登録販売者の試験に合格した人の学習法は?

登録販売者試験は、薬学に関する知識をもっている方はもちろん、一から勉強を始める方も多く挑戦する試験です。最短での試験合格を目指すには、合格者が実践している方法を参考にするのが確実です。
今回は、登録販売者試験の合格者が実際に行っている学習法や、独学で合格できるのかどうかなどをお伝えします。忙しい社会人の方でも勉強に取り組める方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次


登録販売者試験の概要と内容

登録販売者試験は、一般用医薬品の販売のプロである「登録販売者」を目指す方が受験する試験です。試験は、1年に1回各都道府県で実施されています。試験日は、例年であれば8月下旬から12月中旬、申し込みの締め切りは試験日の2ヶ月前に設定されています。試験に挑戦する際は、忘れずに申し込みましょう。

登録販売者試験は、以下の5つの出題範囲に分かれています。もっともボリュームの多い「主な医薬品とその作用」に学習時間の多くを割くのが基本です。

  • 医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問・40分)
  • 人体の動きと医薬品(20問・40分)
  • 主な医薬品とその作用(40問・80分)
  • 薬事に関する法規と制度(20問・40分)
  • 医薬品の適正使用と安全対策(20問・40分)

試験は120分の試験を1日に2個受けます。科目の出題順は都道府県ごとに異なるため、自分が受験する地域の出題順番を事前に確認しておきましょう。解答方法はマークシート方式で、論述や記述問題は出題されません。120問のうち7割、84問に正解できれば合格となります。


登録販売者試験、みんなどうやって対策している?合格した人の学習法は?

資格試験合格を目指すには、実際の合格者の学習方法を参考にするのが近道です。こちらでは、登録販売者試験に適した学習方法をご紹介します。

試験の出題パターンを理解する

登録販売者試験は都道府県ごとに行われ、試験内容や試験日もそれぞれ異なっています。複数の会場で受験できるというメリットはある一方、受験地ごとの対策を行わなければいけないと不安に感じている方も多いでしょう。

もちろん各都道府県の過去問をチェックし、傾向を探ることも重要ですが、登録販売者試験には大まかな出題パターンがあります。出題パターンを理解し、それに応じた勉強をすることで、どの都道府県でも安心して受験できるでしょう。

登録販売者試験の出題パターンには、大きく分けて4種類あります。下記の表で特徴をご紹介します。

出題パターン

特徴

正誤問題

問題文に対していくつかの解答が記載されており、そのなかから正しいものを選択する問題。

組み合わせ問題

問題文に対して複数の正しい解答が記載されており、そのすべてを含む選択肢を解答させる問題。

正誤の組み合わせ問題

問題文に対して正誤それぞれの解答が示されており、正答もしくは誤答の組み合わせを選択する問題。

空欄補充問題

問題文に空欄があり、そこに入る解答として正しいものを選択する問題。


それぞれの特徴を理解し、過去問や参考書などで演習を重ねることで、合格に近づけるはずです。

過去問を繰り返し解く

登録販売者試験の対策には、過去問の徹底的な演習が効果的です。過去の問題がそのまま出題されることは基本的にありませんが、問題の傾向を掴んだり、出題形式に慣れたりするには過去問演習が最適です。

過去問を活用する際に意識するべきポイントは、以下の3つです。

  • 最低でも3年分の過去問を解く
  • 繰り返し解く
  • 時間を決めて解く

過去問は最低でも3年分用意しましょう。1年だけでは傾向を掴むのが難しく、対策としてあまり効果が期待できないためです。3~5年分の過去問を用意しておくと、知識の幅を広げるためにも役立ちます。

また、過去問は1度だけでなく繰り返し解き直しましょう。過去に出題された問題については、すぐに解答できるようにしておくと、合格だけでなくその後の実務でも重宝します。

さらに、過去問を解く際は時間を意識することも大切です。全問正解していても、ひとつの出題範囲に対して1時間かけていてはあまり意味がありません。時間内にすべての問題に解答できるよう意識することで、試験本番に向けた対策になります。

通勤や通学時間を利用してインプットを行う

論述や記述の問題がない登録販売者試験では、知識のインプットが学習の大部分を占めます。まとまった時間を確保し参考書を開いて机で勉強するのが理想ですが、社会人や学生の方など、それが難しい方も多いでしょう。

そのような場合は、通勤や通学時間を利用してインプットを行うのがおすすめです。バス停でバスを待つ時間や電車に乗っている時間など、普段何気なく過ごしている時間を有効活用することで、無理なく学習を進められます。そして、週末や休日にまとまった時間を確保し、過去問演習に取り組んで知識のアウトプットを行いましょう。

手引きの改定をチェックする

登録販売者試験では、各都道府県で難易度に大きな差が生まれないよう、「試験問題作成の手引き」が厚生労働省から提示されています。毎年ではありませんが、この手引きに改定が行われることがあり、その場合は例年3月30日に発表があります。

試験内容の大きな変更はあまり考えられませんが、念のためチェックしておくと、変更点にも臨機応変に対応できるでしょう。

午前と午後に分けて対策を行う

登録販売者試験は午前と午後に分けて実施されます。都道府県ごとに午前と午後の出題範囲の振り分けは異なるため、受験地に合わせて対策を行いましょう。過去問を解く際も、実際の試験日程に合わせた時間配分で取り組むのが理想です。


登録販売者は独学でも勉強できる?

