基本情報技術者試験の科目A試験は所要時間90分。四肢択一マークシート方式で60問出題されます。
60問のうち約37-38問はテクノロジ系です。こちらには基礎理論、コンピュータシステム、技術要素、開発技術に関する内容が含まれます。
続く約7-8問は、マネジメント系です。プロジェクトマネジメントやサービスマネジメントの問題が出題されます。
最後の約15問はストラテジ系の問題です。システム戦略や経営戦略、企業と法務などの問題が出題されます。
採点はIRT形式で行われ、1000点中600点以上が合格基準となります。
科目A試験、科目B試験を問わず、基本情報技術者試験にはベースとなるITの基礎知識が必要です。最初から問題演習に取り組む方法もありますが、まずはテキストを読み込み、基礎知識を身につけることをおすすめします。
ゼロから勉強をスタートする場合、最初はテキストに登場する専門用語の多さに戸惑うかもしれません。しかし、根気よくひとつずつ意味を調べて読み進めてください。基本情報技術者試験に限らず、情報処理技術者の試験では、登場した用語が別の単元でも再び登場することがあります。そのため、わからない用語はそのままにせず、丁寧に調べて根気強く学習を行うことで、その後の学習もスムーズになります。
また、知識を定着させるためにはテキストを複数回通読することも大切です。一時的な暗記ではなく、知識として取り込むことを目指してください。2冊以上のテキストを読んでも構いません。
もともとのIT知識がない場合、この作業には多くの時間を要します。一方で、焦って勉強を進めても無理な暗記をすることになってしまい意味がありせん。遅くても試験の一ヶ月半程度前からテキストの読み込みを始めることをおすすめします。
十分な基礎知識を身につけた後、もしくはすでに基礎知識を蓄えている場合に行う基本的な勉強は、過去問題の反復です。2023年4月より試験制度が変更となり、科目A試験と名称が改められましたが、科目A試験で出題される問題は、変更前の「午前試験」の範囲・内容に準じています。そのため、本番までに少しでも多くの旧試験制度の過去問やサンプル問題などの問題に触れておくことは、科目A試験を突破するために大切です。
間違えた問題があった場合、その分野は苦手分野であることを意味します。一度でも間違えた問題があれば、その問題を中心的に反復しましょう。試験当日までになるべく苦手分野をなくしておくようにしてください。
過去問を学習に使う際には「無理に解かずに覚えてしまう」を意識しましょう。誰でも勉強を始めてすぐの頃は過去問に歯が立ちません。それでもなんとか調べたり考えたりしようとすると、かなり時間がかかってしまいます。そのため、「過去問は正解を見て解き方を覚えるものだ」と考え、過去問をスピーディに回す方が効率よく得点力を磨くことができます。
スタディング 基本情報技術者講座では、講師が基本情報技術者試験の過去問を徹底分析し、「合格のために必要な、最低限の問題・テーマ」を厳選しています。その厳選された問題集を繰り返し、覚えてしまうことで最も効率的な学習を実現できます。過去問とわかりやすい解説を持ち歩き、いつでもどこでもスキマ時間で反復できるようにツールを用意しています。
▼実際の解答画面
スタディングの問題集は3つの【練習モード】【本番モード】【復習モード】で問題演習を行うことができます。
1回以上問題演習をすると、【復習モード】が追加され、3つのモードが揃います。
練習モード
本番モード
復習モード
問題・解説一覧表示
「構えて解かない」スタイルで過去問を繰り返し、存分に過去問を知識として定着させることができれば、基本情報技術者試験合格に近づくはずです。