いきなりビジネス実務法務検定2級を受けて合格できる?勉強方法を紹介

ビジネス実務法務検定の資格を取得しようと考えた際、いきなり2級から受験するか、それともまずは3級合格を目指すか迷いますよね。できれば2級から受験したいけど、合格できる自信がない方もいるでしょう。

この記事ではビジネス実務法務検定2級をいきなり目指す場合の勉強方法や3級から目指した方が良いケースなどを紹介します。2級と3級のどちらを受験しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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いきなりビジネス実務法務検定2級を受けて合格できる?勉強方法を紹介


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ビジネス実務法務検定はいきなり2級を受けて合格できる?

ビジネス実務法務検定2級は、いきなり受験しても合格が狙えます。

3級を受けずにいきなり2級を受験しても、合格が狙いやすい理由は、以下のとおりです。

  • 合格率が約50%もある
  • 暗記系科目が多い

2つの理由を、詳しくみていきましょう。


合格率が約50%もある

ビジネス実務法務検定2級は、例年の合格率が50%前後で推移している資格です。

つまり、受験者の約2人に1人は合格しています。

過去3年間における合格率のデータは、以下の表のとおりです。


▼ビジネス実務法務検定2級合格率

実施年度 合格率
2023年度 34.4%
2022年度 50.6%
2021年度 65.2%
2020年度 43.4%


ただし、約2人に1人が合格しているからといって簡単に合格できるわけではありません。

ビジネス実務法務検定2級に合格するには、試験日までの学習計画を立てて、着実に勉強を積み重ねる必要があります。


【合わせて読みたい】ビジネス実務法務検定試験®2級の難易度・合格率・受験者データ・勉強方法

【合わせて読みたい】ビジネス実務法務検定試験®3級の難易度・合格率・勉強方法


暗記系科目が多い

ビジネス実務法務検定2級は、民法や会社法などの法律系科目をメインに、暗記系科目が多く出題されます。

そのため、出題される問題も法律の内容を覚えて問題を繰り返し解けば、しっかりと実力が身につくものばかりです。

また、暗記系の問題は計算問題と違って、公式を理解して、公式を活用できるように練習する必要がありません。

計算ミスのような、ケアレスミスが少ないのもメリットの1つです。

合格に必要な知識を、問題に正解できるレベルまでしっかりと暗記する必要はありますが、短期集中型の勉強方法でも合格は十分に狙えるでしょう。


【合わせて読みたい】ビジネス実務法務検定試験®2級・3級の学習範囲


いきなりビジネス実務法務検定2級を目指す勉強方法

いきなりビジネス実務法務検定2級の取得を目指せるといっても、やみくもに勉強して合格できるわけではありません。

試験に合格するには、勉強時間の目安と勉強方法を知って、合格までにすべきことを把握することが大切です。

それでは、合格に必要な勉強時間の目安と勉強方法を見ていきましょう。


合格に必要な勉強時間目安

ビジネス実務法務検定2級の試験合格に必要な勉強時間の目安は、最低60時間程度です。

受験者によっては、合格までに100時間以上を要する場合もあります。

勉強時間を60〜100時間と考えた場合、勉強期間を2カ月に設定すると、1日の勉強時間は1〜2時間が目安となります。

普段の生活スタイルを振り返り、どのぐらいの勉強時間を確保できるかを計算してみましょう。

試験日から逆算してスケジュールを立てると、無理なく計画的に試験合格を狙えます。


スキマ時間を活用して勉強する

社会人や学生、主婦など普段の生活があるなかでビジネス実務法務検定2級合格を目指す場合は、スキマ時間を活用して効率よく勉強する必要があります。

仮に通勤時間の合間に30分、昼休みに30分、帰宅途中の電車で30分、就寝前に30分ほど勉強すれば、1日の勉強時間は合計2時間になります。

ビジネス実務法務検定2級に合格するための勉強時間目安は約60〜100時間なので、スキマ時間の学習をするだけでも、約2ヶ月で合格を狙えるということです。

特にビジネス実務法務検定2級の場合、暗記系の科目が多く出題される傾向があります。

暗記系の問題は、繰り返し見直したり問題を解き直したりして学習を積み重ねると、しっかりと記憶に定着します。

仕事や学校と資格の勉強を両立できるか不安な方も、スキマ時間を使って学習を積み重ねれば、合格を狙えるでしょう。


問題演習を中心に学習する

ビジネス実務法務検定2級は、問題演習を中心に学習を進めることも大切です。

問題演習を中心に進めると、試験問題の傾向を把握したり、記憶の定着がスムーズに進んだりと学習効率が良くなります。

実際、短期で試験に合格する人は問題演習や復習の回数が多いのが特徴です。

得意・苦手分野の把握にも役立つため、ビジネス実務法務検定2級の勉強は問題演習を中心に進めましょう。


もちろんはじめのうちは、何箇所も間違えるかもしれません。特に勉強初期の頃、解答がわからないのは当たり前です。

問題が不正解だったときは解答と解説を確認し、次に同じ問題が出題されたときは正解できるようにしましょう。


【合わせて読みたい】ビジネス実務法務検定試験®2級の試験概要と勉強方法


ビジネス実務法務検定試験®3級の知識はどう補う?

