改訂前
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改訂後
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錠剤(内服)は、胃や腸で崩壊し、有効成分が溶出することが薬効発現の前提となる。したがって例外的な場合を除いて、口中で噛み砕いて服用してはならない。特に腸内での溶解を目的として錠剤表面をコーティングしているもの(腸溶錠)の場合等は、厳に慎まなけれ
ばならない。
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錠剤(内服)を服用するときは、適切な量の水(又はぬるま湯)とともに飲み込まなければならない。水が少なかったり、水なしで服用したりすると、錠剤が喉や食道に張り付いてしまうことがあり、薬効が現れないのみならず、喉や食道の粘膜を傷めるおそれがある。水なしで服用できる錠剤として、以下のものが挙げられる。
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(b) 口腔用錠剤 ①口腔内崩壊錠 口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができ
る。固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児、水分摂取が制限されている場合でも、
口の中で溶かした後に、唾液と一緒に容易に飲み込むことができる。
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(タイトル削除) ①口腔内崩壊錠 口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児、水分摂取が制限されている場合でも、口の中で溶かした後に、唾液と一緒に容易に飲み込むことができる。
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②チュアブル錠 口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。
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②チュアブル錠 口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。錠剤(内服)は、胃や腸で崩壊し、有効成分が溶出することが薬効発現の前提となる。したがって例外的な場合を除いて、口中で噛み砕いて服用してはならない。特に腸内での溶解
を目的として錠剤表面をコーティングしているもの(腸溶錠)の場合等は、厳に慎まなければならない。
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(b) 口腔用錠剤 口腔内に適用する製剤であり、以下のものが挙げられる。
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③トローチ、ドロップ 薬効を期待する部位が口の中や喉であるものが多い。飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
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①トローチ剤、ドロップ剤 薬効を期待する部位が口の中や喉であるものが多い。飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
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②舌下錠 有効成分を舌下で溶解させ、有効成分を口腔粘膜から吸収させる。
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