登録販売者が主婦(主夫)のパートにおすすめな7つの理由|実務経験の積み方や注意点も紹介

登録販売者は主婦(主夫)のパートにおすすめなのでしょうか。資格取得はどれくらい難しいのか、一般的な販売スタッフと比べた際の時給の違いなど、気になる方は多いでしょう。

本記事では、登録販売者が主婦(主夫)のパートにおすすめな7つの理由に加え、実務経験の積み方や注意点、職場の選び方を解説します。登録販売者の資格取得を検討している方、すでに勉強を開始している方はぜひ参考にしてみてください。

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登録販売者が主婦(主夫)のパートにおすすめな7つの理由|実務経験の積み方や注意点も紹介


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登録販売者ってどんな仕事?

登録販売者とはそもそもどんな仕事なのか、まずは大まかに理解しておきましょう。

登録販売者は2009年の薬事法改正によって生まれた、新しい資格です。

一般用医薬品のうち第2類と第3類の販売が可能であり、医薬品のスペシャリストといえるでしょう。


登録販売者が誕生する前は、薬剤師が調剤業務と販売業務の双方を担当していました。

しかし、登録販売者が資格として誕生したことで、一般用医薬品の販売の一部を担当できるようになったのです。

実は、第2類と第3類だけで一般用医薬品の9割以上を占めるといわれています。

ドラッグストアだけでなくスーパーやコンビニ、ホームセンターなど医薬品を販売する店舗が広がるなか、登録販売者の社会的な役割は大きくなっています。

医薬品の知識がないお客様が店頭で気軽に相談できる登録販売者の存在は、地域社会にとっても重要なものとなりつつあるのです。


関連記事:登録販売者資格とは?仕事内容や取得のメリット、難易度を解説


登録販売者が主婦(主夫)のパートにおすすめな7つの理由

登録販売者が主婦(主夫)のパートにおすすめな理由としては、以下の7つが挙げられます。

  • 未経験からでも取得しやすい
  • 時給が高い
  • さまざまな勤務先がある
  • 正社員の求人もある
  • 再就職しやすい
  • 資格自体がアピールになる
  • 知識を私生活に活かせる


未経験からでも取得しやすい

まず、登録販売者の資格は未経験からでも取得しやすいため、限られた時間で価値の高い資格を取りたい主婦(主夫)の方におすすめだといえます。

登録販売者試験にはもともと受験資格が必要でしたが、学歴や実務経験などの条件はすべて撤廃されました。

試験はすべて記号問題で答えやすく、全国平均の合格率は40~50%前後と高くなっています。


医薬品に関する試験であるため、もちろん簡単ではありません。

しかし受験資格が撤廃されたことからも、未経験から努力次第で十分合格できる資格であることが分かります。

合格に必要な勉強時間の目安としては、200~300時間前後とされています。

1日2時間勉強できれば、3~5ヶ月ほどで合格できる計算です。


関連記事:2023年度登録販売者試験の日程や内容は?過去の合格率も紹介


時給が高い

登録販売者は一般的な販売スタッフよりも給料相場が高いとされています。

パートやアルバイトとして勤務する場合、時給は900~1,200円程度になるでしょう。

ドラッグストアや薬局だけでなく、スーパーやコンビニ、ホームセンターでも医薬品が扱われるようになり、その販売を担当できる登録販売者の需要は高まっています。


また、政府がセルフメディケーションを推進していることも登録販売者の価値を高めています。

セルフメディケーションとは、軽度の体調不良やケガであれば一般用医薬品などを使って自分でケアをするという取り組みです。

薬を購入する際に気軽に相談できる登録販売者の存在は、今後の日本社会でさらに重要なものになるでしょう。

パートとして勤務を続け、将来的に正社員に転向して店舗責任者になれば、さらなる給与アップも期待できます。


関連記事:登録販売者の給料相場は高い?就職先や将来性についてもあわせて解説


さまざまな勤務先がある

登録販売者の勤務先としては、ドラッグストアや薬局をイメージする方が多いでしょう。

実際に、現在でも登録販売者の勤務先の大部分を担っています。

しかし、前述の通り医薬品を取り扱う店舗はさまざまな広がりを見せており、ホームセンターや家電量販店に勤務する登録販売者も増えています。

パートとして勤務する場合は自宅からの距離やシフトの柔軟性などが重要になるため、選択肢が多いに越したことはないでしょう。

さまざまな勤務先がある登録販売者は、主婦(主夫)のパートに適しているといえます。


関連記事:登録販売者の就職先はドラッグストア以外にもある?多様な働き方を紹介


正社員の求人もある

現時点ではパートとして働いていても、将来的に落ち着いたタイミングで正社員に転向することを検討している方もいるでしょう。

登録販売者には正社員の求人も多いため、同じ勤務先での正社員転向や新たな職場での正社員就職が十分可能です。

パートとして勤務した経験が評価の対象になるのはもちろん、後述の「管理者要件」を満たす際にも役立ちます。


再就職しやすい

登録販売者の資格には有効期限がないため、キャリアにブランクができても仕事を見つけやすいというメリットがあります。

主婦(主夫)の場合、家庭の事情で働くのが難しいタイミングもあるでしょう。

登録販売者なら、しばらくブランクがあっても資格を活かして再就職ができます。


資格自体がアピールになる

登録販売者として働かない場合でも、専門性の高い資格を取得していること自体が求人応募の際にポジティブな印象を与えてくれるでしょう。

どのような目的で資格を取得したのか、どのように合格を勝ち取ったのか説明できれば、人柄や性格のアピールにつながるはずです。


知識を私生活に活かせる

登録販売者の試験勉強や業務を通じて身につけた医薬品の知識は、私生活にも活かせます。

前述の通り政府がセルフメディケーションを推進するなか、医薬品を使って自分や親、子どものケアをする機会は増えるでしょう。

たしかな医薬品の知識にもとづいて薬を選び、服用できれば、より安心した暮らしが送れるはずです。


医薬品の知識がない主婦(主夫)でも登録販売者になれる?

