ビジネス実務法務検定1級合格に必要な勉強時間は?合格のための勉強方法

ビジネス実務法務検定1級は、ビジネス実務法務検定のなかでも難易度が高い資格です。2級・3級と比較すると、合格に必要な勉強時間も長くなります。

この記事では、ビジネス実務法務検定1級合格に必要な勉強時間や難易度、取得するメリット、勉強方法などを紹介します。ビジネス実務法務検定1級の取得を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

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目次 Contents

ビジネス実務法務検定1級合格に必要な勉強時間は?合格のための勉強方法


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ビジネス実務法務検定1級合格に必要な勉強時間は?

ビジネス実務法務検定1級の合格に必要な勉強時間は、200〜250時間程度が目安です。

2級の勉強時間は100時間以上が目安なので、2級・3級と比較すると1級合格に必要な勉強時間は倍以上です。

200〜250時間の場合、1日2〜3時間の勉強を3〜4カ月ほど継続しなければなりません。

そのため、試験日までのスケジュールを立てて、計画的に合格を目指す必要があります。

試験日まで時間があるからといって先延ばしにせず、すぐにでもスケジュールを立てて対策を始めましょう。

対策方法については後述するので、ぜひ参考にしてみてください。


2級・3級の試験合格に必要な勉強時間と比較

ビジネス実務法務検定1級の勉強時間は、2級・3級と比較してどのくらい違うのでしょうか。

以下の表は、それぞれの資格の勉強時間をまとめたものです。

区分 合格に必要な勉強時間
1級 200〜250時間
2級 100時間以上
3級 約60時間


1級の試験に合格するには、2級や3級と比較して倍以上の勉強時間が必要です。

とはいえ、勉強時間はあくまで目安で、実際にかかる勉強時間は受験者の実力や経験によって異なります。

自分に適した方法で無駄な時間を作らず、コツコツと合格を目指しましょう。


ビジネス実務法務検定1級の難易度や合格率

続いて、ビジネス実務法務検定1級の難易度や合格率を解説します。

合格率をもとに、試験合格にどのくらいのレベルが求められるのかを把握しましょう。


合格率は8〜20%前後

以下の表は、過去3年間のビジネス実務法務検定1級の実施データをまとめたものです。

実施年度 受験者数 合格者数 合格率
2022年度 481人 43人 8.9%
2021年度 458人 97人 21.2%
2020年度 372人 46人 12.4%


