2023年度版登録販売者試験の手引きに改定はあった?勉強方法は?

登録販売者試験の対策で重要な役割を果たすのが「手引き」です。問題作成の元になっているため、改定があった場合には知識をインプットし直す必要があります。

本記事では、登録販売者試験の手引きにおける直近の改定内容や勉強方法を解説します。登録販売者試験の対策を進めている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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2023年度版登録販売者試験の手引きに改定はあった?勉強方法は?


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「登録販売者試験問題作成に関する手引き」とは

登録販売者試験の手引きは、正式には「登録販売者試験問題作成に関する手引き」として厚生労働省によって公開されています。

ここでは、登録販売者試験の手引きの試験における役割や改定の頻度を見ていきましょう。


試験問題作成の元となっている

登録販売者試験は各都道府県で実施されますが、すべての問題は手引きの内容を元に作成されることとなっています。

つまり、手引きの内容さえしっかりマスターしておけば登録販売者試験に合格することが可能です。

具体的な内容としては、以下の5つの章に分かれています。

  • 第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
  • 第2章 人体の働きと医薬品
  • 第3章 主な医薬品とその作用
  • 第4章 薬事関係法規・制度
  • 第5章 医薬品の適正使用・安全対策

実際の登録販売者試験の問題も上記5つに分類されたうえで出題されるため、手引きがいかに重要な役割を果たしているかがわかるでしょう。


改定の頻度と時期

登録販売者試験の手引きは不定期に改定されており、その頻度は数年に1度となっています。

稀に2年連続で改定が入ることもあるため注意しましょう。

手引きの改定が実施される場合は、3月末ごろに改定内容が公表されます。

登録販売者の試験は例年8~12月にかけて実施されるため、改定の有無や内容をチェックする時間は十分にあるでしょう。


関連記事:2023年度(令和5年度)登録販売者の試験日程は?申し込み方法もあわせて紹介


2023年度版登録販売者試験の手引きに改定はあった?主な変更点は?

直近では、2023年度(令和5年度)に登録販売者試験の手引きに改定がありました。

主な変更点は以下の2つです。

  • 濫用等の恐れのある医薬品について
  • 管理者要件について

それぞれの変更内容を見ていきましょう。


濫用等の恐れのある医薬品について

濫用等の恐れのある医薬品として、以下のもの、その水和物及びそれらの塩類を有効成分として含有する製剤が挙げられていますが、そのうち3つに記載されていた「~に限る。」との表記が削除されました。


【改定前】

ⅰ)エフェドリン
ⅱ)コデイン(鎮咳がい去痰たん薬に限る。)
ⅲ)ジヒドロコデイン(鎮咳がい去痰たん薬に限る。)
ⅳ)ブロモバレリル尿素
ⅴ)プソイドエフェドリン
ⅵ)メチルエフェドリン(鎮咳がい去痰たん薬のうち、内用液剤に限る。)


【改定後】

ⅰ)エフェドリン
ⅱ)コデイン
ⅲ)ジヒドロコデイン
ⅳ)ブロモバレリル尿素
ⅴ)プソイドエフェドリン
ⅵ)メチルエフェドリン

細かい条件がなくなったため、試験対策上はわかりやすくなったといえるでしょう。


管理者要件について

管理者要件についても見直しがありました。

管理者要件とは、研修を終えて正規の登録販売者になるために必要な実務要件のことです。

令和5年4月1日に施行された法改正によって管理者要件が緩和されており、その内容を手引きにも反映させた形となっています。

以下2つの要件のうちいずれかを満たせば、管理者として認められることになったのです。

  • 直近5年以内に2年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験
  • 直近5年以内に1年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験に加え、指定の追加的研修を修了(令和5年4月1日より適用)

従来は上段の「直近5年以内に2年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験」のみが管理者要件となっていました。

2年以上の実務経験がなくても、その他の条件を満たすことで管理者要件を満たせるため、登録販売者としてのキャリアが短い方にとってもステップアップしやすくなったといえるでしょう。


関連記事:登録販売者の管理者要件が緩和?実務期間1年でも満たせるってホント?


登録販売者試験において手引きの改定はどう対策すべき?

登録販売者試験の対策において、手引きの改定にどう対応すべきか悩む方もいるでしょう。

ここでは以下3つのポイントをご紹介します。

  • 最新のテキストで勉強を進めておく
  • 3月末以降に改定内容をチェックしておく
  • 不安な場合はオンラインテキストを使う


最新のテキストで勉強を進めておく

まずは、テキスト購入時点で最新の内容が反映されたものを購入することが大切です。

直近で実施された改定がいつなのか把握し、表紙などの「〇〇年改定版」といった記載を確認しましょう。

費用を抑えるために中古のテキストを購入する方は、内容が古すぎないかよく確認することをおすすめします。


3月末以降に改定内容をチェックしておく

手引きの改定は例年3月末ごろに発表されるため、4月に入ったら改定の有無を確認しましょう。

手引きの改定がなければ、そのまま手元のテキストに沿って対策を進めればOKです。

改定があったとしてもごく一部にとどまることが多いため、テキストを買い直す必要はありません。

そもそも、3月末に発表された内容がテキストに反映されるのには時間がかかります。

改定後のテキストを待っていては、本番までに十分な対策をする時間が取れないはずです。

変更点はインターネットでチェックし、テキストに書き込むなど工夫しましょう。


不安な場合はオンラインテキストを使う

それでも、厚生労働省の公開資料から変更点を自身で洗い出すのは一定の手間がかかります。

また、変更内容をうまく理解できず、誤解してしまう可能性もあるでしょう。

オンライン講座のテキストであれば、適宜更新される場合もあるため余計な負担がかかりません。

また、手引きに改定があった旨のアナウンスを講座内で受けられる場合もあります。

手引きの内容を自身でチェックすることに不安を感じているなら、オンラインのテキストの利用を検討しましょう。

オンライン講座はスマートフォンやタブレットを使ったスキマ時間の学習にも適しているため、学習効率も上がるはずです。


まとめ

本記事では、登録販売者試験の手引きにおける直近の改定内容や勉強方法を解説しました。

ポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 登録販売者試験の手引きは問題作成の元となっている
  • 改定は数年に1度、3月末に発表されるケースが多い
  • 2023年度の改定内容は、主に「濫用等の恐れのある医薬品」と「管理者要件」の2点
  • 最新のテキストで勉強を進めておき、4月以降に改定の有無をチェックすれば問題ない
  • 不安な場合は、オンライン講座など最新の内容が反映される教材を使うのがおすすめ

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