「登録販売者が取得しやすい資格であることはわかったけど、本当に医薬品の知識がまったくない状態でも大丈夫?」と不安に感じる方もいるでしょう。

以下2つのポイントで、登録販売者資格の取得について改めて解説します。

  • 実務経験がなくても取得できる
  • 実務経験を積みながら受験できる


実務経験がなくても取得できる

登録販売者試験では、前述の通り受験資格から実務経験が撤廃されました。

そのため、医薬品の知識や実務経験がない状態からの受験でも問題ありません。

実際に合格後に初めて実務に就く人も少なくないことから、現時点で医薬品の知識がないことは大きなハンデにはならないでしょう。

もちろん専門知識が問われる試験であるため、簡単に合格できるわけではありません。

しかし、通信講座やオンライン講座のカリキュラムに沿って着実に勉強を進めれば、十分合格は可能です。


実務経験を積みながら受験できる

受験資格からは実務経験が撤廃されましたが、合格前に働き始めたい場合や早めに正規の登録販売者になりたい場合は事前に実務経験を積むことも可能です。

登録販売者の試験勉強をしながら医薬品販売の現場で働くことで、以下のようなメリットが得られます。

  • 報酬を得ながら実務経験を積める
  • 学んだ知識と実務が結びつく
  • 資格挑戦によって職場の人に熱意が伝わる

登録販売者ほどの時給でなくても、一般従事者としてパートで勤務すればすぐに収入が得られます。

また、試験勉強で学んだ知識が実際に活かされる場面を経験すれば知識が定着しやすくなります。

さらに、職場で人間関係を築いておくことで、資格取得後に登録販売者として採用してもらえる可能性も高まるはずです。


関連記事:登録販売者に必要な実務経験とは?期間や時間などの条件、証明書について解説


主婦(主夫)のパートにおすすめな登録販売者の職場とは?

さまざまな職場で働ける登録販売者ですが、主婦(主夫)がパートをする場合におすすめなのは以下のような特徴を持つ店舗です。

  • 薬剤師・登録販売者が多い
  • 自宅から通いやすい
  • シフトの融通が利く

順番に見ていきましょう。


薬剤師・登録販売者が多い

スーパーやコンビニのように店舗の一部で医薬品を扱っている場合、薬剤師や登録販売者の採用数も少ないでしょう。

管理者要件を満たすまでは管理・指導が必要なため、そもそも採用してもらえない可能性が高いほか、採用してもらえた場合でもシフトの融通が利きづらいかもしれません。

家庭の事情に合わせて柔軟に働きたい場合は、登録販売者の採用人数が多い薬局やドラッグストアを選ぶのが無難だといえるでしょう。

パートとして経験を積んで管理者要件を満たし、家庭にも余裕がでてきたタイミングであれば、スーパーやコンビニで店舗責任者として採用してもらうという選択肢も考えられます。


自宅から通いやすい

主婦(主夫)がパートとして働くなら、自宅から通いやすい店舗であることも重要なポイントです。

自宅近くの店舗であれば、家庭の事情に合わせて臨機応変に働きやすいでしょう。

徒歩や自転車で通える範囲に薬局やドラッグストアがないか調べてみましょう。


シフトの融通が利く

子どもの世話などでシフトの変更が発生する可能性が高いなら、融通の利く職場かどうか事前によくチェックしておきましょう。

求人情報の勤務時間や曜日に関する記載を確認し、ある程度調整してもらえそうか把握しておくことが大切です。

実際に店舗を訪れ、主婦(主夫)が多く働いているかどうか確認するのも1つの手です。


主婦(主夫)が登録販売者として働く際の注意点は?

主婦が登録販売者として働く場合には、家庭の事情によって一時的に働けない期間なども出てくるでしょう。

その際、管理者要件を満たせなくなると研修生からやり直すことになるため注意が必要です。

登録販売者は以下いずれかの条件を満たすことで、「研修生」から「正規の登録販売者」となり、単独での医薬品販売が認められます。

  • 直近5年以内に2年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験
  • 直近5年以内に1年以かつ通算1,920時間以上の実務経験に加え、指定の追加的研修を修了(令和5年4月1日より適用)

ブランクが空きすぎて要件を満たせなくなった場合、研修生からやり直すこととなり、求人の選択肢が少なくなったり、給与が低くなったりする可能性があります。

直近5年間という条件をよく理解し、管理者要件を満たし続けられるよう計画を立てるとよいでしょう。


まとめ

本記事では、登録販売者が主婦(主夫)のパートにおすすめな7つの理由に加え、実務経験の積み方や注意点、職場の選び方を解説しました。

ポイントをおさらいすると、以下の通りです。

  • 登録販売者は第2類・第3類医薬品の販売ができるスペシャリスト
  • 社会的に需要が高まっており、今後も活躍が期待される職種
  • 未経験からでも取得しやすく時給が高いため、主婦(主夫)のパートにおすすめ
  • 将来的には正社員への転向が可能であり、再就職もしやすい
  • 受験資格から実務経験が撤廃され、医薬品の知識がない主婦(主夫)でも十分取得可能
  • 実務経験を積みながら勉強を進めるのも1つの手

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