表をみると、直近の合格率は8.9%と最も低いことがわかります。

1級の合格率は数年の幅でみても8〜20%前後とバラつきがあるのが特徴です。

そのため、ビジネス実務法務検定1級は、2級や3級よりも難易度が高いといえるでしょう。

試験日まで十分に勉強して、合格する力を身につけることが大切です。


合格基準点

ビジネス実務法務検定1級は、共通問題2問・選択問題2問の合計200点満点の試験です。

問題ごとに得点が50%以上、かつ合計点が140点以上あると合格になります。

そのため、全体の70%以上の得点だけあっても試験に合格できません。

合格するには、バランス良く点数を稼ぎながら全体の70%以上の得点が必要です。

1つの分野に特化して勉強するのではなく、全体で点数を稼げるよう勉強しましょう。


試験合格に求められるレベル

ビジネス実務法務検定1級の合格には、以下のレベルが求められます。

  • 業務上必要な法務知識をビジネス全般にわたって持っている
  • 培った知識に基づいて多面的な観点から高いレベルの判断・対応ができる

ビジネス実務法務検定1級では、民法や商法・会社法を中心に1〜3級の範囲に該当する法律・関連法令が出題範囲です。

そのため、合格できれば業種問わず、ビジネスのあらゆる場面で役立つレベルの高い法務知識を有していることの証明になります。


ビジネス実務法務検定1級を取得するメリット

ビジネス実務法務検定1級のメリットは、以下の2つです。

  • 法務や営業職、事務職など幅広い職種に役立つ
  • 転職や就職でのアピールができる

ビジネス実務法務検定1級は、職種問わずビジネスにおいて、法律知識に基づいて多面的に判断・対応できる法律知識を学べます。

そのため法務に限らず、営業職や事務職など幅広い業種で資格を活かすことが可能です。


また、ビジネス実務法務検定には受験資格がありません。

学歴や年齢に関係なく誰でも受験できるため、資格取得に挑戦しやすいのも魅力です。

ビジネス実務法務検定1級を取得すれば、ビジネスに関する高度な法律知識を有していることを証明できます。

自分自身の付加価値を高めることで企業からより重宝される人材となり、就職や転職の際にも役立つでしょう。


ビジネス実務法務検定1級合格のための勉強方法

ビジネス実務法務検定1級に合格するための勉強のポイントは、以下の6つです。

  • 完璧を目指す必要はない
  • 2級・3級の出題範囲を復習する
  • 民法と商法・会社法を中心に学習する
  • インプットとアウトプットを並行して学習する
  • スキマ時間で効率よく学習を進める
  • 本番を想定して問題を解く練習をする