ビジネス実務法務検定試験®の出題範囲には、3級で出題される範囲も含まれます。

そのため、いきなり2級を受験する場合でも、3級の出題範囲も勉強しなければいけません。

3級で出題される知識を身につけるには、テキストを読んだり講義を受講したりするインプットと、問題演習をするアウトプットを並行して進めることが大切です。

まずは3級の出題範囲を一通り学習して、そのまま続けて2級の学習も進めましょう。

3級のあとに2級の出題範囲を勉強すると、2段階にわけて知識をインプット・アウトプットできて相乗効果で理解度が深まります。


【合わせて読みたい】ビジネス実務法務検定試験®3級は独学一夜漬けで合格できる?


ビジネス実務法務検定を3級から目指した方がいいケース

ビジネス実務法務検定は1級から3級で区分されています。

いきなり2級を問題ないとはいえ、なかには3級の取得から目指した方が良いケースもあります。

ビジネス実務法務検定を3級から目指した方が良いのは、以下の特徴に該当する方です。

  • 資格試験の勉強に慣れていない人
  • 確実に合格を狙いたい人
  • 2級のテキストを見て難しそうと感じた人

それぞれのケースを詳しくみていきましょう。


資格試験の勉強に慣れていない人

資格試験の勉強に慣れていない場合は、勉強に集中できなかったり、やる気が起きにくかったりします。

うまく学習が進まないまま試験日を迎えると、不合格になってしまう恐れがあります。

ビジネス実務法務検定3級は2級に比べると難易度が低く、基礎的な法律知識が広く浅く出題されるため、勉強自体が苦手な方でも合格を十分に狙えます。

3級を通して資格試験の勉強に慣れて、コツを掴んだ後に2級を取得するのも1つの方法です。


確実に合格を狙いたい人

ビジネス実務法務検定2級の合格率は例年約50%前後と高めで推移していますが、約2人に1人は落ちる試験です。

そのため、確実に合格を狙いたい方は、まずは3級の受験をおすすめします。


ビジネス実務法務検定の合格率は、例年70%以上です。

2022年度においては83.2%と約10人に8人以上が合格しています。

だからといって、まったく勉強しなくても合格できるというわけではありません。

2級同様に、試験日までの勉強は欠かさずに行いましょう。


2級のテキストを見て難しそうと感じた人

ビジネス実務法務検定2級のテキストをみて「今の自分には難しそう」と感じた場合は、3級から受験するのも1つの方法です。

3級は法律の入門的な位置付けとはいえ、法律に苦手意識のある方からすると、難しく感じるかもしれません。

難易度が低いとはいえ、合格するには法律の概念や論理を根本から理解する必要があります。

ビジネス実務法務検定2級のテキストを見て、難しそうと感じた方は、3級を受験した後に2級の合格を目指しましょう。

また、3級に合格すれば資格試験の勉強方法のポイントを掴めるだけでなく、試験合格の成功体験によって自信もつきます。

結果、2級の勉強のモチベーションアップも期待できるでしょう。


ビジネス実務法務検定の試験概要

令和6年度(2024年度)におけるビジネス実務法務検定2級の試験概要は、以下の表のとおりです。

項目 詳細
試験方式 IBT方式:自身のパソコン、インターネット環境を用いて受験する方式

CBT方式:テストセンターにある備え付けのパソコンで受験する方式

受付期間 上期:5月17日(金)~ 5月28日(火)

下期:9月20日(金)~ 10月1日(火)

試験期間 上期:6月21日(金)~ 7月8日(月)

下期:10月25日(金)~ 11月11日(月)

※試験開始時間は受験方式で異なる

試験時間 90分
試験会場 IBT方式:自宅または会社など

CBT方式:全国各地のテストセンター

受験料金 7,700円(CBT方式の場合は利用料で2,200円が加算される)
受験資格 制限なし

出典:ビジネス実務法務検定試験®|試験要項


ビジネス実務法務検定試験®は、年に2回実施されています。

そのため、試験日までの残りの日数を確認して、余裕をもった日程で申し込みましょう。


【合わせて読みたい】ビジネス実務法務検定試験®2024年度日程(3級・2級)と概要


ビジネス実務法務検定2級に関してよくある質問

ビジネス実務法務検定2級に関するよくある質問についてまとめました。


ビジネス実務法務検定2級は一夜漬けで合格できる?

ビジネス実務法務検定2級は、一夜漬けでも合格は不可能というわけではありません。

とはいえ、一夜漬けで合格を狙うのはかなり厳しいため、計画的に勉強することをおすすめします。

ビジネス実務法務検定2級の合格に必要な勉強時間は約60〜100時間が目安です。

そのため、試験日までのスケジュールを立てて、計画的に対策しましょう。


ビジネス実務法務検定2級は独学でも合格できる?

ビジネス実務法務検定2級は、独学でも十分に合格が狙えます。

ただし、誰でも簡単に合格できるというわけではないため、試験日から逆算して学習計画を立てたうえで、しっかりと勉強を進めることが大切です。

試験日まで余裕があるからといって勉強を後回しにせず、1日1〜2時間程度で良いので、毎日勉強を繰り返して試験に合格する力を身につけましょう。


まとめ

改めて、この記事の内容をおさらいしましょう。

  • ビジネス実務法務検定はいきなり2級を受けても問題ない
  • ビジネス実務法務検定2級の合格率は例年50%前後
  • ビジネス実務法務検定2級合格に必要な勉強時間目安は60〜100時間
  • 資格の勉強や法律が苦手な方は3級からチャレンジした方が良いケースもある

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