登録販売者の過去問は無料でダウンロードできる?効果的な対策方法とあわせて解説

登録販売者試験の対策には、過去問の活用が効果的とされています。しかし、「過去問はどこに掲載されているのか」「無料でダウンロードできるのか」と気になる方は多いでしょう。

本記事では登録販売者の過去問について、ダウンロードの可否や効果的な活用方法を解説します。登録販売者試験の合格を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次 Contents

登録販売者の過去問は無料でダウンロードできる?効果的な対策方法とあわせて解説


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登録販売者の過去問は無料でダウンロードできる

登録販売者の試験は地域・都道府県別に実施されており、問題と解答は各都道府県の公式サイトから無料でダウンロードできます。

インターネット上で過去数年分の問題を入手できるため、ぜひチェックしておきましょう。

ただし、過去問をただダウンロードするだけでは効果的な対策にはなりません。

後述する過去問対策のポイントや注意点を押さえたうえで活用しましょう。


登録販売者試験の過去問からわかる出題傾向

ここでは、過去問からわかる登録販売者試験の出題傾向を紹介します。

登録販売者試験は、以下の5科目を出題範囲としています。

  • 医薬品に共通する特性と基本的な知識
  • 人体の働きと医薬品
  • 主な医薬品とその作用
  • 薬事関係法規・制度
  • 医薬品の適正使用・安全対策

全120問で構成されており、「主な医薬品とその作用」が40問、その他の科目が各20問となっています。


近年、出題科目のなかでも医薬品について難易度の高い問題が出題される傾向にあります。

医薬品の名称や効果だけでなく、使用上の注意事項など深い理解が問われるのです。

また、接客についてなど販売現場に即した問題も出題が増えています。

登録販売者としての業務をイメージしながら、実践的な知識を身につける必要があるといえます。


関連記事:2023年度登録販売者試験の日程や内容、合格率を紹介


登録販売者試験の過去問一覧

登録販売者試験の過去問について、ブロックごとに過去4年間の試験問題・解答を一覧で紹介します。

受験予定のブロックはもちろん、その他の地域も含めて登録販売者試験の対策に活用しましょう。

なお、同じブロック内の都道府県では、まったく同じ問題が出題されます。


令和4年度(2022年度)

令和4年度(2022年度)に実施された登録販売者試験の過去問は、以下の通りです。

ブロック 都道府県 前半 後半 解答
北海道・東北 北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県 試験問題 試験問題 解答
北関東・甲信越 茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・山梨県・長野県 試験問題 試験問題 解答
首都圏 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 試験問題 試験問題 解答
北陸・東海 富山県・石川県・愛知県・岐阜県・三重県・静岡県 試験問題 試験問題 解答
関西広域連合 大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・和歌山県・徳島県 試験問題 試験問題 解答
福井 福井県 試験問題 試験問題 解答
奈良 奈良県 試験問題・解答
中国 鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県 試験問題 試験問題 解答
四国 香川県・愛媛県・高知県 試験問題 試験問題 解答
九州・沖縄 福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県 試験問題 試験問題 解答


令和3年度(2021年度)

令和3年度(2021年度)に実施された登録販売者試験の過去問は、以下の通りです。

ブロック 都道府県 前半 後半 解答
北海道・東北 北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県 試験問題 試験問題 解答
北関東・甲信越 茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・山梨県・長野県 試験問題 試験問題 解答
首都圏 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 試験問題 試験問題 解答
北陸・東海 富山県・石川県・愛知県・岐阜県・三重県・静岡県 試験問題 試験問題 解答
関西広域連合 大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・和歌山県・徳島県 試験問題 試験問題 解答
福井 福井県 試験問題 試験問題 解答
奈良 奈良県 試験問題・解答
中国 鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県 試験問題 試験問題 解答
四国 香川県・愛媛県・高知県 試験問題 試験問題 解答
九州・沖縄 福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県 試験問題 試験問題 解答


令和2年度(2020年度)

令和2年度(2020年度)に実施された登録販売者試験の過去問は、以下の通りです。

ブロック 都道府県 前半 後半 解答
北海道・東北 北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県 試験問題 試験問題 解答
北関東・甲信越 茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・山梨県・長野県 試験問題 試験問題 解答
首都圏 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 試験問題 試験問題 解答
北陸・東海 富山県・石川県・愛知県・岐阜県・三重県・静岡県 試験問題 試験問題 解答
関西広域連合 大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・和歌山県・徳島県 試験問題 試験問題 解答
福井 福井県 試験問題 試験問題 解答
奈良 奈良県 試験問題・解答
中国 鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県 試験問題 試験問題 解答
四国 香川県・愛媛県・高知県 試験問題 試験問題 解答
九州・沖縄 福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県 試験問題 試験問題 解答


令和元年度(2019年度)

