難しい方は、筆記による特別措置試験を受けられます。こちらは春期(4月)、秋期(10月)の年2回実施予定です。 令和3年度春期特別措置試験:2021年4月18日(日)予定 |
令和2年秋試験以降の基本情報技術者試験及び情報セキュリティマネジメント試験が、CBT方式での実施になることが、IPA(情報処理推進機構)より発表されました。このページでは、CBT方式の試験について説明します。
令和2年10月の基本情報技術者試験・情報セキュリティマネジメント試験は、延期になりました。
令和2年12月~令和3年3月の複数日において、現在の出題形式・出題数のまま実施予定です。
なお、この延期試験よりCBT方式での実施となります。詳しくはこちら
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CBT方式とは、どのような試験方式ですか? |
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コンピュータを使用して、実施する試験方式のことです。 |
CBT(Computer Based Testing)方式とは、コンピュータを用いた受験方式のことです。受験者は、コンピュータで表示された問題に対し、マウスやキーボードを使用して解答していきます。
CBT方式の試験は、自宅で受験するわけではなく、全国に設置された試験会場にあるコンピュータを使用します。なお、基本情報技術者試験の下位試験となるITパスポート試験では、平成23年11月からCBT方式の受験を実施しています。
CBT方式では、筆記での受験方法と比較して、下記の点が特徴的です。
1.試験結果が短期間で確認できる
CBT方式の特徴として、試験結果が比較的早く把握できることが大きなポイントです。CBT試験をすでに実施しているITパスポート試験では、試験終了後その場で自分の点数を確認することができます。※基本情報技術者試験では、試験結果を確認できるタイミングはまだ発表されていません。
2.コスト・リスクの低減化
CBT方式はコンピュータを使用していますので、問題冊子を作成するコスト(印刷代・用紙代)を削減することができます。また、採点や情報の統計もすべて、コンピュータによって行われるので、人的コストも大幅に減らすことにもつながります。
さらに問題はすべてコンピュータの画面上に表示されるので、冊子のような紙媒体での試験と比べ、不正に公になるリスクも回避することができます。
ITパスポート試験のCBT方式試験は、試験主催者のIPAが疑似体験用ソフトウェアを公開しています。CBT方式の試験を体験したことがない方は、参考にご覧ください。
IPA(情報処理推進機構)のCBT疑似体験ソフトウェアはこちら(外部ページ)
※基本情報技術者試験のCBT方式について今後詳細の発表がありましたら、随時更新して参ります。
参考:IPA(情報処理推進機構)https://www.ipa.go.jp/