登録販売者試験の合格率は都道府県ごとに異なりますが、全国平均にすると例年40~50%で推移しています。2015年以降の合格率について、下記の表でご確認ください。

実施年度

受験者数

合格者数

合格率(平均)

2015年

49,864人

22,901人

45.9%

2016年

53,346人

23,330人

43.7%

2017年

61,126人

26,606人

43.5%

2018年

65,436人

27,022人

41.3%

2019年

65,288人

28,328人

43.4%

2020年 52,959人 21,953人 41.5%


合格率をほかの試験と比較すると、決して低い数字ではなく、独学でも十分合格可能といえます。ただし、初めて薬学を学ぶ場合は、独学で十分な学習ができるか不安な方も多いでしょう。こちらでは、独学に向いている方と向いていない方の特徴をご紹介します。

独学に向いている方の3つの特徴

独学に向いているのは、以下のような特徴をもった方です。

  • スケジュール管理が得意
  • 集中して勉強できる環境がある
  • 参考書を活用して疑問点を自分で調べることができる

独学で学習するためには、スケジュール管理が欠かせません。試験日から逆算して学習スケジュールを立て、確実にこなしていく必要があります。合格までに必要な勉強時間は人によって異なりますが、なかには3ヶ月程度で合格した方もいるようです。仕事や学校などで忙しい場合は、半年から1年ほどのスケジュールで学習を進めるのが良いでしょう。

また、効率良く勉強をするには、集中できる環境が必要です。自室はもちろん、カフェやコワーキングスペースなど、自分が集中できる場所であればどこでも構いません。環境を整えることで長期間の勉強もストレスなく続けられます。

さらに、独学には自分で疑問点を解消する能力も求められます。市販の参考書や過去問などを活用して、わからなかった点はすぐに調べましょう。

独学に向いていない方の3つの特徴

独学に向いていないのは、以下のような特徴をもつ方です。

  • モチベーションがあまりない
  • ひとりでの勉強が苦手
  • 効率良く勉強を進めたい

独学は決して効率の良い勉強方法ではありません。参考書や過去問などを自分で用意しなければならず、目標や仲間も自分で探す必要があります。そのため、モチベーションの低い方やひとりで勉強するのが苦手という方は、独学で試験合格を目指すにはあまり向いていないでしょう。


登録販売者の対策は通信講座がおすすめ

独学で勉強できる自信がない、予備校や学習塾に通う時間がない、という方におすすめなのが通信講座です。通信講座とは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを活用して講師のオンライン授業を受講し、資格取得を目指す学習スタイルです。自宅にいながら、専用のテキストを使って効率良く学習を進められるため、忙しい社会人の方でも心配ありません。
こちらでは、登録販売者試験の対策に通信講座を活用するメリットをご紹介します。

勉強する場所を選ばない

通信講座はスマートフォンやタブレットがあれば、どこでも勉強できます。自宅で腰を据えて勉強するだけでなく、仕事の休憩中や通勤時の電車など、場所を選ばずにいつでも勉強できるのが魅力です。

モチベーションを保ちやすい

通信講座のオンライン授業では、専任の講師が授業を行ってくれます。試験対策のプロから知識を取得できるため、参考書を読み続けるだけの場合と比べて、モチベーションを保ちやすくなります。また、同じ授業を受けている仲間がいると思うと、自然とライバル意識が芽生えてより意欲的になるはずです。

アウトプットの機会を確保できる

通信講座はオンライン授業だけでなく、テキストや一問一答形式の問題集、出題傾向を分析した過去問などを提供しています。これらの教材を上手に活用することで、インプットだけでなくアウトプットの機会も確保しやすくなります。

独学の場合インプットを重視するあまり、アウトプットの練習が少なくなり、試験本番で焦ってしまうケースも少なくありません。通信講座でアウトプットの機会を確保することで、同時に試験本番の対策もできます。


登録販売者試験の上手な攻略法

登録販売者試験には、「3.5割もしくは4割以下の科目がひとつあると不合格」という足切点が存在します。そのため、苦手分野を作らないように学習するのが、登録販売者試験の攻略方法です。以下では、5つの出題範囲ごとに対策のポイントを解説します。苦手分野を勉強する際の参考にしてください。

医薬品に共通する特性と基本的な知識

こちらの分野では、一般的な知識でも解答できる医薬品の基本的な知識が問われます。勉強を始める前段階でも正解できる問題が多いため、最初に勉強する分野としては最適です。9割以上の正答率を目指して勉強しましょう。

人体の働きと医薬品

この範囲では、医薬品の作用と人体の構造に関する基本的な知識が出題されます。暗記がメインの分野となりますが、人体の働きについてつまずく方が多い傾向にあります。人体の構造や臓器のイメージ図などを用意しておくと理解しやすくなるでしょう。

主な医薬品とその作用

こちらの範囲では、医薬品に含まれる有効成分や効能、飲み合わせ、基礎疾患をもつ方に与える影響など、医薬品に関する幅広い知識が問われます。もっとも難易度が高い分野であり、ボリュームも多いため、時間をかけて学習しましょう。最初は無理に暗記しようとせず、内容を理解してから暗記するのがおすすめです。

薬事に関する法規と制度

こちらの分野では、薬事関係の法規の仕組みや販売に関する法令の理解度を問われます。法律は改正される可能性があるため、常に最新情報を入手することが大切です。

医薬品の適正使用と安全対策

この範囲では、医薬品の適正な使用や安全対策に関する情報の提供、副作用報告制度などについて問われます。ほかの出題範囲と重なっている点が多いため、最後に学習するのがおすすめです。全体の復習として勉強を進めましょう。

***

登録販売者試験の学習方法、試験概要や内容についてお伝えしました。合格するには試験の出題パターンを理解すること、継続的に勉強を続けることが重要です。無理せず継続できる自分にあった勉強スタイルを見つけて資格試験に臨みましょう。

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