公認会計士の専門学校の選び方|メリット・デメリットも解説

「公認会計士の専門学校はどうやって選べばいい?」

「公認会計士の専門学校に通うメリット・デメリットを知りたい」

公認会計士を目指すにあたって、専門学校選びに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、公認会計士の専門学校の選び方について詳しく解説しています。

また、メリット・デメリットや自分に合う公認会計士の専門学校の見極め方も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。 

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公認会計士の専門学校を選ぶポイント

公認会計士の専門学校を選ぶポイントは、以下の3つです。

  • 合格実績で選ぶ
  • 通学しやすい立地で選ぶ
  • 学習カリキュラムで選ぶ

それぞれ詳しく解説していきます。

1.合格実績で選ぶ

公認会計士の専門学校選びにおいて、合格実績は判断基準の一つです。

合格実績は、専門学校の講師の指導力やカリキュラムの質を示す指標となります。

公式サイトやパンフレットに記載されている合格者数をチェックしましょう。

また、オープンキャンパスに参加して、スタッフに合格実績について詳しく尋ねてみるのもおすすめです。

充実した学びを得るためにも、合格実績を確認しましょう。

2.通学しやすい立地で選ぶ

公認会計士の専門学校を選ぶポイントとして、通学しやすい立地も重要です。

自宅近くの学校を選ぶことで学習時間を確保しやすくなります。

一方、自宅から遠い学校を選ぶと、移動時間がかかり、その分学習時間が少なくなってしまいます。

また、通学には交通費もかかるため、立地は慎重に検討しましょう。

もし自宅近くに専門学校がない場合は、学校が運営している学生寮を利用する方法もあります。

自宅から通いやすい学校を選ぶことで、より勉強に専念できるでしょう。

3.学習カリキュラムで選ぶ

公認会計士の専門学校選びでは、学習カリキュラムも重要なポイントです。

公認会計士のコースは2年制が多いですが、なかには3〜4年通える専門学校もあります。

学習時間を長めに取りたい場合は、年数の多いカリキュラムを選ぶのもよいでしょう。

また、専門学校によっては、公認会計士だけでなく、日商簿記検定や全経簿記能力検定の取得も目指せるカリキュラムを用意しているところもあります。

さらに、クラスメイトと会話しながら学べるゼミ学習形式を採用している学校もあります。

自分に合ったカリキュラムを実施している専門学校を選びましょう。

公認会計士の専門学校の概要

公認会計士の専門学校では、基本的に月〜金曜日の朝から夕方まで授業が行われます。

そのため、試験勉強に専念したい方に最適な環境です。

学習範囲としては、短答式試験から論文式試験まで、公認会計士試験の対策に必要な知識を体系的に身につけられます。

また、専門学校では、入学式や卒業式をはじめ、ゼミ旅行や球技大会、体育祭、学園祭、さらには卒業旅行など、さまざまな学校行事が開催されています。

クラブ活動も活発に行われており、勉強以外の面でも充実した学生生活を楽しめるのは、専門学校ならではの特長です。

予備校との違い

専門学校と予備校の違いは以下のとおりです。

項目専門学校予備校
通学期間2年(3~4年も可能)1年6ヵ月〜2年6ヵ月
コースの種類少ない多い
取得できる資格公認会計士日商簿記検定全経簿記検定公認会計士
イベント多い少ない

専門学校は基本的に2年制ですが、予備校はさまざまなニーズに対応しているため、通学期間やコースの選択肢が豊富です。

また、専門学校では公認会計士以外にも、日商簿記検定や全経簿記能力検定などの資格取得に挑戦できるのも特徴です。

一方、予備校は公認会計士試験合格に重点が置かれており、受験対策に特化したカリキュラムを提供しています。

それぞれの特徴を踏まえて、自分に合った学校を選びましょう。

公認会計士の専門学校に通うメリット

公認会計士の専門学校に通うメリットは、以下の3つです。

  • 公認会計士の勉強に集中できる
  • 公認会計士以外の資格も取得できる
  • キャンパスライフを楽しめる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.公認会計士の勉強に集中できる

公認会計士の専門学校に通うメリットの一つは、試験勉強に集中できることです。

試験に特化したカリキュラムが用意されているため、膨大な試験範囲を効率よく体系的に学べます。

また、同じ目標を持つ仲間と学ぶことで、互いに刺激し合い、モチベーションを維持しやすいのも大きな魅力です。

さらに、自習室や図書館など、学習に最適な環境も整備されています。

公認会計士を目指す方にとって、専門学校は理想的な学びの場といえるでしょう。

2.公認会計士以外の資格も取得できる

公認会計士の専門学校に通うもう一つのメリットは、公認会計士以外の資格も取得できる点です。

取得できる資格は専門学校によって異なりますが、具体的には以下のような資格取得を目指せます。

  • 日商簿記検定
  • 全経簿記能力検定
  • TOEIC

公認会計士だけでなくプラスアルファの資格を取得しておけば、キャリアの選択肢が広がるでしょう。

3.キャンパスライフを楽しめる

キャンパスライフを楽しめるのも、公認会計士の専門学校に通うメリットです。

専門学校では、学生生活を彩るイベントやクラブ活動が盛んに行われており、勉強の合間のリフレッシュになります。

また、学校行事は学生同士のつながりを深める絶好の機会です。クラスメイトとの交流を通じて、情報交換をしたり、互いに励まし合ったりすることで、学業への意欲も高まるでしょう。

公認会計士の専門学校に通うデメリット

公認会計士の専門学校に通うデメリットは、以下の3つです。

  • 学費が高い
  • 進路の幅が狭まる可能性がある
  • 入学したからといって合格できるわけではない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.学費が高い