それぞれのポイントを詳しく解説します。


完璧を目指す必要はない

ビジネス実務法務検定1級の合格基準点は、全体で140点以上かつ問題ごとの得点が50%以上あることです。

そのため、満点を目指して勉強する必要はありません。

まずは、合格基準を満たすことに焦点を当てて勉強しましょう。

出題されやすい問題や出題されたら落としたくない問題を徹底的に対策して、効率よく点数を稼ぐことが大切です。

また、試験本番でも完璧を目指さない意識を持ってください。

1つの問題に時間を割きすぎるのではなく、自分が解ける問題を落とさずに、実力を十分に発揮できるよう調整することが大切です。


2級・3級の出題範囲を復習する

ビジネス実務法務検定1級の出題範囲は、1級・2級・3級の範囲に該当する法律および関連法令です。

そのため、2級・3級の範囲を復習して基礎固めすることが、1級合格のカギとなります。


1級の試験は2級・3級とは異なり、論述形式の問題が出題されます。

そのため、試験範囲をただ闇雲に暗記しただけでは合格するのは難しく、しっかりと内容を理解して、説明する力が求められます。

判例なしの六法全書は試験に持ち込み可能ですが、論述式のため難易度は高めです。

まずは2級・3級の試験範囲の復習から始めて、新たに1級に必要な知識を身につける順番で学習すると、少しずつ合格に必要な知識を身につけられるでしょう。

まずはどのように勉強を始めようか迷っている方は、まずは2級・3級の勉強から始めてみてください。


民法と商法・会社法を中心に学習する

ビジネス実務法務検定1級の試験は、民法・商法・会社法の問題が多く出題されます。

そのため、民法や商法・会社法を中心に対策すると、得点につながりやすくなるでしょう。

試験対策をする際、まずは解ける問題を増やすことが大切です。

解ける問題が増えると、実力がついていることを実感できたり、モチベーションを維持しやすくなったりします。

先ほども紹介したように、満点を目指す必要はありません。

まずは合格基準点を目指せるように、出題されやすい問題から対策を始めましょう。


インプットとアウトプットを並行して学習する

ビジネス実務法務検定1級は、問題集を活用してインプット・アウトプットをくり返すことが大切です。

合格者の多くが、参考書や講義、問題集を活用して復習を繰り返しています。

問題演習では、ビジネス実務法務検定1級の出題傾向を把握できるのがメリットです。

自分の得意分野や苦手分野も把握できるため、課題を見つけたり、合格する力を身につけたりするうえで欠かせません。

また、自分の苦手分野や課題がわかったときは、参考書や講義と併用して学習することで、類似した問題が出題された際の正答率が上がります。

結果として、ビジネス実務法務検定1級の合格を目指せます。


スキマ時間で効率よく学習を進める

仕事や学業と並行してビジネス実務法務検定1級を勉強する際は、スキマ時間で効率よく学習を進めましょう。

起床後や就寝前、通勤・通学途中の交通機関内や休憩時間などを、うまく活用することが大切です。

1日2〜3時間のまとまった勉強時間を確保できない場合は、起床後1時間・就寝前1時間・帰宅後30分・休憩時間30分とスキマ時間を活用すると勉強時間を確保できます。

また、試験日まで勉強時間が足りるかどうか不安な方は、試験日から逆算してスケジュールを立てることも大切です。

逆算してスケジュールを立てると、現在の進行状況が遅いのかどうかを判断しやすくなります。

1級は難易度が高い試験なので、毎日の時間管理を徹底して合格を目指しましょう。


本番を想定して問題を解く練習をする

ビジネス実務法務検定1級の試験対策の際は、本番を想定した練習も忘れてはいけません。

試験時間や問題を解くスピードなどの面で本番を意識すると、試験当日も焦らずに問題を解き進められます。

ただし、ビジネス実務法務検定はIBT化によって、過去問が公開されなくなりました。

そのため、自分自身で試験形式の問題集を手に入れる必要があります。

スタディングでは、試験形式の問題集でビジネス実務法務検定2級・3級の対策が可能です。

受験者が合格する力を効率よく身につけられる講座内容なので、ぜひ受講をご検討ください。


ビジネス実務法務検定1級は独学で合格できる?

ビジネス実務法務検定1級は、独学で合格を狙うことも可能です。

とはいえ、やみくもに勉強しても合格する力を身につけられません。

独学で勉強する際は、以下の3点に注意しましょう。

  • モチベーションを維持する
  • 自分の課題を効率よく克服する
  • 同じ問題ばかり解かず苦手分野に焦点をあてる

独学で勉強する際に大変なのは、苦手分野の克服です。

苦手分野ができたとしても、独学の場合は自分で乗り越えなければなりません。

苦手分野の克服を後回しにすると、点数が伸びなかったり勉強のモチベーションが下がったりします。

自分の課題をみつけて、いかに乗り越えモチベーションを維持するかが、合否の分かれ道です。


ビジネス実務法務検定1級に関してよくある質問

ここでは、ビジネス実務法務検定1級に関するよくある質問についてまとめました。


ビジネス実務法務検定はいきなり1級を受験できる?

ビジネス実務法務検定1級は、2級・3級に合格していなくてもいきなり受験できます。

受験資格は2022年に撤廃されたため、2級や3級と同様、学歴や年齢問わず受験可能です。

試験日までスケジュールを立てて効率よく勉強したり、2級や3級の学習から挑戦したりして、自分に適した方法でビジネス実務法務検定の取得を目指しましょう。


ビジネス実務法務検定1級に落ちたらどうなる?

ビジネス実務法務検定1級には、準1級認定制度があります。

そのため、万が一点数が足りない場合でも資格を認定してもらえます。

得点と合否の関係性は、以下の表の通りです。

得点の幅 合否の判定
200点〜140点 1級合格
準1級

(共通問題2問・選択問題2問のどちらかで得点50%未満の問題がある受験者)

139点〜110点 準1級
109点〜0点 不合格


もし、合格基準点に到達できなかった場合でも、準1級に認定されている可能性があるため、すぐに諦めないようにしましょう。


ビジネス実務法務検定は意味ないって本当?

ビジネス実務法務検定は、取得しても意味がないことはありません。

転職やキャリアアップ、実務などで培った知識が役立ちます。

ビジネス実務法務検定のなかでも1級に合格すると、ビジネス法務エグゼクティブ®の称号が得られます。

業務上必要な法律知識全般を持っていることの証明になるため、社内ではもちろんのこと、取引先の方からも信頼を得られる材料になるでしょう。


まとめ

この記事では、ビジネス実務法務検定1級の合格に必要な勉強時間や難易度を解説しました。

改めて、本記事でご紹介した内容をおさらいしましょう。

  • 1級の合格に必要な勉強時間は200〜250時間が目安
  • 試験では完璧を目指す必要がなく合格基準点を効率よく満たす勉強が大切
  • ビジネス実務法務検定1級は誰でも受験できてメリットが多い

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