
これからIT業界への就職・転職を検討している方にとって、基本情報技術者試験の合格がどれだけ評価されるのかは気になる点かもしれません。
ここでは、基本情報技術者試験の合格が就職・転職活動にもたらす効果についてご説明します。
知識・スキルのアピールで価値を発揮する基本情報技術者試験
仕事によっては、特定の資格が要求される場合があります。
運転が頻繁にある仕事であれば、普通自動車免許が必要ですし、電気工事士や危険物取扱者、薬剤師など、資格がなければその仕事につくことができないケースもあります。
一方、IT系の仕事には原則として資格が求められることはなく、どちらかといえば、実績や経験が評価される傾向があります。中途採用者の場合には、より実績が重視されます。
基本情報技術者試験についても、「持っていなければ就職できない」ということはあまりありません。
入社後に取得を勧められることはありますが、持っていないからといって就職・転職活動時にフィルターにかけられてしまうことはないでしょう。
どちらかといえば、知識やスキルをアピールする際に有効です。
基本情報技術者試験は時代遅れ? 昭和44年から続く歴史の長い試験
ここからは、基本情報技術者試験の歴史や必要性について解説します。
基本情報技術者試験はどのような成り立ちの試験なのでしょうか。また、試験としての必要性や存在意義はどのようなところにあるのでしょうか。
- 第二種情報処理技術者認定試験から基本情報技術者試験への歴史
- エンジニアの基礎力を評価する基準としての必要性
第二種情報処理技術者認定試験から基本情報技術者試験への歴史
情報処理技術者試験は、昭和44年(1969年)に当時の通商産業省(現経済産業省)が実施する形で始まった国家試験です。
当時は第一種情報処理技術者認定試験と第二種情報処理技術者認定試験が実施されましたが、この第二種情報処理技術者認定試験が現在の基本情報技術者試験の前身となっています。
なお試験名については、平成13年(2001年)に新試験制度へ移行するタイミングで現在の基本情報技術者試験という名称になりました。
こうして振り返ると、基本情報技術者試験は非常に長い歴史を持った試験であることがわかります。
エンジニアの基礎力を評価する基準としての必要性
基本情報技術者試験は昔からある歴史の長い試験ですが、その存在意義が薄れることはありません。
合格すれば、ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義、設計・開発・運用に関する知識やスキルを証明できます。
今でもIT企業におけるエンジニア採用の現場では、「基本情報技術者試験に合格しているかどうか」が判断材料となる場面が少なくありません。
またIPAも基本情報技術者試験を「ITエンジニアの登竜門」と位置付け、公式サイトでも「ITエンジニアとしてキャリアをスタートするには、まず基本情報技術者試験から受験することをお勧めします。しっかりとした基礎を身に付けることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります」とうたっています。
基本情報技術者試験は決して時代遅れの試験ではなく、現在もエンジニアとしての基礎力を評価する基準となっている、意義のある試験だと言えるでしょう。
IT業界以外からの転職時には好印象
基本情報技術者試験の歴史や必要性については、前述の通りです。
ここからは、基本情報技術者試験に合格するメリットやデメリット、ITパスポート試験との比較について解説します。
基本情報技術者試験を受験するかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
- 最低限のIT知識があることを示せるメリット
- エンジニアへの就職・転職ならITパスポートより基本情報を
- IT以外の業種では意味がない、役に立たないことも
最低限のIT知識があることを示せるメリット
転職の際も、基本情報技術者試験に合格しておいて損はありません。とりわけ有効だと考えられているのは、IT系以外からの転職です。即戦力が求められる中途採用において、最低限の知識を持っていることを証明する基本情報技術者試験は強みになります。
エンジニアへの就職・転職ならITパスポートより基本情報を
基本情報技術者試験の1ランク下に「ITパスポート」という資格があります。基本情報技術者試験と同様、国家試験であり転職時には有効ですが、実践レベルとはいえず「ITアレルギーがない」という程度の印象にとどまるようです。
可能な限り基本情報技術者試験に合格しておくことをおすすめします。
一方、IT以外の業種では意味がない、役に立たないことも
前述の通り、エンジニアとしての就職・転職を目指すなら基本情報技術者試験が有効です。
しかしこれは裏を返せば、IT系以外の業種では基本情報技術者試験があまり評価されないという話でもあります。
IT業界やエンジニアを目指している人なら、基本情報技術者試験の合格はキャリアパスの一つとなるでしょう。
しかし開発者ではなくIT利用者としての就職・転職や、IT系以外の異業種を目指す場合、基本情報技術者試験に合格していても、特に有利になることはないでしょう。
資格や試験は「どれでも取得(合格)しておけば役立つ」というものではありません。
今後のキャリアプランを明確にした上で、自分に必要な資格・試験を選びましょう。
ベンチャーより大手企業に評価される傾向あり
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基本情報技術者試験を取得しても就職・転職が決定的になるわけではありません。
しかし、採用の確率が高まることは事実です。学生の就職活動やIT系以外からの転職活動では、とりわけ基本情報技術者試験を取得している意味は大きいでしょう。
国家試験であり、一度取得すれば生涯有効な点も魅力です。
就職活動・転職活動を始める前に、ぜひ合格を目指したい試験です。
スタディングを利用して基本情報技術者試験を合格した人の声
参考書で拾いきれてなかった部分も動画から耳に入れることで覚える範囲が広がった

h.hさん
2025年度 合格
会社で基本情報の資格取得が推奨されているため、参考書や問題集を購入し独自に勉強に励むも、試験に落ちるばかりでした。そして基本的な部分が理解できていないのではないか、と思いスタディングに加入しました。
通勤時間やお風呂の時間に講習動画をみて、問題を解き、不明な点があればすぐにテキストで確認。参考書で拾いきれてなかった部分も動画から耳に入れることで覚える範囲が広がったと思います。Webで受講できることで、どこにいても隙間時間を活用できたのがよかったです。結果的に4回も試験を受けて、何度も諦めようかと思い辛いこともあったが、諦めずに勉強し続けてよかったと思います。
電車の中のみまとまった勉強時間を確保し、あとは隙間時間で勉強していました。

スピカさん
2025年度 合格
ITパスポートの資格を1年前に取得しましたが、IT部門で働いていたわけではないので得た知識を活用することがありませんでした。
そこでその知識を継続的に活かしたいと思い、基本情報技術者試験を受験することにしました。
まとまった勉強時間が取れないので、電車の中のみまとまった勉強時間を確保し、あとは隙間時間で勉強していました。
スタディングは体系的にカリキュラムが用意されているので、自分が勉強したいところをすぐに探せるのは便利でした。
プログラミング初心者だったので、科目Bの内容が頭に入らず心が折れそうになることもありましたが、スタディングの基本的な(基本的なことしか触れられていない)講座と他社のテキストと過去問サイトを組み合わせて何とか理解を深めていきました。
8ヶ月の勉強期間、2回目の受験で何とか合格することができました。
自分のペースで基本情報技術者試験の合格を目指すなら、スタディングの講座がおすすめ
この記事では、基本情報技術者試験に合格するメリットについて解説しました。
- 基本情報技術者試験に合格するとIT関連スキルをアピールできる
- 歴史の長い試験だが現在も採用での判断材料になっている
- 特に異業種からIT系への転職を目指すときに有効
- ベンチャーよりは大手で評価される傾向
IT業界への就職・転職を目指している人にとって、基本情報技術者試験は大きなメリットのある試験です。
試験対策には、スキマ時間で効率的に学べる「スタディング 基本情報技術者試験講座」がおすすめです。
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