基本情報技術者試験の試験結果がわかるのはいつ?
基本情報技術者試験が実施されてから試験結果がわかるまで、どのくらいの期間がかかるのでしょうか。
結論からお伝えすると、CBT試験が終了した後すぐに試験結果がわかります。
まずは、基本情報技術者試験の試験結果がわかるタイミングや合格基準点等について詳しく解説します。
CBT試験終了後すぐに試験結果がわかる
基本情報技術者試験のCBT試験では、試験が終了したら、すぐに試験結果を確認できます。
CBT試験は、試験会場にあるコンピューターを使用して受験し、試験が終了したらその場で試験結果が表示されるためです。
試験結果を確認したら、試験官へ試験中に利用した筆記用具・メモ用紙などを渡し、忘れ物がないことを確認して試験会場を退出します。
試験会場から退場したら完全に試験は終了なので、そのまま帰宅しても問題ありません。
基本情報技術者試験当日の流れをまとめると、以下の通りです。
- 試験会場に入館する ※集合時刻(試験開始時刻の15分前)までに。会場・受付は試験開始時刻の30分前から開始される
- 受付を行う
※本人確認書類の提示、ログイン情報シートの記載に同意・署名が必要。持ち込めないものはロッカーに預ける - 試験室へ入室後、試験が実施される
- 試験終了後、試験結果が表示される
※試験終了から2〜3時間後以降であれば、公式サイトのマイページでも確認可能
当日の流れを踏まえて、試験結果がどのタイミングで確認できるのかも把握しておきましょう。
合格基準は科目A試験・科目B試験の各科目が基準点=600点以上
基本情報技術者試験の合格基準は、科目A試験・科目B試験の各科目にて600点以上獲得していることです。
いずれかの科目が600点を越えていなければ不合格となります。
例えば、科目A試験で800点以上取れていても、科目B試験が600点を下回っていたら不合格です。
各科目の合計点は1,000点満点であるため、両科目にて60%以上の正答率を超える必要があります。
そのため、基本情報技術者試験の受験対策をする際は、どちらかの科目に勉強が偏りすぎないように気をつけましょう。
過去問や問題集を解くとき、自分が得意な問題や同じ系統の問題を解きすぎないようにすることが大切です。
自分の苦手分野・項目を把握しつつ、参考書などを併用しながら少しずつ解ける問題を増やしましょう。
全体的に幅広く対策することで、合格する力が効率よく身につきます。
科目評価点はマイページでも確認可能
基本情報技術者試験終了後、成績照会にて科目ごとの評価点を確認できます。
画面上にて、科目A試験・科目B試験の科目評価点を確認し、先ほどご紹介した合格基準点に到達しているか把握しておくとよいでしょう。
また、試験終了から2〜3時間後以降であれば、公式サイトのマイページで確認できます。
合格発表に関しては、受験月の翌月中旬に、合格者の受験番号を情報処理推進機構のホームページにて確認可能です。
後日、合格者の受験番号が官報に公示されるため、そちらからでも確認できます。
合格証書は後日、合格者に対して経済産業大臣から交付されます。
公式サイトのマイページなどから発送状況などを確認できるため、忘れずに受け取れるよう準備しておきましょう。
合格発表日の日程や合格証書の発送に関しては後述しますので、参考にしてみてください。
試験結果がわかるのと合格発表は別の日程なの?
基本情報技術者試験の合格発表日は、受験月の翌月なので、試験結果がわかるタイミングとは異なります。
「試験結果が知らされる日と合格発表日は別日なの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
合格発表はIPA(情報処理推進機構)のホームページにて発表されるため、確認が必要です。
ここからは、基本情報技術者試験の合格発表と合格証書に関して解説します。
合格発表は受験月の翌月。IPAホームページで発表
合格発表に関しては、受験月の翌月中旬に、合格者の受験番号を情報処理推進機構のホームページにて確認可能です。
合格発表者を確認する場合、こちらのページから確認してみてください。
以下の表は、直近3ヶ月で実施された基本情報技術者試験の合格発表日をまとめたものです。(2024年8月現在)
受験月 | 令和6年5月 | 令和6年6月 | 令和6年7月 |
合格発表日 | 6月14日 | 7月12日 | 8月15日 |
合格証書発送日 | 7月10日 | 8月7日 | 9月10日(予定) |
官報公示日 | 7月2日 | 8月1日 | 未定 |
表をみると、試験が実施された翌月の中旬頃に合格発表日が設定されていることがわかります。
また、合格証書の発送日は合格発表日の約1ヶ月後、官報公示日は合格発表日の約半月後に設定されているのも特徴です。
合格者の受験番号に関しては、先ほどご紹介した公式サイトのページを開いた後、受験した月の「合格者受験番号一覧」を選択してください。
選択した後、合格者受験番号一覧のページが開くため、受験番号の先頭6桁を入力して、自分の番号があるか確認しましょう。
官報公示と合格証書の発送
基本情報技術者試験は、国家試験である情報処理技術者試験の一区分として、合格者が官報に公示されます。
官報の公示日は、合格発表日よりもやや先の日程に設定されているため、公示日に関しても情報を確認しておくとよいでしょう。
また、基本情報技術者試験の合格者には、経済産業大臣から「情報処理技術者試験合格証書」が交付されます。
合格証書には、「受験申込内容変更期限(試験日の3日前)」までに登録した利用者情報の姓名(漢字)・生年月日が印字されます。
もし、登録事項変更申請をしている場合でも、試験日の3日前を過ぎている場合は、合格証書に反映されないためご注意ください。
利用者情報登録時に使用できなかった漢字に変更する場合は、合格発表後の受付期間内にマイページ上から氏名の漢字表記変更手続きを行ってください。
合格証書の発送時期は、情報処理推進機構のホームページに掲載されます。
こちらも、「受験申込内容変更期限(試験日の3日前)」までに登録されている住所に簡易書留で送付されるため、変更期限を過ぎている場合は住所を変更できません。
住所が変わっている場合は、早めに郵便局に転送届を提出しておきましょう。
このほか、合格証書の発送状況は、合格証書発送日の翌日にマイページへ表示されるお問い合わせ番号から一定期間確認できます。
受取人が不在の際は郵便局で一定期間保存された後に返品され、情報処理推進機構が保管します。
保管期間に関しては、以下の通りです。
【2024年4月以降に実施した試験の合格証書】
発送後3か月間(発送日の属する月の3か月後の月の末日まで)を保管期間とし、保管期間経過後は廃棄される
【2024年3月までに実施した試験の合格証書】
一律2024年8月31日を保管期限とし、保管期限後は廃棄される
合格証書が発送されたら、確実に受け取れるよう準備しておきましょう。
まとめ
この記事では、基本情報技術者試験の結果発表について詳しく解説しました。
改めて、この記事でご紹介した内容をおさらいしましょう。
- CBT試験終了後、すぐに試験結果を確認できる
- 合格基準は科目A試験・科目B試験の両方で600点以上獲得していること
- 科目評価点はマイページからでも確認できる
- 合格発表は受験月の翌日に行われる
- 合格者に対して経済産業大臣から合格証書が発送される
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