公認会計士の専門学校に通うデメリットの一つは、学費が高いことです。

専門学校では、入学金が約20万円、さらに前期授業料と後期授業料でそれぞれ約50万円の学費がかかります。

そのため、1年間で約100万円、2年制の場合は約200万円が必要となります。

専門学校と予備校の学費の比較は以下のとおりです。

学費専門学校予備校
入学金約20万円なし
授業料(2年間)約200万円約80万円
選考料1~2万円なし

公認会計士試験は難易度が高いため、再受験の可能性もあります。再び専門学校へ通う場合はさらなる学費が発生します。

また、専門学校は出願時に選考料(書類選考や面接を受けるための費用)として1〜2万円も必要です。

学費の支払いが難しい場合は、学費支援制度を利用する方法もあります。

経済的支援を行っている専門学校もあるため、公式ホームページで確認しましょう。

2.進路の幅が狭まる可能性がある

公認会計士の専門学校へ入学すると、進路の幅が狭まるというデメリットもあります。

専門学校の授業は公認会計士に特化しているため、会計士以外の分野に興味が湧いても、入学後の進路変更は難しいです。

また、専門学校卒業の学歴は、大学卒業と比べて進路の選択肢が狭まる可能性があります。

大学卒以上の求人も多く、就職が難しくなることがあるため、注意が必要です。

ただ、必ずしも就職できないわけではなく、しっかりと対策すればもちろん就職は可能です。

3.入学したからといって合格できるわけではない

公認会計士の専門学校に入学したからといって、必ず試験に合格できるわけではありません。

公認会計士試験は非常に難易度が高く、令和5年の論文式試験の最終的な合格率は7.6%でした。

専門学校での学習ももちろん役立ちますが、試験の突破は、最終的には自分自身の努力が合否を分けます。

また、公認会計士試験に失敗し、再受験のために専門学校に通い続ける場合は、さらに学費が必要となることも考慮しなければなりません。

専門学校に通えば必ず合格できると過信せず、自分の適性や学習スタイルに合っているかを見極める必要があります。

金融庁「令和5年公認会計士試験の合格発表の概要について

自分に合う公認会計士の専門学校の見極め方

自分に合う公認会計士の専門学校の見極め方は、以下の3つです。

  • オープンキャンパスに参加する
  • 公式ホームページから確認する
  • 口コミを確認する

それぞれ詳しく解説していきます。

1.オープンキャンパスに参加する

オープンキャンパスは、学校の雰囲気や施設を直接確認できる絶好の機会です。

専門学校によっては、在校生と話せる時間もあり、授業や学校生活についてリアルな感想を聞けます。

また、わからないことがあれば、個別相談コーナーで専門学校のスタッフが対応してくれます。

入学を迷っている場合は、専門学校のオープンキャンパスへ参加して、自分が本当に通いたいかを見極めましょう。

2.公式ホームページから確認する

公式ホームページから学校の詳細を確認することも大切です。

専門学校のホームページには、カリキュラムや施設紹介、学費などの情報が掲載されています。

とくに、自分に合った授業形式かどうかは確認しておきましょう。

また、合格実績や卒業生の就職実績なども記載されているため、卒業後の進路が自分の希望に合っているかを判断する参考にもなります。

3.口コミを確認する

自分に合う公認会計士の専門学校を選ぶために、卒業生の口コミを確認するのも有効です。

公式サイトだけでは得られない、専門学校の良い点・悪い点を把握できる可能性があります。

口コミを調べる際は、Googleマップや評判サイトを利用するとよいでしょう。

また、公認会計士の専門学校に通っている友人や先輩がいる場合は、直接話を聞くのもおすすめです。

インターネットの口コミや実際の声を参考に、自分に合った専門学校を選びましょう。

専門学校以外で公認会計士を目指す方法

専門学校以外で公認会計士を目指す方法は、以下の2つです。

  • 予備校に通う
  • 独学で勉強する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.予備校に通う

公認会計士を目指す方法の一つが、予備校に通うことです。

予備校には、試験に精通した講師陣が在籍しており、公認会計士試験に特化した指導を受けられます。

また、講師が用意した体系的なカリキュラムに沿って学べるため、効率的に学習を進められるでしょう。

自分一人では理解しづらい部分も、講師に質問することで確実に理解を深められます。

さらに、大学生や社会人が勉強を両立しやすいコースが用意されているのも特長です。

最近ではオンライン講座も充実しており、時間や場所に縛られずに学習できます。

2.独学で勉強する

独学は、自己管理に自信がある方や費用を抑えたい方に適しています。

公認会計士試験は範囲が膨大なため、計画的に学習を進めていく必要があります。

独学で公認会計士の勉強を進めるコツは以下のとおりです。

  • 学習計画を立てる
  • 自分に合った参考書を選ぶ
  • 定期的に進捗状況を確認する
  • 苦手科目の学習に時間を割く
  • 過去の試験問題を解く

独学のメリットは、自分のペースで学習できることです。

しかし、モチベーションを維持しながら、計画通りに勉強を進めるのは容易ではありません。

独学が自分に合っているかをよく考えてから学習をスタートさせましょう。

 まとめ|公認会計士の専門学校は集中して勉強したい方におすすめ

公認会計士の専門学校は、試験勉強に集中できる環境が整っています。

公認会計士試験に合わせたカリキュラムが組まれているため、効率的に学習を進められます。

また、公認会計士以外の資格にも挑戦できるため、キャリアの幅を広げるチャンスも豊富です。

一方で、学費の高さや卒業後の進路といった点から、不安を感じる方もいるでしょう。

独学での合格は非常に難易度が高いものの、通信講座やオンライン講座を利用して費用を抑えながら効率的に学習を進める方法もあります。

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