令和元年度(2019年度)に実施された登録販売者試験の過去問は、以下の通りです。

ブロック 都道府県 前半 後半 解答
北海道・東北 北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県 試験問題 試験問題 解答
北関東・甲信越 茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・山梨県・長野県 試験問題 試験問題 解答
首都圏 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 試験問題 試験問題 解答
北陸・東海 富山県・石川県・愛知県・岐阜県・三重県・静岡県 試験問題 試験問題 解答
関西広域連合 大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・和歌山県・徳島県 試験問題 試験問題 解答
福井 福井県 現在非公開
奈良 奈良県 試験問題・解答
中国 鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県 試験問題 試験問題 解答
四国 香川県・愛媛県・高知県 試験問題 試験問題 解答
九州・沖縄 福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県 試験問題 試験問題 解答


過去問を使った登録販売者試験の対策方法

登録販売者試験の過去問は、ただ解くだけでは高い効果が得られません。

具体的には、以下4つのポイントを押さえて取り組むことが重要です。

  • 最低でも3年分の過去問を解く
  • 自分の地域以外の過去問も解く
  • 繰り返し解く
  • 時間を決めて解く

それぞれのポイントを詳しく解説します。


最低でも3年分の過去問を解く

登録販売者試験の過去問対策では、最低でも3年分の過去問に挑戦するのがおすすめです。

数年分の過去問を解くことで、試験の出題傾向をより正確に把握できるからです。


1年分の過去問だけを解いても、その年にたまたま出題されただけなのか、頻繁に出題されるのかが判断できません。

重要な出題テーマに絞った対策ができないため、学習効率が悪化します。

登録販売者の過去問に取り組むなら、最低でも3年分を解いておきましょう。

余裕がある方は、5年分取り組むことでより精度の高い試験対策が可能になります。


自分の地域以外の過去問も解く

登録販売者の試験は地域ごとに実施されますが、出題の範囲や形式が変わるわけではありません。

そのため、自分の地域以外の過去問も解くことで、より幅広い出題テーマに対応できるようになります。


もちろん、地域によって出題内容に偏りが出ることはあります。

しかし、それはあくまで単年の傾向であり、対策方法が変わるわけではありません。

自分の地域の過去問にこだわらず、さまざまな問題にチャレンジして対応力を上げていきましょう。


繰り返し解く

登録販売者試験の正答率を高めるためには、過去問を1度解いて終わりではなく、何度も繰り返し解くことが大切です。

1度解いただけで理解しているつもりになっても、改めて取り組んでみると意外と知識が抜けているものです。

同じ問題を何度も繰り返し解くことで、使える知識として着実に定着します。

また、本番で同様の問題が出た際に落ち着いて取り組めるようになるでしょう。


時間を決めて解く

登録販売者試験の過去問に挑戦する際は、本番同様に時間を測って取り組みましょう。

登録販売者試験では、前半・後半でそれぞれ120分の試験時間が設けられています。

多くの問題を解いていく必要があるため、時間配分を意識しながら進めることが大切です。

本番で焦ることがないよう、過去問を通して自分なりの時間配分の感覚を掴んでおきましょう。


登録販売者試験の過去問を使う際の注意点

登録販売者試験の過去問は無料で入手できますが、以下の2点には注意が必要です。

  • 解説がついていない
  • 手引きが変更される可能性がある

それぞれ詳しくみていきましょう。


解説がついていない

各都道府県の公式サイトに掲載されている過去問には、解説がついていません。

そのため、ある程度知識が身についた状態でなければ有効活用は難しいでしょう。

登録販売者試験に挑戦する際は、まずテキストを使って基礎知識を定着させることが大切です。

一定の知識が身についた状態であれば、過去問を解いてわからなかった箇所だけをテキストで確認すればよいため、効率よく対策を進められます。


「手引き」が変更される可能性がある

登録販売者試験は、厚生労働省の「登録販売者試験問題作成に関する手引き」をもとに作成されています。

注意が必要なのは、手引きに変更が入る可能性があるという点です。

過去問の対策は効果的ですが、一部の問題はすでに出題範囲から外れていたり、内容が変更になっていたりする可能性があります。

基本的には市販のテキストや通信講座などを利用して最新の情報で学びつつ、仕上げに過去問を利用するといったスタンスがよいでしょう。


まとめ

本記事では、登録販売者試験の過去問について、ダウンロードの可否や効果的な活用方法を解説しました。

ポイントをまとめると以下の通りです。

  • 登録販売者試験の過去問は各都道府県の公式サイトからダウンロードできる
  • 過去問の傾向から、医薬品に関する問題の難易度が高まっていることがわかる
  • 過去問対策では、最低3年分の問題を繰り返し解くのが効果的
  • 過去問には解説がないため、まずはテキストで基礎知識を身につけることが大切

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